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高浜原発再稼働の動き 兵庫県民も事故被害当事者

■老朽原発 高浜1・2号機 再稼働への動き

運転開始から40年を迎えた関西電力高浜原子力発電所1・2号機(福井県高浜町)について、原子力規制委員会は2016年6月20日、運転を最長20年間延期することを全会一致で認めました。これを受けて関電は一連の追加工事を行い、来春の再稼働を目指しています。
原発事故の教訓から、運転期間を原則40年に制限し「40年超え運転は例外中の例外」とされたが、それがなし崩しにされようとしています。

高浜原発の危険性(外部リンク)


町議会 推進派の再稼働促進請願を採択

2020年11月12日、高浜町議会は臨時本会議を開催、地元住民や関西から駆け付けた市民たちの抗議の声に包まれる中、商工会などが求めた原発再稼働推進請願など3本が推進派の小幡憲仁議員(議席13番、当選5回、国民民主党福井県総支部連合会幹事、関西電力1978年4月1日から現在)をはじめとする賛成多数で採択しました。
反対は渡邊孝議員(当選11回、日本共産党)だけでした。
また、再稼働反対請願や熟議するように求めた意見など4本は反対多数で採択されませんでした

しかし、再稼働するには高浜町長、福井県議会、県知事の同意も得なければなりませんが、県知事が求めている使用済み燃料の県外搬出計画について、関電は具体案を示せていません。

危険極まりない老朽原発の再稼働を許さないために、地元で奮闘する反対派議員や住民とともに関西から、そして全国から声を上げていきましょう。
20201112_高浜町議会前抗議

■「地元」とはだれか!?関西全部が「被害地元」だ!

神戸は直線距離で高浜原発から神戸市役所までは直線距離約100km、放射性性プルームが神戸市域に流れ込んでくるのは最速約2時間(井戸知事県会答弁)です。
神戸も被害地元です!。
高浜原発事故

■広域避難・・可能なのか?

 改めて、原発立地住民だけが過酷事故時の当事者ではなく、若狭や京都府北部からの広域避難受け入れ先となっている関西自治体住民である私たちも事故時当事者であるということを確認しましょう。 
広域避難受入れ先になっている施設職員・自治体職員・警察職員・消防職員など関係機関の職員のみなさんは「自助」による自主避難はできません。
関西広域連合の原子力災害対策情報が下記にあります。
机上の避難計画が役に立つのか、事故発生の際に自分はどう行動するのか、考えてみましょう。
今や原発がほとんど稼働しなくても電力は十分に足りており、再生可能エネルギーへの転換も一層進みつつあります。原発は、原子力利権に群がる企業、人物以外にとっては、無用の長物、百害あって一利なしが明らかになりました。
何より有効な「原子力防災対策」は、一日も早く原発を停止し、核燃料を少しでも安全な方法で保管することです。
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