<!‐- 06-->司法書士の日常(令和1年)

2019年12月29日 (日)

司法書士の「営業時間外の時間」の過ごし方

011229今日も事務所の片付け。

ファイルに挟まったままだった書類の整理。不要なものはシュレッダー行き、必要なものだけファイリングしていきます。重要な見落としに気付いて、慌ててATMに走ります。「整理」というのは、まとめてやるのではなくて、その都度やっておかないとなあ…と考えます。

この2日間事務所に居て、変な自信を持ちました。

正月休みの9日間。電話も取らず、何も予定を入れず、事務所で思うような時間を過ごしたとしても、「これで片付いた」とか、「これで落ち着いた」とか、そういう状態になることはない。

「その場しのぎ」と言うと言葉が悪いですが、普段、いかに「その日」「その場」をしのぐために精一杯になっているか。ファイリングとか、知識や情報を記録していくとか、そういうちょっとした間が欠け過ぎています。

スタッフはそれで仕方がないとしても、私は、営業時間外にひとりで居る時間があるので、司法書士として事務所の実力を蓄積していくにも、「時間外」の時間がいかに大事であるか、ということです。

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2019年12月28日 (土)

生活保護課でもマイナンバー機能せず

011228

今日は、事務所で書類の整理。
ボックスに入れたまま、ファイルに挟んだままだった書類を整理すると、大量のクリアファイルが空きました。

どれだけ錯綜していても、事務所で書類を紛失しないためのコツは「とりあえずクリアファイルに挟む」です。

被後見人さんらについて、役所から届く郵便物は大量です。ご自宅に伺うと、何年分も保管してある方が少なくないですが、何が大事で何が大事でないのか、見分けがつかないので仕方がないです。年金額の改定通知もしょっちゅう届きますが、ゴミ箱に捨てられる書類ではないです。

大量の書類と言えば、昨日、生活保護の申請に行った際、申請書に「マイナンバー」を記載する欄があったので書いておいたら、マイナンバーを「書かれているとマズイ」ということで消されました。必要書類一覧にあった「マイナンバーの通知書」も、コピーを取られずです。

マイナンバーがあれば、情報が筒抜けになるとか、役所の窓口に出す書類を省略できるとか、そういう話はどこに行ってしまったのか?ということがよくわかる出来事でした。

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2019年12月27日 (金)

営業日終了後の「過酷な年末」は回避へ

011227年末最終日の大仕事は、被保佐人さんの生活保護の申請。

「口座残高があるから受付できない」と、一旦はNGを受けたので出直し。「30日に引き落としされると口座残高が無くなる。でも、役所が閉まっているので、申請ができない。だから来ました」という理屈もNGでしたが、引き落としを待つことなく、「現金で出して、先に施設代を支払ってしまえばいい」というのが結論でした。

生活保護は、「お金が無くなった経緯や理由を問われない」という部分で、破産の考え方とは違います。

相続登記の申請。固定資産税が1月1日時点の所有者に課税されるため、納税通知書のことを考えると、年内に申請しておきたかった。駆け込みでの登記申請となりました。午後から法務局にも行きましたが、「お片付けムード」ではなくて、不動産の受付には受付中の書類の山が積まれていました。

1月6日に申請予定の準備まで整えて、ひとまず表向きの業務は終了。

ニュースレター年賀状号が間に合って、これで、毎年のような「営業日終了後の過酷な年末」を過ごす事態は避けられます。

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2019年12月26日 (木)

会社設立と印鑑・ゴム印の手配

Dsc_5355朝から岸和田の法務局に登記申請。「電車では不便→車で行けば早い」岸和田支局ですが、雨のため国道26号線は渋滞。電車で行くのと変わらない時間を要しました。

続いて、相続手続きの書類をお預かり。

役所も開庁日は「残り1日」ですが、相続登記に必要な戸籍謄本の請求、今日郵送しておけるかどうかで進行が違ってくるので、投函できるものは投函してしまいます。この年末年始は、民間とお役所の休みが一致するため、「民間が休みで、お役所が空いている日」はありませんが、気持ちの問題。

会社の設立登記のご依頼を受けている件は、会社の印鑑・ゴム印も発注。忙しいお客様に代わって、付随のサービスです。

合同会社の場合は、「代表取締役」ではなく「代表社員」。「代表取締役印」ではなく「代表者印」。印鑑屋さんがチェックしてくれたらいいですが、お客様にしたら「そこまで気付かない」でも不思議はないので、ご自身で手配される時は、司法書士からひと言必要です。

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2019年12月25日 (水)

不動産は「買う時」よりも「売る時」のほうが難しい

301004被保佐人さんの生活保護の申請書類を作成。書類作りには慣れているはずですが、慣れない生活保護の申請書。時間がかかって1時間が経過。

裁判所に提出する、被後見人さんの、「居住用不動産売却許可」の申請書も作成。こちらも、いろいろな書類が錯綜して、時間がかかります。不動産の売却が決まるまでも、時間がかかりました。不動産は、買う時よりも売る時のほうが難しい。これは、私が身を持って体験していることです。

年をまたいで準備する会社設立は、税理士さんと、役所への申請をしてもらう行政書士さんと、両方に確認しながら進めています。こういう過程があるので、司法書士と他の専門家同士が連携を取れる環境は、お客様のメリットにつながります。

