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2024年12月14日 (土)

「売家」の看板を見付けてから【平成26年:3回目の事務所移転の記録】

Pxl_20241212_090144500平成14年に事務所を開業してから、事務所の引っ越しは、3回も経験しています。

その中でも、今の事務所に来た時は、一大決心。開業した時のワクワク感を、再び取り戻すことになります。平成26年のことです。

・2月17日 「売家」の看板見つける
・2月19日 カギを開けてもらって、中を見に行く
・3月 6日 融資の申し込みに行く
・3月 8日 ハウスメーカーさんに建築の相談に行く
・3月25日 不動産の売買契約
・3月26日 融資の承認が下りる
・3月29日 ハウスメーカーさんと建築の請負契約
・4月 8日 不動産購入の決済
・4月11日 解体工事着工
・5月19日 建築確認が下りる

日常の仕事と並行して、あれやこれやと打ち合わせ。期間的なゆとりがあれば、楽しい工程も、7月26日の引っ越しまで、あっという間。慌ただしい毎日を過ごすことになります。

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2019年12月12日 (木)

「見守り契約」で引き出しを試されます

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午前中は、見守り契約中のお客様宅訪問。
毎回、何をお話ししよう、と考えてお伺いしますが、お話しをお聞きしているうちに時間切れとなります。

雑談ではありません。終末期に向けて、考えていかないといけないことが山ほどある、ということ。私の知識と経験、引き出しの数や種類も試されます。

午後からは、堺市内で不動産売買の立ち会い。
敷地権が賃借権であるマンションの登記、地主さんの承諾書が必要となるため、売主側司法書士のほうがやることが多くなります。

事務所に戻って、新規のご相談。
お葬式を終えられたばかり、ということですが、大まかな資料しか見当たらないということで、遺産承継の手続き。早期に進めていく方針です。

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2019年12月11日 (水)

「くれくれ」営業はしないと決める

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今日は、被保佐人さん宅訪問。
久しぶりにホームに降りた中津駅。今まで「暗い」イメージのあった中津駅が、明るくきれいに改装されようとしています。順次改装されているトイレもそうですが、人が集まる場所。「明るい」「きれい」はキーとなるワードです。

午後からは、保険の手続き・打ち合わせ2件。片方は私が顧客として、別件は、私が代理店として。
一年ごとに「更新」の手続きが必要となる自動車保険は、同じ保険会社で、別の代理店さんから契約させてもらいました。

同じ契約内容であれば、お付き合いのある会社さんと、というのは自然の感情です。少し高くてもいい、のではないでしょうか。

一般的な営業活動って「くれくれ」営業をイメージされることが多いですが、こちらからお仕事をお願いした方からお仕事のご紹介をいただくとか、逆に、ご依頼して下さった方にお仕事をお願いするとか、私の場合、自然とそういう関係になれることが多くて、「くれくれ」営業をされる前に、できることがあるのではないか、と考えています。

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2019年12月10日 (火)

生活保護申請のタイミング

011210海外から宅急便(署名証明書)が届くのを待って、相続登記の申請。どういうわけか税関で止められ、開封されたために時間がかかりました。

役員変更登記の申請は2件。

被後見人さんの施設に、自宅から持ってきた服のお届け(コインランドリーで洗濯済)。

被保佐人さんの生活保護の申請のため、施設~役所間を移動。
施設の利用料は「後払い」のため、どのタイミングで申請するのか難しいことか多いです。生活保護の係の人は、「今あるお金を使って、残高を減らした後で」と何気に言いますが、立場上、意図的に財産を減らすことはできません。

今日は、日が当っている場所は、汗ばむような陽気。コインパーキングが10円単位の場所が増えています。

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2019年12月 9日 (月)

相続手続きの司法書士への「生前相談」も有効【相続手続き】

011209今日は、不動産売買の立ち会い。

相続開始前から複数回ご相談いただいて、相続開始後、すぐにお越し下さりました。よく葬儀で「生前相談」というのを見かけますが、業者側から見たら、顧客の取り込み。一方、顧客側にとっては、「先の見通しを立てやすくする」というメリットがあります。

そういう意味では、司法書士に対する「生前相談」は、お客様に取っても理想なのかもしれない、と思いました。

不動産の相続登記、金融資産の相続手続き、不動産の売却のお手伝いもさせていただいて、不動産の売却が終われば、相続税の申告と空き家の3,000万円控除を利用した所得税の申告が必要になります。

不動産業者さん、税理士さんのお力を借りていますが、ご紹介の際は同席させてもらって、お客様に不都合がないよう、見届けるようにしています。

さて、写真はマウスピース。ナイトガードとも呼ばれるもので、寝ている間の歯ぎしりによって、歯が削られるのを防ぐためのもの。新調してきました。歯ぎしりって、意識して噛むのとは比べ物にならない力が働くそう。一種の職業病です。

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2019年12月 8日 (日)

