ホテルの最上階、この週末においてホテルと言うのは女たちの嬌声がビルを振動させるほど響き渡る。この日は立場も何もかも忘れて、女同士の快楽に更けて激しい淫液の嵐が吹き荒れる。
「ああ、ケツマンコに、モリガンの触手チンポ入ってくるぅぅぅぅぅっ!」
「お”っおっおっ……んほぉぉぉぉぉぅっ!」
モリガンの触手がレディ・レディのアナルを蹂躙するように掻き回す。
二人が菊門を絞めるたびに触手の先端から芳醇な牝汁が体内に直接放出されて、より滑らかに蠢き相手を容赦なく嬲る。ぐにゅぐにゅとした容赦のないピストンがレディ・レディの柔肉が大きく波打ち、そのたびに貫かれるような衝動が肉体を襲って目の前が真っ白になるほど甘い快感電流が肉体を駆け巡り、びくっと肉体を跳ねさせた。絶頂したのだ。痙攣したかのようにぶるぶる震えて、快楽のさざ波に肉体が支配され触手が蹂躙していない魅惑の穴から飛沫が吹き上がる。
それでも容赦なく触手は蠢いて、レディ・レディの顔が蕩けるようにだらしない顔になって、それでも、この心地よさのたまらなさに舌を絡ませあいながら互いの唾液を混ぜ合わせあい嬉々として飲みあった。
まるで、自分の体内に蛇がのたうちうねり這い回っているような感触は快楽の虜になってしまったかのように生物的な動きが、モリガンの意思によってメスの肉体を知り尽くした場所に細やかなイボ状の物体を浮きださせて、弱い部分を何度も何度も擦り上げる。窒息して、意識まで失ってしまいそうなほどの快感電流が脳天を突き刺して動物的な嬌声を上げても、なお、止めてくれない。
「おぉぉっ!おおんっ!ほぉぉぉぉおおおっ♡♡♡」
「はぁぁぁぁっ♡♡いぐぅ!いぐっ!また、いぐぅぅぅっあぁあぁぁっ!?」
白目をむいて、涎を垂らしながら、とめどなく淫らに咲いた肉花弁から潮吹きが止まることなく溢れ出し、性欲処理の道具のごとく乱暴に扱われる初めての経験。一方的に蹂躙される牝同士の交尾に酷く興奮し、豊満な肉体同士が揺らめきながら乳房が潰れあい、濃厚なディープキスを行いながら隆起した大粒乳首同士が捏ね繰り回されるように身体を揺さぶった。
「二人とも、私の触手がアナルにズボズボ……」
じゅぶ、じゅぷじゅぶ、肉体を穿り回す音から生まれる羞恥など簡単にスパイスになってしまう。既に身体から浮き出る熱はオバーヒート寸前で常に絶頂しているのに近い状態だ。
アナルから全身に駆け巡るようにモリガンの媚薬が全身に駆け巡り、モリガンの好きな肉体に書き換えられていく。排泄するような快楽、それが出たり入ったり、直腸内を直接弄繰り回す触手の動きに全身から噴き出る汗がべっとりとシーツを濡らし、ぶしゃぁぁぁぁ……と音がするほどに、この一室の床一面を淫液で濡らしたとしても終わることはない。
「Jも、レインも、とっても素敵……」
二人の痴態、触手から伝わってくる感度が、先ほどからモリガンの体内を駆け巡るケツ液を沸騰させるほどに二人の感度を受け継いだかのように濃厚な牝汁を噴き出しながら、他の少女達の淫部にかぶりついていた。
モリガンの触手は、触手が女を抱けば抱くほど、その分だけモリガンにも快楽がフィードバックしてくる。5人が絶頂を迎えれば、5人分の快楽がモリガンの体内を駆け巡り最高の愉悦になり、それが絶頂させるキーになる。淫魔であるがゆえに心地よく絶頂し、自分も気持ちよくなる手段が触手を通して繋がることに寄る快楽の共有は一度、覚えてしまえば本人でさえ病みつきになる。
当然、モリガンの肉体を通して繋がっている者同士、全員の快楽を共有することだってできる。
「あぁ、そんなに淫らな声が出ちゃうのね……とっても、すてきよ?私を初めてイかせた人間のアヘ顔で、私も、それだけでイっちゃうわぁ♡」
「だめぇ!そっちばっかじゃなくて、私もぉ!」
濃厚な今日の相手の一人である香澄夜空がべっとりと涎を纏った舌を出してモリガンの顔を両手で持って、無理やり唇を重ねた。ねっちょりとして暖かな、癖になってしまいそうなほどの心地よい感触を夜空は身を堕としていくかのように交差させたまま、離すことはできなかった。
