
1945年6月10日朝、日立市上空に100機以上の米軍爆撃機B29が飛来し、軍需工場だった日立製作所海岸工場を標的に1トン爆弾806発が投下された。工場は休日で、空襲警報発令時の出勤者は平常の10%程度の1060人だったが、それでも従業員634人が死亡。周辺住民を含めると計1275人が命を落とした。
工場敷地内に今も残る1トン爆弾の着弾痕は直径20メートル。深さは当時10メートルもあったという。焼夷(しょうい)弾は日本の木造家屋を焼き払うことを目的に使用されたが、1トン爆弾は地上の工場だけでなく地下の構造物まで破壊するために投下されたとみられる。
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