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4月 マルイ前アクション

20180415_マルイ前 

4月15日、さよなら原発神戸アクションの月例行動=マルイ前アクションを行いました。脱原発の思いを同じくする多くの皆さんにお集まりいただき、オリジナルチラシも撒きながら元気に楽しくアピールしました。
以下、吟遊詩人舎 望月逸子さんのレポートです。
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皆様、昨日はマルイ前に多数お集まりいただき、有難うございました。
望月は午前の段階で、お天気等に揺さぶりをかけられてしまいましたが、Eさんの穏やかながら芯の強いご決断のお言葉や、Mさんからの気象情報などに背中を押して頂き、予定通り決行できまして
本当に良かったと思います。 
 皆様方の温かいご支援に、心より感謝しています。
 アクションの音を支えて下さったのは、勿論Hさんです。
 開始前は、《フライング・ダッチマン》の歌を流して下さっていました。
今月も大船〈Hさん号〉で、安心して2時間の航海ができました。

1・始めの挨拶 ★さよげん世話人 Sさん

 「原発は 一たび重大事故を起こせば、生活・職場・仕事を奪ってしまいます。人類の手に負える装置ではありません!」
強い信念と怒りがこもるスピーチで、アクションはスタート!

2.オープニング『We shall overcome 』『アンパンマンの歌』 ★Yさん

 感じの良い少年たちが興味深そうに観てくれていて、すかさずSさんが彼らを前に誘って、『アンパンマンの歌』を一緒に歌ってもらいました。
 『アンパンマンの歌』は、彼らの幼い頃のsoulミュージックなのかもしれません。
 その素敵な光景に、みんなの頬も同時に緩みました。 
後で聞くと、中2の仲間たちだそうです。そして「ぼくらも原発反対です!」と言って帰って行きました。ジンときて嬉しかったです!

 この国は、次代の若い芽を安心安全な環境で育てることより彼らの生活も命も脅かすアブナイ物を育てる事に躍起になっていますが、この真っ直ぐな人たちは、ちゃんと分かって立ち止まってくれていたのだと胸がいっぱいになりました。

3・詩の朗読 二階堂晃子作『ぶっしあわせ』 ★望月逸子

 二階堂さんは、福島在住の詩人です。今回初めて自作以外の作品を、ご本人の了解を得て、人前で朗読させて頂きました。
 アクションの前に、福島出身のアカリさんに方言指導をして頂いていたのですが、本番になると何もかも忘れていたと思います;
  初めてこの作品を詩の雑誌で読みましたとき、強く胸に響き、どうしてもマルイ前で朗読させて頂きたくご本人に手紙を書き、ご快諾頂きました。
 まだ一度も作者にお会いしたことはありませんが、朗読をしながら、二階堂さんが望月の中に入り込んで語られているような、不思議な感じを覚えました。

4.歌『山の歌』 ★アカリ★トバリ さん

 「静岡県の山菜から、放射性物質が出たと新聞に載っていました。
 放射性物質は、皆さんの住んでいる場所にも、お爺ちゃん お婆ちゃんの思い出の場所にも降るかもしれません。」との前説で始まりました。
 『山の歌』は、アカリさんが福島の婆ちゃん・爺ちゃんを想って作られた歌です。
 ♬「優しい緑に誘われて、山さいくべと 婆ちゃんが云う・・・・・
  山ん中では わけえもんみてえに さっさと歩いてタラの芽採り
  来年のため 全部は採るな 欲をかいたら 山を枯らす」♬  

 高音のサビの部分をからだ全体で熱唱されるアカリさんと、その全存在をギターの音色で受けとめ響かせるトバリさん。お二人の静かで素敵な響演に拍手喝采が起きました。

5.歌 『この村で』『売国奴』 ★ヤマトースミス さん 

 ヤマトーさんのお歌の歌詞は、批判のリズムで出来ています。
昨日はお連れ合いとお嬢さんもご一緒に三宮に出て来られ、待ち合わせて帰られたようです。ヤマトーさんの歌の強さは、ただ激しいだけでなく、《護るべきもの》の土台に根を張った強さなんだなあ・・・と、昨日感じました。

6.福島レポート ★Eさん

 Eさんは、声高に物を云われません。福島に行かれ見て来られた事実をそのまま淡々と云われるのです。それが後になって、聴いた者の胸を絞ります。
  例えば飯館村の村長は、村民の声を聴こうとせず、強引に村の小学校を開校させたが、全校児童104人中96人は、校区外からスクールバスで通っているとか。
 子どもの健康や安心できる生活を大切に想えば、形だけ体裁を整えることに、子どもを使えないはずです。
 そして歌は『一握り人の罪』でした。幼稚園児の頃からジュリー一筋の衛藤さん。ジュリーには、長生きしてほしいです。

7.歌『何とかしてくれ原発を』★大音さん

  『This Little Light of mine』 ★Aya.Motomuraさん
 大音さんの大人のブルースは、どんどんマルイ前に根付いてきています。
「家も畑も金も命も奪う」原発を「何とかしてくれ」という心の叫びが、ジンと伝わり、後々まで響きます。
 綾さんは、英語の歌を歌っておられる時、外国の人も立ち止まって聴いてくださっていましたので、これからも神戸では、時々英語の歌も歌いたいと後で述べておられました。
 又、お仲間もお二人もご一緒に参加され「みんなで決めよう国民投票」のシール投票も、同時にされていました。「原発などの大事なことは、誰かに任せるのでなく、みんなで決めよう!」と言われていました。

8.原発賠償訴訟 ★Mさん

 国と東電を相手取った原発賠償訴訟は、全国で30あります。
しかし、事故調は全く反省もせず、ボロボロの原発を動かすのです。
 避難者がゼロになった時、原発事故は終わったことに;・・・
 原発事故後も、そんな《理不尽》が大きな顔をしているようですが、それを許さないためにも
「5月24日の兵庫訴訟と、5月31日の関西訴訟にみんなで多数参加し、国と東電がどんな顔で座って居るのか見届けよう」とのことでした。

9.替え歌 ★Sさん

 この日は、『いい日旅立ち』のメロディーで
「♪原発とめよう!フクシマに学ぶなら 地球を傷つけぬ電気 選ぶべき・・・」や『365歩のマーチ』のメロディーで
「♪原発は核のゴミだす。だからみんなで止めようね。
一日1トン三日で3トン、溢れてもうすぐ2万トン
安倍晋三にワンツーパンチ!原発再稼働許せない! ・・・・・」と
素晴らしく良くできた替え歌をご披露してくださいました。

10.歌『ずっとあんたが嫌いだった』 ★小野さん

 嫌いな「あんた」に《原発》を入れても《安倍》を入れても良いそうです。
「嘘つきが総理大臣になっている国、どないなってんねんこの国!」
  ♬「苦労知らずの親の七光り
   劣等感の塊で
   本当は弱虫」♬
 安倍内閣支持率が現在31% 不支持が52%(朝日新聞4月16日)
 ようやくマルイ前の主張に、世間が近づいてきました。

11.エンディング

 『種を播こうよ』  ★小野さんとみんな

 色々あったこの日のマルイ前アクションですが、これを歌っている時、無事に終わること、皆と共に在ること・・・・様々な喜びに満たされます。
 小野さん、名曲を生んで下さって有難うございました。
ビラまき隊の皆さん、ありがとうございました。

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