唇を重ねて、舌先が合わさっただけで夜空の肉体が、それだけで絶頂してビクッと肉体が跳ねてエビぞりになってしまう。
キスしただけで電流が流れ込んだような激しい刺激、肉体全体を支配されて眷属になってしまったかのような刺激が突き刺した。 モリガンは、夜空を強く抱きしめながら…… 「サキュバスの唇と自分からキスするなんて、貴女も物好きね……」と耳元で囁きながら、そのまま、キスを止めることなく追撃するように、鼠径部に指を這わせて、くちゅくちゅ、卑猥な水音を響かせる。
水が染み込んだゴムまりの様に柔らかなく、ねっとりとした粘液がモリガンの指を包み込み、奥にある媚肉が、それこそ触手の様に絡みついてくる。
「夜空、貴女のおまんこは名器だわ。」
淫裂の開港口から溢れるムラッとした熱気が心地よい。淫液がぐちょぐちょと音を立てながら溢れっぱなしになっている卑猥さ。スムーズにモリガンの指を受け入れて、掻き回されるたびに粘膜を撫でるような感触が夜空を狂わせて、使われていない指は膣縁を撫で上げるだけで甘美な嬌声がモリガンを心地よくさせる。
(モリガンでグチョグチョになったオマンコの音、いやらしい淫らな言葉、いっぱい浴びせてぇ!)
「あぁん、モリガン、私もモリガンにしてほしいの……オマンコが疼いてるの。オマンコの入り口を全部マン汁でベチョベチョなんだからぁ……」
「モリガンさん、私も……」
すかさず、横から夜空の妹である真昼が、その彼女である小春が夜空の痴態を見て我慢できなくなって縋ってきた。
動物的な嬌声がモリガンの耳を撫でる。
「あぁん、モリガンさん私も見て……」
「夜空も甘えん坊さんね。でも安心なさい、貴女は、あの二人の声を聴きながら、今日は一晩中、可愛がってあげるわ。貴女の顔を醜くさせるほどの快楽を、オマンコにも、アナルにも、おっぱいにも、全身に味合わせてあげる。」
まるで、交尾をしているかのような、セックスと言う言葉が上品と思えるような、欲望の貪りあいと言うのはモリガンが一番好きな形といってもいい。
互いに牝になって、暴力的に食しあう。
少々、視線のようなものを感じるが、大方、それは自分たちを見つめて一人慰めている発情者だろう。
なら、もっと見せつけてやろうとでも言うかのように、モリガンは外にいるであろう住民に微笑んだ。
「皆、一緒に気持ちよくなりましょう!」
その言葉と同時に触手と指の動きが苛烈になる。
的確に少女たちの弱点に触れてモリガンに触れた全員が魅惑のダンスを繰り広げる。
それは、モリガンに一番、愛されたいと求愛するような行動に見えた。モリガンも、そんな彼女たちの前に気持ちよくなりたい、気持ちよくさせたいという衝動が動き出し、蟹股になって、自分の淫部を「くぱぁ」と音が聞こえるほどに淫部の縁縁から粘液の糸がとろぉっと広がり、ぼたぼたと淫液を垂らしている。
「私が……」
とか細く消えた夜空が大きな口を開いて、自分がしてあげるとでも言うかのように卑猥な顔を浮かべていた。
「モリガンのおまんこアピール、私がしゅるぅ!」
それに合わせてモリガンも夜空の誘いを断ることなく自分の愛撫を夜空に任せて強烈な淫臭が夜空の愛撫が無意識に過激になる。舌が性器を容赦なく掻き回し「んっ……夜空の、おまんこ顔に跨っちゃったぁっ!」と言葉を吐いた瞬間、夜空が主の太ももをがっちりと固定し、無理やり押し付けるように跨った。
本当は膝立ちの様にするつもりだったが、夜空のサキュバス淫部とキスや「ちゅるちゅる……じゅるるるう」と言う淫液を啜る音に乳首の先端が思い切り膨れ上がって母乳が溢れ出る。
自分の淫液を啜る音に高揚し、夜空の顔の上で卑猥なダンスを嬌声と共に踊ってしまう。自然と、口から直接モリガンの媚薬になる淫液を摂取するのだ。それだけで夜空は暴走気味になる。毎秒ごとに意識が弾けるような絶頂が何度も遅い、それが触手を通して、全ての少女達にフィードバックされて大きな飛沫を上げて、なお、休むことが許されない無限絶頂へと導かれる。
