そんな感じで、まぁ、去年の8月くらいに買ったけど、色々と分け合ってできなかったゲームとでも言うべきか。まぁ、そんな感じで、よるのないくに2なんですけどね。
また、前回以上に、キャラクターが増えた分、百合描写もアップしていたりと、そういう部分がほっこりしたりしますね。
キャラクターの素の部分、主人公のアルーシェを含み、ルーエンハイド、リリアーナと、この三人が物語の中心に立って、そして、周りには仲間達が多くいるという状態が、凄い良かったんですけどね。
良いですよ。
親密度を上げるたびに、画面の二人の描写が色々とね。
ゲームシステムも前作より改良されている部分がありながらも、アーナスのような変身が無いのが、ちょっと辛かったかな。アーナスの変身要素も凄い好きだったから、あぁぁぁぁ……ってなったりする。リリィシステムとか、親密度を上げるたびに脱ぐのはレズセックスの暗喩だな。
そこは、見てからのお楽しみって感じですがw
何て、そんなことを思ったりw
従魔たちの個性とか、そういう部分も見ていて楽しかったなー。
キャラクターも声優さんの熱演とかがあって非常に良かったんですよね。皆、百合可愛いし。
アーナスは、相変わらずリュリーティスが大好きだし。
ってか、大好きで大好きで仕方ないような感じが……口から色々と語られているのがね。良いよね。
まぁ、また、余計な男キャラとか出さなかったのは良かったです。
また、ラスボスに訪れた悲恋の百合とかね。そこは、男と言う障害ではなく人間誰しもが持っている邪悪さや憎しみが生み出してしまった悲劇が辛い。ここは、敢えて断片的に語られる二人の妖魔の女と人間の女のドラマと言うのが悲しくも切ない願いと言うのが全体的なテーマとなって、そして、それが、物語全体の悲劇へと繋がっていく。それが、トゥルーエンディングの哀しみに繋がっていくんだろうなー。
そういうことを思うと泣けてきます。
そこから生まれた悲劇が少女たちの運命や恋心すらも狂わしていく。それが、人間の生み出す元来の醜さと直結して、それが悲恋へと繋がっていく流れもありました。
あと、石川賢の漫画を読み終えたような、そういう気分にもなったりとね。
まぁ、凄い楽しかった。大雑把に言えば、凄い楽しいゲームだったことは言うまでもないです。
さらに全体的に言えば、自分は、このゲームは大好きだけど、でも、それは甘い評価として、このゲームが前作と並ぶし大好きなタイプの百合だからって部分も強いです。石川賢の描く虚無戦記を読んでいるような、そういう部分を感じますね。
トゥルーエンディングを含めて全部、見たんですが、なんか、虚無戦記のような、新ゲッターロボのような終わり方で、これを百合でやると、ここまで切ないのか……って思いましたね。
原作のゲッターロボで竜馬が真ゲッターと一緒に火星に行って、そのまま帰ってこない展開があって、それで従来の戦友である神隼人は地球に置いてけぼりを食らうんだけど、そういう意味でルーエンハイドも、そういう気持ちだったのかなーって。そういうことを見ていて思いましたね。
あの流れを百合でやると、本当に切ないんだな。
と、トゥルーエンディングを見た後に思った、この虚無感は凄いですよ。感動とか、そういうもの以上に、虚脱感?虚しさ?それがあるんですよね。
その後に、キャラクターの後日談があるんだけど、逆に前向きなのが凄い余計に哀しみと言うものがある訳ですよ。
こういう流れが私を痛く心を締め付ける。
その哀しみが色々とね……
人ではないものと人の恋愛、そして、その人ではない存在は人類に脅威を与える存在だからこそ余計に迫害をしてしまう、帰ってきたウルトラマンのメイツ星人のドラマにも通じるものがありますね。そして、ラスボスは憎悪を募らせて世界を破壊するために再度、動き出す。
この流れが物凄く切ないのね。
