独立を告げてから出るまでの期間(平成14年1月~7月)
平成14年1月。独立することを勤務先の先生に告げ、独立の日は平成14年7月と決まりました。
しかし、事務所の先生は、後任者を募集するような気配がありません。
私の気が変わって、「やっぱり独立は止めます」と言うと思われていたのか、できるだけ長く居て欲しいと思って下さったのか。
いずれにしても「勤務司法書士なんか、すぐに見つかる」目算は外れ、いざ探し始められたものの、後任となる補助者が入ったのは、私が退職する前日。その時期からもう、ひと昔前と比べると、資格者の募集が難しくなっていたのかもしれません。
3年間働いて独立していく司法書士と、実務経験があるものの、事務所のやり方が分からない補助者の差は、歴然としています。司法書士事務所、どこも同じように思われるかもしれませんが、事務所によって「やり方」は大違いです。
「引き継ぎ」がないまま、ある日突然違う人が入って、上手くいくはずもありませんでした。
ところが、回りまわって、自分が逆の立場になるとは、当時は思いもしません。
産休の代替要因として入ってもらい、引き継ぎ期間が1週間しかない状態に、私もやってしまいます。立場が変わった私は、新しく入る人の目線に立てず、「1週間あれば、なんとかなるだろう」という、安易な考えに陥ってしまいます。
人は機械ではないので、ある日を境に入れ替わる、というのは、無理な話です。
| 固定リンク
「<!‐- 55 -->事務所経営論」カテゴリの記事
•「よくある質問」ではなく「時々ある質問」(2024.12.15)•金融機関は意外なほど「人柄」も見られている(2024.12.12)
•独立を告げてから出るまでの期間(平成14年1月~7月)(2024.12.07)
•『失敗談 法律事務所の安定経営を目指して』(弁護士若松敏幸著)(2024.12.01)
•親の心子知らず-独立を決めた時の私(平成14年1月)(2024.11.30)
「<!‐- 70 -->司法書士という仕事」カテゴリの記事
•「よくある質問」ではなく「時々ある質問」(2024.12.15)•独立を告げてから出るまでの期間(平成14年1月~7月)(2024.12.07)
•後見よりも保佐・補助のほうが申立は複雑に【成年後見】(2024.12.03)
•『失敗談 法律事務所の安定経営を目指して』(弁護士若松敏幸著)(2024.12.01)
•親の心子知らず-独立を決めた時の私(平成14年1月)(2024.11.30)
「<!‐- 80 -->【土・日連載】司法書士の足跡」カテゴリの記事
•「売家」の看板を見付けてから【平成26年:3回目の事務所移転の記録】(2024.12.14)•独立を告げてから出るまでの期間(平成14年1月~7月)(2024.12.07)
•親の心子知らず-独立を決めた時の私(平成14年1月)(2024.11.30)
•「法律事務所をつくる!(ハードウェア&ノウハウ集積編)」(2024.11.23)
•「法律事務所をつくる!」(弁護士近藤早利著)(2024.11.17)