「あぁ、モリガンさんの先端からおっぱい、でてるぅっ!」
「真昼と小春が、私の母乳のんでぇぇぇ!」
サキュバスの母乳は、それこそ体内は、それこそ触手から出されるものより濃度の濃く甘い媚薬を直に取り込むこと……しかし、今は、そんなことよりも、モリガンを味わい尽くしたいと言う欲望が乳首を甘噛み攻めし、夜空もクリトリスを甘噛みして痛みの走る場所に唾液を纏った舌先が優しく撫で上げて、さらに吸い上げる。
それだけで意識が昂り高揚が止まることをせずにモリガンの肉体がピンと張る。夜空は、それでも性欲に支配された思考を手放そうとせずに淫らで艶美な顔を埋もれたモリガンの淫部の舌で浮かべながら、先ほどキスした唇で淫部を転がして舌先で何度もキスをした。
「ふみゅぅぅぅう、うぁぁぁぁぁんっ!」
一瞬、白目を剥いて歯を食いしばろうとするものの、それでも意識が夜空に吸い込まれてしまいそうなほどの快楽にパッと口を開いた瞬間に「ひぃぃぃぃぅぅぅぅっっっっ!?イグッ、イグッイグッぅぅぅぅぅぅっっっ!」と悲鳴のような嬌声を上げて、さらに、それが女たちに放たれたモリガンの媚薬液が活性化し、華が散るかのように大きな絶頂を少女たちは迎え、そのままこと切れた。
腰をがくがくと振るわせて全身から抑えきることの出来ないほどの絶頂汁を噴き出していた。
触手に挿入された少女たちは灼熱の媚薬淫液がアナルから一気に満たすほど放出されて暫くは抜けきることのできないであろう媚薬が染み込んだ。
これは、明日も、明後日も……
モリガンの背中から生えた蝙蝠の羽が変化した触手たちは淫魔の本能ゆえに倒れた少女たちのアナルから離れて先端がぱっくりと開いて淫部に食いついた。ぽ
っかりと開きっぱなしになったアナルからは、どばぁぁぁぁっとまるで滝のように放出された媚薬淫液が流れていた。新たな絶頂が肉体を襲い跳ねた瞬間、モリガンはこと切れる瞬間に見逃すことはなかった。ここ最近、自分たちのセックスを覗いている……
蝙蝠のような恰好をした……女を。

辺りを一瞥するように蝙蝠女とモリガンが呼称した発情女は、自分の目下に輝く最高の欲望街を見回した。
彼女は世間ではバットウーマン……そう呼ばれていた女を照らすネオンが人を未知への快楽で酔わす毒の様にけばけばしく眩さがケイトの中にある牝としての本能を掻き立てる。このネオンの奥にある世界はレズビアンと言う性欲と本能を餌を対価に、この街の牝たちは蛹が蠢き蝶になって極上の快楽を与える性風俗街。この女性専用、いや、レズビアン専用の風俗しかない深夜の街並み。
それが、当然のように。
そして気持ちが悪いほど犯罪者がいない。
それは自分が、異常なまでに犯罪率の高い場所にいたからなのだろうか。それゆえに抱く、この世界と本来の世界の乖離に気が狂いそうになる感情が性欲になって本来の任務を忘れて……
「んあぁ……また、プッシーが……」
ジッパーを下す金属が金切り声を上げる音がむなしく響き渡り、その音は、この世界の欲望によって掻き消される。自分の存在に気付いているのか、気づいていないのか、ベランダに出て乳房を愛撫しあい、唇を重ねて嬌声が何重にも重なって肉体が一気に灼熱を纏う。
この女が見下ろす世界はソドムやゴモラにでも映っているのだろうか。
いや、楽園に見えるかもしれない。
真っ黒いスーツに蝙蝠を思わせるような仮面と翼からはだける肌はじんわりと汗が浮き出て、肉体を濡らす。下腹部は、汗と淫汁が混ざり合って、どれほど、この世界で自分は発情しているのかを自覚するだけで興奮してしまう。変態になってしまったかのような身体、バットウーマンなんて呼ばれていた女は、既に、その名前の意味すら忘れてオナニーに耽る猿になり果てる。
「乳首の勃起、収まらない……ぃぃぃぃいひぃぃぃいっ!」