だからこそ、ここからのトゥルーエンディングの流れが、余計に辛い。
点と点が一つになって線になった時、この物語の切なさを知ってしまうような、そういう部分が垣間見えますね。
そして、取り残された者達の未来を見るのも辛い。
ただ、その切なさゆえに、よるのないくにのスタッフは、よるのないくに3を作らなければならないと、私は思う訳ですよ。全作が法被エンドだったから。ってのもあるし、このトゥルーエンディングでありながら、ハッピーエンドではないというのは、やっぱり、百合好きとしては、もっと欲しい!って思えてしまうのです。
人と人が出会うのは素敵な奇跡。だからその瞬間を宝物にしてとっておきたくなっちゃうんですね。
でも、それを人が全てを壊してしまったというのは哀しみしか無いですね……
そう言った物語が、酷く虚無感で胸を満たした。
でも、この悲劇が無ければアルはルーエやリリアたちと出会うことは無かったと思えば思うほど、この複雑に絡まった因果と言うのは考えるだけで胸を締め付けるモノがありますね。
さて、キャラクターとしては……
・アルーシェ実は……みたいな部分が、それなりにある主役だった。
漫画版だと、基本、あほの子とでも言うべきか(・ω・)
いや、そこは、どうでも良いんですけどね。
半妖になった少女としてルーエンハイドの奥底に眠る感情を理解しているのか、していないのか……まぁ、他人の感情においてはさ。
鈍いような気がする。
それでも良い子だから惹かれるんだろうけどね。
ついでに、ルーエンハイドに酷なことを押し付けたりと……
リリアーナといちゃついたりと。
ただ、彼女の中にはリリアーナが常にいるような、その思いがルーエンハイドがアルに対する恋心を隠し、あるに対する運命を握る展開になったのだと思うと皮肉。
・ルーエンハイドアルーシェが主役なら、ルーエンハイドは主人公って役割な気がする。クールに見えるけど、クールに徹しきれない光の騎士と呼ばれている金髪美人さん(つ=ω=)つ
所々、アルーシェに対して可愛い部分を見せるのが最高に百合可愛い。ってか、この作品のキャラクターの中で個人的に一番好きな登場人物が彼女。
だからこそ、彼女のトゥルーエンディングにおける彼女はとても胸が締め付けられるものがある。
それで、彼女は素直になれないんだ。
アルーシェに対して。
だからこそ、所謂、本心はあるけど、それを押し殺して戦いに挑む人間とみられてしまっている部分があって、それも否定はするんだけどね。
でもね、それでも、アルーシェに対する本心を出来るだけ表に出さなかったせいで、アルーシェの運命を握る存在に泣てしまったのは、哀しみしか無かったなー……
とにかく、彼女が主人公として目立つ部分が多くてね。ヒロイン以上に目立ってる(・ω・)
・リリアーナ茅野さんが演じる百合作品の女性キャラクターって強い。
あまんちゅ!でも、思ったけど、彼女もそうだったw
ついでに、彼女がヒロインである。
ついで扱いじゃないけどね。
物語の中核を担う存在だけあって、結構、辛いものがある。
彼女も彼女で、花嫁として……
いや、これは言わない方が良いな。
何ていうか、この三人は漫画版を読むと、その幸せな生活の一つ一つが宝石のような思い出で繋がってるから、トゥルーエンディングを見るたびに辛くなるんですよね。
平和の中で生まれる幸せと、それが壊されることで知る大切さ。
これが根本的な作品の基礎でもあるからこそ……
・カミラ・有角公式ホームページを見て一番気になったヒロイン。
前作だと似た名字の男がいたけど、特に語られることは無いです。
ルルド教団の長(左の画像の人)とは物凄く仲が良いんですよね。
何気に電話で会話するシーンは、こいつら仲が良いな感が強い。
何気に学校も同じだったそうでw
科学者故にクールな部分もあるけど、基本は、アルーシェたちの頼れるクールなお姉さんと言う部分が見ていてほんのりしますし、その奥にある人としてのカミラのドラマは大好きですね。
