1月 マルイ前アクションレポート
2019年最初のマルイ前アクション。いつもPAを担当していただいた原さんが年末に急逝、その志も受け継いで、いつも以上に熱いアクションになりました。
以下、吟遊詩人舎の望月逸子さんのレポートです。(画像はRika @kiyosiroのツイキャスより)
1.始めの挨拶~小橋さん
・原発輸出政策、総崩れ トルコに続き、イギリスでも日立が原発建設計画を中断
・「原発 国民反対ではつくれない」と 経団連会長が言っている。
国民の7割近くが『再稼働反対』の気持ちを持っている現状や世界の潮流に逆らってまで、原発は造れないでしょう。もっと原発いらないの声を上げましょう!
・九電、余っている再生可能エネルギーを制御までして原発を動かしている!?
・福島原発事故の除染による放射性汚染土を1㎏あたり8000ベクレルまでの汚染なら 高速道路の幅張工事に再利用するという驚くべき計画!? 本来ならば、1㎏あたり100ベクレルまでという制限の目安があったが、許容の幅が、一気に増えた。
2.『NO NUKES ONE LOVE』~PRIME MINISTERさん
日本中の原発の名前を順番に挙げて最後に「Be all right」を繰り返す等、ユニークで期待感そそられるマルイ前アクション幕開け!
3.詩の朗読『あべこべの国』~望月
〈あべこべの国〉=安倍政権が行ってきた原発政策の理不尽やそれへの怒りを詩に。
4.歌『枯葉』~中山さん
「爽やかな青空のような歌声」と小橋さんに形容された中山さんのよく透る声が、マルイ前広場に響く。歌詞は決して明るくはないのだが、中山さんの澄んだお声に、聴く者は救われる。
5.原発賠償訴訟~松本さん
12月の兵庫訴訟では、何故避難を継続しなければならないかという意見陳述がなされた。
配られた「ぽかぽか通信」には、福島へ帰還させる政策の問題点が書かれている。「国策で原子力政策を推進してきた政府には、一人ひとりの国民の人権を尊重する義務がある。」被ばくリスクは無くしていかなければならない。
関西訴訟 (大阪地裁)2月21日(水)開廷14時~
(13時~13:15 抽選券配布)
6.歌『阿武隈川』『一坪たりとも渡すまい』~ミレ・ノレダン
(菅野さん・光葉さん)
光葉さんのピアノの弾き語りや、菅野さんのギターの弾き語りは、以前からお聴きしているが、さすがに歌の好きなお二人のユニット!お二人の2声のハモリ部分、とても美しく感じた。
7.歌『ぼくの夢』 『ぼくは歩く』~小野さん
『ぼくは歩く』は、辺野古のゲート前や、カヌーを漕ぎながら作られた歌。機動隊と対峙するなかで出来た歌だけに真っ直ぐで力をもらえる歌だと思う。
「原発と基地は同じ構造!」と小野さんは語る。国策のために地元住民の生活と自然を破壊する。いつまでこんなことを続けるつもりか。人類の叡智から遠く離れて。
8.歌『トレイン トレイン』(ブルーハーツ)~ヤマトーさん
『満月の夕』 (手話 里山美穂さん)
『トレイン トレイン』の激しいスピード感ある歌と、静かなゆったりした『満月の夕』の出だしのコントラストが心に沁みる。『満月の夕』では 美穂さんが、手話で応援。
9.歌『今日の日はさようなら』
『ラブミーテンダー替え歌』(忌野清志郎版)~スカピンさん
(大音さん&本村さん)
「今日の日はさようなら」綾さんから懐かしい歌のプレゼント!
ちょっとしたサプライズだった。
忌野清志郎替え歌の『ラブミーテンダー替え歌』も、ゆったりとしていていつ聴いても説得力ある。そして、「核はいらない 戦争も 平和があればいい」の場面。綾さんがピースサインを高々と空に向けて示した姿が、ずっと目に焼き付いている。
10.みんなで歌おう(その1) 『満月の夕』 ~スカピンさん・小野さん
ヤマトーさん・美穂さん(手話付き)&みんな
素敵な新ユニット誕生!マルイ前の綺羅星勢ぞろいの迫力ある『満月の夕』
これからも、このマルイ前夢の競演が何度も実現できますように!
11.みんなで歌おう(その2) 『種を播こうよ』~小野さん&みんな
『種を播こうよ』作詞作曲の小野さんのお陰で、さよげんのイベントが終わる時、その時を
共有した仲間と共に、充実した時にみんなで改めて「ありがとう」と云っているような気持ちの
良さをいつも味わう。
* 原さんへの黙祷 *
PA原さんが居られなかったことは、マルイ前アクションにとり、確かに大きな影響があったと思います。
原さんが居られないと、演者の皆さんがPAの関係にも体と神経を使わなければならず、とても大変だったはずです。
寡黙に完ぺきにPAのお仕事を こなしてくださっていました原さんの有難さを、改めて、みんなが肌身に沁みて感じました。
原さん本当に今まで有難うございました。みんなでご冥福をお祈りいたしました。
これからもマルイ前アクションの度に、あの定位置におられた原さんのことを、想うことでしょう。