乳首を抓み捻るだけで、まるで失禁してしまったかのような牝汁がどばどばと音を立てるように……
バットウーマンの嬌声も夜の風と他の女たちの嬌声が掻き消していく。心地よくて幸福に包まれた女たちの嬌声。特別、この街は犯罪のようなものが起きている雰囲気はない。
ただ、女が女を買って、変われて、幸福な一夜を過ごす女たち。一晩の恋愛で終わることもあれば、それが永遠になることもある。トラブルも少なく、バットウーマンなんて呼ばれている自分の今の格好が恥であり、この世界では娼婦のような姿か全裸が正装であるかのように、この街に暮らす女たちは常に混ざり合う。
世間の疲れから解放されれば、心地よい疲れが生まれる行為に身を委ねる。蝙蝠女は、まるで、この世界から自分の今、持っている力なんてものは必要ないとでも言われているかのような不安がある。
この世界に必要なのは正義ではなく性欲なのだと。訴えるように、バットウーマンである女はホテルに映る複数の女たちと息が保てなくなるまで卑猥な声を出し合う女たち。緑の髪の女が、多くのグラマラスな女たちを牝にしてとめどない嬌声で人を狂わせる。
そこに苦痛などなく、心底幸せそうな顔を浮かべて、淫語を叫びあいながら巨大乳を性欲剥き出しの弄りあい続けて理性崩壊、屋外でグチョマン自慰晒して貝合わせ懇願、尻のような乳房でパイズリを促しながら、貪りつくヤリマン本性を隠すことなく露呈する。絶頂エビ反りイキ痙攣止まらないガチ6P輪姦エンドレスSEX。野外で淫部を曝け出しあい、高速マンズリ、連続淫汁ぶっかけ……
「身体中が、エッチなお汁まみれになってるぅ……」
くちゅりと粘り気のある水音を響かせて脳髄に電流が走った感触に意識を奪われそうになった時だ。
「こんにちは。蝙蝠のコスプレをしたお姉さん。」
先ほどまでバットウーマンのオカズになっていたホテルの一室で複数の少女たちを相手にしていた女が目の前にいる。
「貴女も、ずいぶん……蝙蝠のコスプレ感……あるけど?」
心臓を鷲掴みにされたかのような驚きがあったが、そんなものは、目の前の相手を見てすぐに掻き消されていた。緊張があったが、それよりも性的な興奮が強い。この目の前にいる女に発情している。
このまま、肉体関係になれるだろうという期待すらある。
背中と頭から生えた二対の蝙蝠の翼以外は絶世の美少女と呼べるほどのプロポーションを強調するようなシンプルなドレス姿に見惚れてしまう。鏡を見れば、瞳の奥はハート型の炎が浮き出ているはずだ。
蝙蝠のコスプレをした女は、その女を舐めまわすように見つめて瞳は欲情した心を必死に隠そうとしているが、魔界の女王、淫魔であるモリガンは、その瞳の奥底に眠る性欲の炎を前にニヤッと口角を上げた。今にも、ドレスから零れてしまいそうなほどの乳輪が見え隠れする大きな乳房は生唾を呑む音が響き渡らせる。
(可愛い子。)
性欲に素直な子は好きだとでも言うかのようにモリガンは微笑んだ。
別世界ではクライムファイターか何かをやっていたのだろう。蝙蝠の翼には武器でも隠しこんでいるのだろうというのがわかる。この手の相手とは、モリガンも本来の世界で多く戦い、そして狩ってきた。しかし、目の前の女をモリガンは命を狩る気にはならなかった。狩るなら、その貞操だろうか。
黒いスーツ、仮面の下から伝わってくる情欲の臭いを隠すことは、まるで出来ていない。それは、彼女が、この世界で牝になっている証拠であり、子宮は女を求めて心地よい快楽電流が走り痺れている筈だ。
そんな牝としての本性を隠すことが出来ない彼女は、モリガンに対して何もすることはできない。
それに、ここ最近、感じていた視線の正体もわかっている。だからこそ。
「あら、だって私は……」
魔界の女王、そして淫魔であることを簡単に告げる。
「貴女ね?私のお楽しみをずっと見つめていたのは。」
「それは……」
「その様子だと、まだ、この世界に困惑しているようね。受け入れきることが出来ないのかしら?それとも、この世界に溶け込みたくて仕方ない感じかしら?」