ところで、今日は、スタッフの子供さんが一緒にやってきて、半日事務所で過ごしてくれました。余裕があったら、キャッチボールの相手をして欲しかった。

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2019年12月24日 (火)

携帯電話とクレジットカードの解約

011223_20191224211001被後見人さんの携帯電話の解約。振り返ってみれば、被後見人さんが、ご自身名義の携帯電話を持たれていた、というのは初めてのケース。

前日に必要書類を聞いて出向きましたが、結論として、成年後見人が解約する場合は、「電話機本体が必要」「審判書と確定証明書の場合は、本人の確認書類が必要」ということで、出直しとなりました。

「登記事項証明書があれば、本人の確認書類は不要」だそうですが、「どう違うんですか?」と権限のない方に言っても仕方がない。個々の会社のローカルルールには逆らえません。

クレジットカードの解約も、それぞれの会社によって、いろいろなことを言われます。「店頭に出向けば何とかなる」+「ある程度の傾向が分かっている」金融機関とは違う面倒さがあります。

午後からは、泉大津市。14時半、15時、15時半と3つの予定。金融機関、お客様、お客様に被保佐人さんの施設とお約束を入れて、誤差数分の範囲で回れました。車は2時間、同じパーキングに停めたまま、です。

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2019年12月23日 (月)

相続登記が相続手続きの最後になる傾向【相続手続き】

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朝から年金相談センター。被後見人さんの送付先変更の届出。
朝一番に行く+年金事務所ではなく、「街角年金相談センター」に行くのが、待ち時間がなくて効率的です。

被後見人さんの施設訪問。

遺産承継の手続きは最終段階まで来たので、司法書士の預かり金口座で保管していた金融資産の分割。同時に、税理士さんから納付書を預っていた相続税の納付。

不動産の相続登記が最後になったのは、遺産分割の金額調整に時間を要したためですが、司法書士の元々の専門分野である相続登記が後回しになるのが、遺産分割。相続手続きの現実でもあります。相続手続きの全体を見ていると、それが不思議ではありません。

年内の営業日はあと4日。もう山は終わりかな~と思っていましたが、まだまだ新しいお仕事、年またぎのお約束が入ってきます。

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2019年12月21日 (土)

徒歩通勤VS自転車通勤

011221事務所の玄関の柱。自転車が接触して欠けていくので、カバーを付けてもらいました。

私は徒歩通勤ですが、同じ場所!から自転車通勤している人も居て、自転車の出入りが激しくなったため。私は自転車の出し入れが面倒で、移動時間は大して違わないので、徒歩通勤です。

堺東の法務局に行く時は、自転車が早いです。しかし、堺東の駅前の銀行とかに行く時は、駐輪場の問題があるので、電車のほうが便利です。仕事時間中の交通手段は、車も含めて、いろいろと使い分けをしています。

事務所の近くに引越ししたことで、車に乗る時間は、極端に減りました。年末になれば、1年間のガソリン代、去年と今年で比較してみよう、と思っています。

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2019年12月20日 (金)

赤い銀行は「テレビ電話」で相続手続き

011220後ろの予定が決まっていたので、朝9時前から堺市役所。相続手続きのための戸籍収集。

金融機関に移動して、後見人就任の届出。同時に相続手続き。
赤い銀行の相続手続きは、2パターンやり方がありますが、今回はテレビ電話にて。「右手を見て下さい」と言われて右を見ると、パーテーションの中に相続手続きに必要な書類がセットされています。事前に戸籍謄本や印鑑証明書等、書類を整えて出向くと、一度で済む仕組みです。

午後からは、被後見人さんの通院の付き添い。
施設から購入を頼まれた備品、ホームセンターまで一緒に買いに行きましたが、「自分が付き添うのはなく、移動支援のヘルパーさんを手配」が後見人の役割だったと、後で気付きます。

今日は、ほぼ外出。昼間に届いた郵便物も中途半端に開封された状態、で事務所を後にしました。

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2019年12月19日 (木)

人が多い場所マスクは必需品

011219午前中は、会社さんの変更登記の捺印に訪問。不動産の売買のように、時間を決めて関係者各位に集まってもらい、会議のような形を取られました。

同時刻、事務所のスタッフは裁判所で確定証明書の取得。年末に後見事件が確定したため、当面また「空き」時間のない状態で動き回ることになります。

午後からは、市役所で住所異動の届出。市民課で手続きした後、介護保険の係と医療保険の係でも届出。

続いて、金融機関での後見人就任の届け。付随する手続きも、もろもろお願いしたため、14時半に店舗に入って、16時前まで居ましたが、15時を過ぎるとエアコンが切られるのか、身体が冷えてきます。ふと、どうして金融機関って、無駄に天井が高いのだろう(空間が増えれば、その分空調代も高くなるはず)と思って検索してみました。

夜は、葬儀の打ち合わせ。朝も夜も行きと帰り、役所の中、銀行の中と、それぞれマスクは必需品。つり革とか手すりとか、安易に触るのはNG。「防御して風邪をうつされたら仕方がない」と、マスクは自分に対するおまじないのような存在です。

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