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5月30日 ☆原発なくさナイト☆『第百夜』(カンキンスペシャル)

140530百夜チラシ5

☆原発なくさナイト☆『第百夜』
5月30日(金) 18時〜19時半

全国で絶えることなく続いている「金曜行動」。
神戸でも、三宮の南にある関西電力神戸支店前で
”カンキン”の愛称で毎週行われています。

そして5月30日には、それが100回目を迎えます。
関西電力からの苦情
原発を推進する市民との衝突
周辺警備する警察との交渉
色々なことを経て、
今や、誰もが安心して原発への不満や意見を言い合える場所として
「あって当たり前」のものとなりました。

そんな金曜行動も、
世の中に目を向けると
その存在を知らない人、
一度も見に行ったことが無い人が大半です。

100回続いた労をねぎらうと共に
原発を無くすための思いを新たにし
そして、金曜行動の支援者をもっと増やすために
三宮マルイ前の路上スペースも使い、
今回は盛大に行いたいと思います。

仕事帰り、買い物ついで、夕食前の話のネタに
ぜひ、お立ち寄りください。
(時間帯により場所を移動するのでご注意ください)

18時〜 関西電力神戸支店前でアピール
18時15分〜 神戸支店から三宮までパレード(鳴り物歓迎♪)
18時半〜 マルイ前にてアピール
19時半 終了予定

主催(共同行動です):
 原発ゼロをめざす神戸行動 有志一同
 原発ゼロ!核兵器ゼロ!ゼロこねっと
 http://blog.livedoor.jp/zeroconet/
 さよなら原発神戸アクション
 原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会

兵庫県の放射性物質拡散シミュレーション結果について

4月24日、兵庫県が行っている、
原発事故による放射性物質拡散予測の最新データが発表されました。
また同時に、市民の情報公開請求により
昨年の計算結果のより詳しいデータも公開されました。

データは、福井県の原子力発電所で、
東京電力福島第一原発事故並みの放射性物質が放出された場合を想定し
2009年の気象データを当てはめて、
コンピューターで拡散状況を予測計算し、
得られた結果から、数値の高かった条件を抜き出したものです。


東京電力福島第一原発事故が、兵庫県で暮らす私たちにとっても
とても他人事とは思えないことがよく分かる資料です。
また、いざ、事故が起こった際に、
どうすれば逃げることができるのか、
地域防災計画はどうあるべきなのか、
これらを判断する材料にもなります。


◯2013年版 追加データ
今回の情報請求により、去年発表されたデータの全域版が公開されました。

「高浜原発からの甲状腺等価線量(甲状腺の被ばく線量)予想データ」
v2013_equ_do20140424a.jpg
(画像はクリックで拡大)

「大飯原発からの甲状腺等価線量(甲状腺の被ばく線量)予想データ」
v2013_equ_do20140424b.jpg
兵庫県だけでなく、京都府の北部まで、広範囲に甲状腺被ばくすることが分かります。
また、この図では一番色の濃いところが100mSv超となっており
実際の数字がどこまで高い数値なのかは読み取ることができません。


「神戸市で被曝量が最大となる場合のデータ(地名入り)」
photo20140428_04a.jpg

「篠山市で被曝量が最大となる場合のデータ(地名入り)」
photo20140428_03a.jpg
このデータでは、
近畿地方を超えて四国の手前まで50mSv超の濃いオレンジ色の
エリアが広がっていることが分かります。

「実効線量(全身の被ばく線量)の広域予想データ」
v2013_eff_do20140424 (1) a
v2013_eff_do20140424 (1) b


◯2014年版
こちらが今年の計算結果です。
昨年版とは計算方式が変わっているそうです。
kakusansimu140424c.jpg

「上の図に地名を書き加えた物」
photo20140428_08a.jpg
兵庫県は、事故発生時の福井県民の避難受入先となっていますが、
この図を見ると、兵庫県の大半が汚染されることが予想され
避難先として安心できる場所ではないことが分かります。


また昨年は、篠山市・丹波市・豊岡市・神戸市のデータのみでしたが、
今年は41市町のすべてのデータが表で発表されています。
kakusansimu140424a.jpg
kakusansimu140424b.jpg
甲状腺等価線量で50mSv超が
IAEA(国際原子力機関)の安定ヨウ素剤の服用基準となっており
表の中の黄色く塗られた地域が、その基準を越えています。


また、現状では、
地域毎の放射性物質の到達時間は公表されていません。
データはあるが、公表は控えられているとのことです。
知事答弁からは、神戸市、篠山市への放射性物質の到達時間は約2時間だと明らかにされています。
到達予測時間が無ければ、正確な避難計画などたてられるはずがありません。
公表要求を続けることが必要です。

これらのデータは、あくまでも最悪の気象条件を想定した場合のものです。
東向きに風が吹き、兵庫県が汚染を免れる可能性もあります。
一方で、このデータは高浜原発のみ、大飯原発のみ、といった単独事故から計算していますが
原発が密集している福井県で事故が起こった際は、美浜や敦賀も含めた複合事故となり、
福島第一原発事故よりも大量の放射性物質が放出されるという指摘もあります。
けして過大評価な予測数値とは言えません。

兵庫県内に原子炉はありませんが
事故を考えた場合には、兵庫も被災地になるということを
できるだけ多くの人に知らせていきましょう。


兵庫県が発表したデータの全文はこちらです。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk39/documents/kakusansimu140424.pdf


一部のデータは、美浜の会のHPより提供いただきました。
http://www.jca.apc.org/mihama/
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