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大連立否定の立憲、参院選に焦点も目標は控えめ 政権交代への道筋は
2025/1/7 06:30深掘り 972文字先の衆院選で自民、公明両党が過半数割れして「少数与党」となった石破茂政権。首相は2025年度予算案を野党の協力を得て年度内に成立させ、7月20日に想定される参院選での勝利を目指す。しかし、多くのハードルが待ち受けているのが実情だ。 関連記事 石破政権、参院選へ綱渡り 予算に会期末、低姿勢も試練続く
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立憲・野田氏、外交・安保に注力 旧民主党政権の不安払拭に躍起
2024/12/30 05:30 1369文字立憲民主党の野田佳彦代表が外交・安全保障分野に力を注いでいる。国会質問で積極的に取り上げ、海外要人との面会も急増している。立憲の源流となる旧民主党政権は外交・安全保障で苦慮したが、圧倒的な野党第1党として政権担当能力をアピールしたい狙いが透ける。 2024年12月3日午前、野田氏は重徳和彦政調会長
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「スケープゴート」「先送りできぬ」政治家たちの言葉2024/前編
2024/12/26 08:00 2381文字2024年は日本の政界にとって激動の年となりました。派閥の政治資金パーティー裏金事件で自民党は大きく揺らぎ、岸田、石破両政権は国民の信頼回復と、党内の求心力維持の間で苦しみました。自民、公明両党は30年ぶりに衆院で過半数を持たない「少数与党」に転落し、国会のあり方も様変わりしました。喜怒哀楽の詰ま
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自民公明の姿勢に変化 数の力→合意形成 “多弱”光った宙づり国会
2024/12/24 17:20深掘り図解あり 1425文字過半数を占める勢力がない「ハングパーラメント(宙づり国会)」となった臨時国会が24日に閉会した。第2次安倍晋三政権以降の「1強多弱」時代に見られた与党が数の力で押し切る国会の風景が一変し、野党の主張を取り入れ、与野党が合意形成を模索する姿が目立った。 ◇立憲中堅「自民の姿勢が変化」 政治資金規正法
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政策活動費廃止、与野党一致で可決 企業・団体献金は野党そろわず
2024/12/17 20:52 944文字野党7党共同提出の政策活動費廃止法案などが可決された衆院本会議に先立ち、17日にあった衆院政治改革特別委員会の採決では、立憲民主党などに加え、自民、公明両党も同法案に賛成した。自民が立憲の要求を「丸のみ」する形となった一方、立憲が「改革の本丸」と位置づける企業・団体献金の採決は見送られた。 立憲の
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「改革の本丸」企業献金、決着先送り 議論平行線、野党足並みに課題
2024/12/16 21:33深掘り 1525文字政治改革の主要論点で与野党間の主張に大きな隔たりがあった企業・団体献金のあり方について、今国会での法整備が見送られることになった。自民、立憲民主両党が「2024年度末までに結論を得る」ことで合意する見通しとなったものの、更に先送りされる懸念も残っている。 「残念ながら、まだ与野党間での協議が整って
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わかりにくい?最大野党の自負? 立憲、補正予算案で「奇策」の裏側
2024/12/15 05:30 2284文字10月の衆院選で自民、公明両党が過半数を割り、ハングパーラメント(宙づり国会)の状態となった国会で、野党第1党の立憲民主党が主導権を握るための試行錯誤を続けている。12日に衆院であった2024年度補正予算案の採決では、能登半島支援に向けた修正を政府・与党側にのませる一方で、その修正が反映された予算
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立憲は復興予算で面目、自民は来年度予算見据え秋波 補正予算案可決
2024/12/12 21:08 1329文字少数与党となった石破政権の下、2024年度補正予算案が12日、衆院本会議で可決された。立憲民主党や国民民主党の主張を受け入れ、「宙づり国会」の衆院で最初の議案を通過させたが、政権運営の見通しが立ったわけではない。今後も野党各党に秋波を送り、連携を模索することになりそうだ。 「少数野党の時は政府に求
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法案乱立の政治改革、れいわがキャスチングボート 過半数のカギ
2024/12/10 21:09 1385文字衆院政治改革特別委員会が10日スタートし、政治資金規正法の再改正などに向けた議論が本格化した。共同提出も含めて計9本の法案が提出されたが、いずれも提出会派だけでは過半数に達せず、どの法案が成立するかは見通せない。過半数獲得に向けた駆け引きが続く中、与野党の注目を集めているのが衆院選で9議席を獲得し
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紙頼らず答弁、石破流「熟議」を模索 「聞いているふり」との指摘も
2024/12/7 08:30深掘り 1278文字石破茂首相は6日の参院予算委員会で、官僚が用意した紙に極力頼らず自身の言葉で答弁をつむいだ。少数与党となり法案成立に野党の協力が欠かせなくなった「宙づり国会」の状況を踏まえ、首相なりに「熟議」の形を模索しているようだ。しかし長々と自説を語った上で具体論には踏み込まないことも多く、野党から「聞いてい