どちらも正解だ。
魔界の女王と名乗った女の言葉にキャサリン・レベッカ・ケインことケイト・ケインは焦りのようなものを抱いていた。
この世界には知り合いが一人もいない。
バットウーマンとして、バットマン不在のゴッサムを守っていたはずが、いつしか、そんな街は存在しなくなり、ここは淫らさが司る世界へと変貌していたのだ。彼女にとって、今、理想郷ともいえる世界に。あるのは自分の住んでいた家だけであり、このスーツとヒーローとして行動するときに使用するハイテクな機器だけ。
一週間近く、この周辺を飛び回って世界を見ていたら、モリガン達の乱交を見てしまった。目の前で乱交をしていた中心人物から漂う、性の臭いがケイトの鼻腔を擽り、肉体がどんどん、変換されていく。失禁してしまったかのように、どろどろの淫汁が媚肉から作られ、そして溢れてショーツの中身をぐちょぐちょに濡らしてモリガンを悦ばせる。
「貴女が毎晩、私たちのセックスを見ていたこと気付いていたわ。外から出も聞こえるほど、大きくて可愛い声で気づいてほしいとでも言うかのようにおまんこアピールしながらオナニーして、私たちとの間に入りたかったのでしょう?」
「そう、そうなの……プッシーが疼いて仕方ないの……」
「耐えきれないものね。ヒーローとは言え、この世界では、貴女はなんであろうが、女が大好きな女だもの。レズビアン……さぞ、この世界の女を誘う空気の誘惑は中毒だったんじゃないかしら?ずっと、この場所にいたものね。初めて気づいたときから、ずっと、私たちを見てた。」
「気づいて……」
「貴女の、煮えたぎったようなマン汁の臭い、私を抱きたくして仕方ない臭いだったもの。」
「そうよぉ……おまんこしたい!プッシーを、ぐちゅぐちゅにしてほしいのぉ!」
「そうよね。貴女は、もう抗えないもの。」
モリガンはケイトに、この世界では犯罪などマイナス方面に働く欲望が、この世界では女同士のセックスにつながっている。ことをモリガンから全てが伝えられた。この世界の成り立ちは、全てはモリガンの憶測にすぎないが、ここは、それだけ正確に思えるようだけの材料がある。
実質、女性しかいなくても、この世界の女性たちはやるべき仕事はちゃんとしているし勤勉だ。
しかし、今、この夜になるとどこであろうともセックスの声がつんざくように響き渡る。
この世界は売春の許容、異様なまでの性風俗の数。
昼間は真面目に業務を行い、それが終われば女性専用の夜の蝶になる女たちも少なくない。そんな街に、いつの間にか、この世界は変貌していた。垂れ流しダダ漏れ女汁性交、それはケイトも例外ではなく……
「一週間も辛かったわね。耐えられないわね。私たちの姿を見て、ずっとひとりで慰めていたんだもの。」
「!」
顔を背けながらも赤らめる頬はモリガンの言葉に対する同意だった。
自分の世界が、あの犯罪だらけのクライムシティから、犯罪がゼロの代わりに、その欲望が性欲に変換される世界。クライムファイターとしての欲望と使命が性欲に変換される場所。
レズビアンと言う自分の性癖を淫らに受け止めてくれる、それは自分が当たり前の存在であるという心地よさ。モリガンを始めとする、彼女を慕うアイドルやグラビアアイドル顔負けのボディを持つ少女たちとの絡みは、ケイトのかつての欲望を彷彿させるものであり、そして、今、沸き上がり抑えきれず、それは黒い蝙蝠のスーツの下に大きな淫汁の染みを作らせるものだった。
「あ、貴女が、この世界をここまで変えたの?」
「そんなわけがないでしょう?この世界が、こうなったのは、途轍もない大きな力。私がいくら魔界の女王だとしても、そこまでできるわけがないでしょう?世界をつなげるシステムを作り上げた一人のマッドサイエンティストの実験中に、大きな力がいくつも重なって出来上がった、この世界。それによって、アイドルや、舞台少女、巫女、魔法少女……面白い子たちが、ここにはいるわ。」
