名人戦

6人でプレーオフ 下位からトーナメントで実施

A級順位戦プレーオフの組み合わせ
A級順位戦プレーオフの組み合わせ

 静岡市葵区の浮月楼で2日行われた第76期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の最終11回戦5局は、6勝4敗で11人中6人が並び、佐藤天彦(あまひこ)名人(30)への挑戦権をかけて史上初の6人によるプレーオフが行われることになった。

 首位を走っていた久保利明王将(42)と豊島将之八段(27)がともに敗れ、最終局に勝った稲葉陽(あきら)八段(29)、広瀬章人八段(31)、佐藤康光九段(48)と、この日対局がなかった羽生善治竜王(47)が6勝で並んだ。

 静岡市などが後援して行われた地方開催の順位戦は大波乱の展開となった。4月11日に開幕する名人戦七番勝負で、佐藤名人への挑戦者はプレーオフ5局の結果を待つ。

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