7月15日は、炎暑のなかでのマルイ前アクションを行いました。
誰も熱中症にならず、無事に終えることが出来ました事を喜び、参加されました皆様に御礼申し上げます。
アクションの〈一端〉をレポートさせて頂きます。
1.始めの挨拶~小橋さん
・ここ神戸から約90Kmの若狭で、今、3つの原発が動ています。
「原発の町を追われて」という映画で描かれている福島で起きたことは、明日にも私たちに起こるかもしれません。
・1㎏あたり100ベクレル以上は、ドラム缶に入れて厳重に管理しないといけないと決まっているのに、1㎏あたり300ベクレル(本来なら環境中にあってはならない汚染された土)を、たい肥に混ぜて使い、そこで育つ牛を人間が食べる!!という信じられないことが起きようとしています。
2.歌『GET UP! STAD UP!』~ピースメーカー&ヤマトースミス
梅田でのライブが、この後あるにもかかわらず、マルイ前に来て下さった渉さん(「ピースメーカー」)大きく盛り上がる曲でした。彼のスケジュールの都合で 初めのうちに出演して頂きました。★トークも光っていました!☆
・ 毎日暑いですけど、こういう時こそ問われています。
クーラーは、扇風機の30倍もの電力をくいます。
クーラーを緩めにつけて、扇風機でそれを拡散するなど工夫が必要。「安心安全で暮らしたい。」という願いは全人類同じです。それをどれだけクリエイティヴな方法でやっていくか。
「原発1基に1兆円かかります。お金の使い方、間違ってるでしょ!」
3.詩の朗読『米のとぎ汁』~望月
終戦の年に生まれ、戦後の食糧難で、5か月半の短い命を終えなければならなかった姉の倭文子(しずこ)のことを初めて詩にしました。
終戦の食料事情の不安定な時代でなければ、当たり前に育っていたはずの倭文子の事を、母は私の幼児期から学童期、ずっと語り続けていました。今想えば、私は倭文子と一緒に育てられたような気がします。
4.『通天閣』 『熱』~中山さん
♬ 笑いたいだけ わらえばよい
歌いたいだけ歌えばよい
流れ続けて たどりついた
心安らぐ 素敵な街
通天閣・通天閣 通天閣 通天閣
通天閣・通天閣 通天閣 通天閣
*外国の中年カップルが、中山さんの良く通る真っ直ぐな歌声に、足を止めて耳を傾けておられました。中山さんのお腹の底から発されるお声は大切な財産ですね^^♪
5.『アンパンマンの歌』~横林さん
今回、横林さんの前説が鋭く、みんな思っていることだけに、心からうなづきました。
「麻生財務大臣は、『改ざんしたのは佐川』と、自分は辞任しない。日大より酷い!」
「誰も責任を取らない。政府一体となっている これでは、財務大臣は、罪務大臣だ!」と
「罪務大臣」という紙の札を出されて、皆から「おお~っ」の声。
可愛い姪ごさんと、『アンパンマンミュージアム』にしばしば行かれています小橋さんは、横林さんの『アンパンマンの歌』を「この歌は《平和の歌》です。」と前置きされた後
「愛と勇気だけが友だち。他に友だちいなくても、愛と勇気があれば生きていける。」という歌詞を
絶賛されていました。
6.福島レポート~衛藤さん
「原子力に関するニュースには、うんざりさせられます。
東海再処理施設は、廃止されることになりました。
解体に1兆円、70年かかるそうです。数字が出ると、『自分には関係ない』と逃げている証拠です。
六ケ所は東海村の6~9倍かかります。まだ完成前の状態です。解体すると又、10倍のお金がかかります。税金を多く払っている一般の国民のお金を使っているのです!
「オーストリア、ドイツ、フィリピンは、90%建設しても止めています。日本だけが更地からでもまだ造ろうとしています。・・・知れば知るほど、本当にうんざりさせられます。」
この後衛藤さんが歌われた『一握り人の罪』、そのタイトルが、今まで以上にリアリティを帯びて響きました。
7.歌『ずっとあんたが嫌いだった』
『ここではないどこかへ』
小野さんの歌声に反応される大人の男性の姿が、今回目につきました。バスに乗ろうとされている男性は、小野さんの歌を聴きながら、Sさんから受け取ったチラシを真剣に読んでおられました。又、小野さんのお歌を、じっと立って聴いておられる白人の男性もおられました。媒体が良いと、人を立ち止まらせる力があることが証明されて、《勇気》を頂きました。
8.原発賠償訴訟アピール~松本さん
「国と東電に、普通の人が裁判を起こしています。兵庫県には800人近くの人が登録され、それ以上の人が避難しています。」
「これだけ大きな事故を起して、誰も責任を取っていません。」という言葉が響きます。
「国も東電も、2002年から大津波を予測し、東電社員でさえも津波対策をとらねばと考えていました。それに〈待った〉をかけたのが、東電経営陣だったのです。」
松本さんの淡々と語られるアピールは、胸に響くものがありました。松本さんの冷静な静かな言葉が、かえって説得力をもつのです。「『避難者たちの損害に、どう責任を取るか』が争点になります。」
7年たってようやく森松さんが国会の参考人として呼ばれました。「『無用な被ばくを避ける』ことは基本的人権である」という森松さんの言葉には、闘って来られた人の強い意志を感じます。
傍聴席を満席に!
■原発賠償兵庫訴訟
8月2日(木)神戸地裁 14時開廷 13:30ロビー集合
■関西訴訟
8月9日(木)大阪地裁 14時開廷。13:00~13:15 抽選券配布
9.「7年目の再稼働」(「7年目の浮気」の替え歌~『スカピン』・大音さん&綾さん)
脱原替え歌、一時ヒットしてマルイ前でもよく歌っていましたが、こんなによくできた中身のある替え歌に、初めて出会いました!!(リクエストの声続々!)
したたかな原子力ムラの男役の大音さんに、透明感のある綾さんが、ピシャリと云って打ち負かす小気味よさ!癖になりそうです。是非次回(8月12日)も、宜しくお願い致しますm(_ _)m
10.替え歌~住友さん
いつも、住友さんの見事な替え歌に元気を頂いています。ずっとマルイの壁側で待機して下さっていたのですが、お電話があり「急用」ということで、残念ながら帰られました。お待たせしてすみませんでした。次回を楽しみにしています。
11.This is Japan~ヤマトー・スミスさん
ヤマトーさんの前説の語りは、迫力と説得力がありました。
「西日本の豪雨に、政府は20億出しました。海外にはもっとばら撒くのに。」
この《This is Japan》は、Uチューブ配信されています。
是非聴いてみてください。
「自然災害は、絶対起こる。自然の力は、人間の力で止められない。
でも戦争と原発は、止められる!止められるものを、絶対止めときましょう!」
ヤマトーさんは、大げさな物言いは決してされない分、誰にでも分る言葉で、。
12.『種を播こうよ』~小野さん&みんないっしょに
マルイ前アクションの恒例となった『種を蒔こうよ』を全員で唄って締めくくりました。
次回は8月12日(日)14:00~16:00です。
予定表にどうぞ今から書き込んでくださいませ。
元気な仲間にお会いできますことを楽しみに、この猛暑を乗り越えましょう!!