絢爛豪華なドレスに身を包み、その完璧な身体をより一層に引き立てる。ケイトからすれば、攻撃の意思よりも、この卑猥な肉体とセックスしたいという欲望が生まれてくる。
今まで、ずっと、このスーツを纏って眺めていた苛烈で、過激で、それでいて美しい女同士のセックス。まるで、ハーレムの様に愛し合い、する側も幸福な顔を浮かべて混ざり合う。
「も、モリガン……我慢、できないの……早く、戻って……」
(あの子は……)
この世界に来て見たことある、トップクラスのアイドルの香澄夜空……悩ましい顔を浮かべたアイドルはテレビで見せる気品などなく、性欲に溺れた卑しい人間の顔。
狂おしいほどにモリガンの胸元に甘えて、マシュマロの様な柔らかさを表現するような愛撫を目の前で見せられて心底羨ましくて仕方のない顔は、もう隠しようもない。
(そんな、モリガンに、あんな……)
「おまんこアピール、さっきから凄いわよ?」
確かに、スーツの下は卑猥な汁で濡れている。
ぐっちょりとした淫汁の臭いがモリガンの鼻腔を擽りスーツの中に溜め込んだ官能熱はドロドロに熟した香りは、もうごまかすことが出来ない。
「いらっしゃい。えっと……」
「ケイトよ……モリガン……」
重くドロッとしたケイトにのしかかっていた何かがモリガンの口から放たれた甘く淫靡な吐息がケイトの背負っていた何かを溶かしていく。
「んっ、んぅ……あぁ……」
優しく唇を重ね感触を確かめやがて舌を絡ませあい貪るようにお互いの舌と唇を奪い合う。激しく絡み合う舌同士の濃厚な淫魔のキスに骨抜きにされていく。
そして、キスされるたびに「モリガンとセックスがしたい」という欲求が隠せなくなって、彼女は未練を捨てるようにバットスーツを脱ぎ捨てた……その身体は、セックスのことしか考えられない脂の乗った魅惑の身体に熟れ切っていた。
ケイトは注目の的だった。
何せ軍隊、その後に犯罪まみれの都市で凶悪犯罪者と戦うために鍛えられた肢体は引き締まっており、それでいて、女性的な部分は、この世界の空気に充てられてグラマラスとスレンダーを掛け合わせた、見事な理想体型。
それをモリガンが連れて歩いているのだから、カップルとしても絵になるのだ。
しかし、この世界で交わるということは、セックスフレンド以外、何者でも基本はないのだが。
「この淫らな宴の新しいお客さんよ。」
「ヒ、ヒーローをやっていた、ケイト・ケインです……皆様のセックスを見ていたら、私も混ざりたくなっちゃいました……」
蟹股になって、大洪水状態になっている淫部を曝け出してピンクの媚肉から溢れ落ちる淫汁を情熱的な視線で見つめられるだけでエビぞり絶頂をして仰け反らしてしまった。痙攣する肉体を晒して潮吹きする肉体を恥ずかしいとすら思わずにみられることすら快楽に変換されてしまう自分の変態性、それを受け入れて群がる女たちの姿が心地よい。
一週間、この世界の空気に使ってたまりたまった性欲を発散できる喜びだけで、バットウーマンと呼ばれていた女は一匹の発情した牝猫になったのだ。
「初めまして。私、香澄夜空……」
ケイトの姿に背筋に心地よい悦楽電流が走った。
夜空は、こんな女が、本来の世界では犯罪者相手に戦うヒーローをやっていたなどとは思えない淫らさが夜空を含め、この場にいる女たちを背徳の渦に叩き落す。
本来の世界では希望の象徴だった女が……自分達の手の中にいるのだから。

「ルカさん……おまんこの疼き、止まらないです……」
「私もだよ。アイム。」
来てしまった世界は心地よい。
自分と似たような声の女と何人もあった。
仲間たちを捨ててでも、この世界にとどまりたい欲望が女を愛した女の心を満たしていく。
全て彼女持ちで、そして、自分も……アイム・ド・ファミーユと言う女と二人きり。
ここは、どういう場所なのか、ルカ・ミルフィにはすぐにわかる……
女たちの嬌声が響きあう街、最上級の宝が覚醒しあう場所……