たかが掃除されど掃除

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年末の慌ただしい時期を前に、玄関のタイルを掃除。ブラシでこすって流しても、乾く前に訪問者があれば汚れてしまうので、郵便配達もない日曜日がチャンス。

多くの人が出入りしてもらえる場所。部屋の中の汚れにも気を付けていますが、雨が降った後とかは、タイルの汚れは結構気にしています。

私の仮説。「掃除のできていない組織は、経営状態がよろしくない」。たかが掃除ですが、関係がなさそうでいて、そういうものです。

さて、今日は自己破産の申し立て準備。来週申請予定の相続登記の申請書類のチェック×3件。遅れていたレポートの取りまとめて、メールでご報告。

部屋着(パジャマ)を持参して、事務所で着替え。動きやすい&少しでもストレスを減らすことを考えると、せめて服装だけでも、家の中にいる延長で仕事をすることです。

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2019年12月 7日 (土)

「どうしてこんなに忙しいのか」

310202_2_20191207195201「どうしてこんなに忙しいのか」

事務所に勤めていた時、こう書いていた司法書士さんがいて、勇気づけられたことは忘れません。あれ、「不景気だから仕事がない」というのは間違いなのだと。

「どうしてこんなに忙しいのか」

ここ3週間くらい、やることが途切れなくて、やることが終わらなくて、常に追われていて、自分の身体をあちこちの方向から押されているような感じがします。

その分売上が伴えばいいのですが、この1週間の予定を見ると、どういうわけか、請求書を切らせてもらえる予定がない。こんなことをしてていいのか、と思う反面、こういう時間が回り回ってお仕事を増やしてくれるのだ、と考える自分もいます。

体調を崩さないようにしよう、無理をしないようにしよう。休日は、仕事をするのも、身体を休めるのも、同じレベルで大事になる時間です。

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2019年12月 6日 (金)

10年前の自分だったらできない

011206前々から気になっていた、阪神高速環状線の車線を増やしている工事。今朝の新聞で、「信濃橋渡り線。1月29日開通」と知りました。

ただ車線を増やすだけでなく、湾岸線・神戸方面からの走行距離・時間を短縮させる効果があるとのこと。結果的に、堺線からの合流地点での慢性的な渋滞の緩和も、期待できそうです。

さて、今日もその阪神高速に乗って、高槻に移動。被後見人さんの自宅、不動産の売却に向けて、もろもろの準備をしています。

細かいことは書きませんが、今回のお仕事。若くてパワーがある時ではなく、今、自分がこの年齢で、そこそこのことを見聞きしてきて、それなりに痛い思いもしてきて、やっとできる役目なのかな、と思います。

もろもろの問題を丸く納めるには、自分の都合だけではなく、相手の立場も尊重しないといけない。一緒にお仕事させていただく方も、同じように考えてくれる方とでないとできない。10年前の自分だったら、きっとできなかったことだろうなと、

そんなことを考えるのは、年齢を重ねた自分を、良いように見ようとしているだけかもしれませんが。

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2019年12月 5日 (木)

「相見積もり」は数か月に1回

Topimg05_20191205211801今日は、来客1件、施設訪問1件以外は事務仕事。

不動産登記の見積書の作成は3件。

お見積もりも、ご依頼が決まっている中での報酬のご提示ですが、だからといって、いくらでもいいという感覚ではなくて、それなりに気を使います。「ご依頼が決まっている」というのは、継続的にご依頼をいただくお客様、初めてのお客様に限らないことですが、たいていが、そういう環境でお仕事させてもらっています。

「相見積もり」というのは、数か月に1回でしょうか。

相見積もりを取られるのであれば、ウチの事務所が「特に安い」ということはないので、最初から対象にしてもらわなくていいです、というつもりでいます。見積書を作るのにも、時間を取られるのです。

この点、「相見積もりありき」の業界で仕事をされている方との感覚の違いというのは、間違いなくあります。

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2019年12月 4日 (水)

社会から「ふるい」にかけられ続ける

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今日は、自動販売機の集金。
業者さんに自販機を空けてもらって、自動表示されるカウンターで売上を確認。その中から所定の手数料をもらいます。これも後見業務の一環。

「令和5年に紙幣が変わるでしょ?」と言われ、私の頭は「???」。

調べてみたら、今年4月に発表されていたようですが、自分に関係のない情報は視界には入らないのでしょう。しかし、自販機の業者さんは機械の交換が必要なので、死活問題だと言われていました。

私自身、身近なところでは、ウィンドウズ10への移行で、パソコンの買い替えとソフトの交換を余儀なくされています。変化についていけなければ「脱落して下さい」と、社会からは「ふるい」にかけられる。どこまでも、かけられ続けるような気がします。

午後からは、被後見人さんの病院。「また来てな。寂しいから」。帰り際に初めてそんな風に言ってもらえて、やっと認めてもらえたのかなと、心が温かくなりました。

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