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選挙ポスターでの名誉毀損や広告、禁止に 公選法改正の要綱案判明
2024/12/5 18:56スクープ 751文字選挙ポスターの掲示板に候補者と無関係な広告などを並べる「掲示板ジャック」問題を受け、ポスターの品位保持を求める規定を新設した公職選挙法改正の要綱案が判明した。他人の名誉を傷つけたり、善良な風俗を害したりすることを「品位を損なう内容」として禁止。営利的な広告や宣伝をした場合は100万円以下の罰金とす
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宙づり国会で衆院可決に意欲 野党7党が政策活動費廃止法案提出
2024/12/4 21:10 1099文字立憲民主党など野党7党は4日、使途の公開義務がない「政策活動費」を廃止する政治資金規正法改正案を衆院に共同提出した。衆院選で自民、公明両党が過半数割れして「少数与党」となったことを踏まえ、今回提出した「野党案」を衆院で可決させたい考えだ。近く始まる衆院政治改革特別委員会で、野党案への賛同がどこまで
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立憲・野田代表「熟議と公開」要求 開かれた国会審議、活性化狙う
2024/12/2 21:04深掘り 1509文字衆院選で自民、公明両党が過半数割れした後、国会で初の本格論戦となった代表質問に、野党第1党の立憲民主党の野田佳彦代表が臨んだ。かねて密室での与党の事前協議が国会審議を形骸化させていると批判しており、石破政権が少数与党に転じたことをテコに「国会の風景を変える」と意気込む。「熟議と公開」による審議の活
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首相歩み寄りも、分かれた野党の対応 国民と立憲の温度差鮮明に
2024/11/29 21:22深掘り 1220文字野党の意見を丁寧に聞き、幅広い合意形成を図ると29日の所信表明演説で強調した石破茂首相に対し、野党各党の対応は分かれた。中でも、いずれも10月の衆院選で議席を増やしながら、与党に接近する国民民主党と、対決姿勢を強める立憲民主党の温度差が鮮明になった。 国民民主の玉木雄一郎代表は演説後、「野党の協力
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少数与党、薄氷踏む国会運営 補正予算と政治改革、乗り切れるか
2024/11/28 20:00 1346文字石破茂内閣は28日に召集された臨時国会を、1994年の羽田孜内閣以来、30年ぶりに衆院で過半数を持たない「少数与党」として迎えた。2024年度補正予算案を成立させ、「政治とカネ」を巡る問題の「年内決着」を急ぐ与党にとって、政治資金規正法の再改正などの政治改革の実現が最大の山場となる。会期が12月2
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与野党間を揺れ動く国民民主 「部分与党」とも 野党協議には欠席
2024/11/27 20:32 1089文字衆院選で自公が過半数割れし「少数与党」となった国会で、国民民主党の政府・与党への接近が目立っている。これまで経済対策や「年収103万円の壁」を巡り自公との協議を重ねてきたが、27日に開かれた政治改革を巡る野党協議には加わらず、立憲民主党をはじめとした野党との協力は進展していない。 「政治改革は与野
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成熟しきれない議会政治の元は… 安住淳衆院予算委員長・一問一答
2024/11/25 23:12 2447文字28日に召集される臨時国会を前に、立憲民主党の安住淳予算委員長が25日、毎日新聞の単独インタビューに応じた。「野党の味方ではない」と公正・中立な委員会運営に努める考えを示す一方、政府側にはぐらかしたりごまかしたりするような答弁をしないよう注文を付け、議論の活性化を促した。衆院選で与野党逆転したこと
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壁引き上げ幅巡り 「もうごまかされない」 自公国の駆け引き続く
2024/11/22 20:21深掘り 977文字政府の総合経済対策には「年収103万円の壁」について「引き上げる」との文言が盛り込まれた。少数与党になった自民、公明両党が国民民主党の要求に応じたもので、自公は代わりに経済対策の裏付けとなる今年度補正予算案に賛同してもらう約束を取り付けた。ただ、「壁」をいつ、どれだけ引き上げるかまでまとまったわけ
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企業献金巡る野党案まとまらず 立憲など禁止主張も、国民は一線画す
2024/11/21 21:59深掘り 1064文字自民党が21日大筋で了承した政治改革案は、6月に成立したばかりの改正政治資金規正法の再改正を念頭に置いたものだ。政治改革への後ろ向きな姿勢が衆院選大敗の一因になったとされ、改正法で先送りした課題に再び向き合わざるを得なくなった。ただ、野党が「改革の本丸」と位置付ける企業・団体献金の禁止には踏み込ん
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「少数与党」の試金石 3党協議で国民、公約前進の一方リスクも
2024/11/20 20:27深掘り 1185文字衆院で過半数を持たない「少数与党」となった自民、公明両党にとって、国民民主党との政策協議は今後の政権運営を占う試金石だった。「年収103万円の壁」の見直しなどで譲歩することで補正予算案成立への協力を引き出し、与党内には「政権維持に向けたレールを敷くことができた」(自民関係者)などと安堵(あんど)感
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