アルーシェのことを実験材料とか言いながらも……
本心では……
って部分が見え隠れするのも、やっぱりいい。
ついでに、アルに血を吸われるシーンが結構、官能的。
・ヴェルーシュカ一回しか戦わないです(・ω・)
結局、その一回だけなんですよねー。
まぁ、長く続けるのもあれなんですが。
教団に入る以前から神体改造を受けており、そのため寿命が削られてしまっている。また、人間的な感情が乏しく機械的な、そう言う少女。
そこから、彼女が感情を取り戻す話が、彼女のリリィクエスト。
そして、アルーシェに懐く猫のような女の子ですね。
・ミュベール皆の憧れの隊長。
半妖になったんだけど、物語が始まる前にはすでに……
って、感じでアルーシェの先輩騎士だった女妖魔。
個人的に妖魔だった時代の、アルーシェを闇に誘う部分は結構、官能的で魅力的。
そこが好きなんですけどね。
何気に、半妖になる前のミュベールとかが見えたり、やっぱり、そう言うところでも端正な顔立ちですよ。
リリィクエストは何気に、そんな過去はちょっと語られる程度で……
強くなるためのどうのこうの。
なんか、基本、脳みそが筋肉で出来てそうな( ・ω)
そういう会話が多い気がするのですよ。
いや、マジで……
ま、まぁ、あの、うん……そんな感じで。でも、アルーシェの考えているところはずばりと当てて、それなりに助言を出したりと、ちゃんと先輩戦士としては、そこにある。
・エレノア最初は、そうでもなかったのに、いざ、リリィクエストを始めるとかなり百合可愛い女の子でした。
百合可愛い……
これ、結構、だいじですよ。
とりわけチョコの実力は妖魔や邪妖の間でも評判になるほどで、クリスもファンの一人。至高のチョコで魔の者たちとの間も含めて争いをなくせたらと真剣に考えている。
リリィクエストで、その経緯を聞いて応援してあげたくなる。
アルーシェに猫のように付き従う姿は見ていて可愛いですよ。
・ヴァルデロッササディスティックでドSレズなお姉さん(・ω・)
所謂、敵の女幹部と言う立ち位置で、結構、あれ(・ω・)
たかはし智秋さんの熱演が素晴らしいです。
女幹部らしく、結構、もう、サディスティックでドSレズ感が強いです。
ルーエンハイドへの拷問シーンは……
凌辱レズの分野として、キルタイムコミュニケーションの百合作品よりもレベルが高いかも。
・アーナス前作の夜の君になった半妖だけど、完全な妖魔になった主人公。
今回はリュリーティスが出てこないけど、月の女王にさらわれて逃げてきた……
けど、それ以降はどうなったか解らないから、これから探す。
ってところで、アーナスの、よるのないくに2における物語は終わる訳で。
過去に尽きの女王と戦ったらしくて、それで色々とあったらしい。恐らく、彼女は、EX1のエンディングの世界のアーナスなんだろうなーとか、そんなことを思ったりした。
それで拷問を受けたらしいです。
月の女王は自分と似た存在に何を思ったのだろうとか考えると、結構、辛いものがあるし、そこは描いてほしかった部分も自分の中では大きいです。
ついでに、今回最強のパートナーですね(・ω・;)
さて、まぁ、妖魔になるアルーシェが人を愛することでどうなってしまうのか。そういう時間との問題をアルーシェに教える役どころと言う先輩らしい活躍をします。寿命が異なると言う部分で色々と思うところはあるわね。そこはアーナスとリュリーティスの課題も色々とあるね。
ある種、マルヴァジーアと真逆の存在。
そういう価値観が真逆の存在だからこそぶつかるのは時間の問題だったんだろうなー。マルヴァジーアの周りにも、前作や今作のような登場人物がいれば……そう思わずにはいられないんだなー。
以下、よるのないくに2において残念だと思ったところ!ネタバレとかあるから注意!