<!‐- 03 -->司法書士の日常(令和4年)

2022年12月31日 (土)

「開業20周年」の年が終わります

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今年は事務所『開業20周年』の区切りの年でした。

今年から「大殺界」ということで警戒していますが、大きなトラブルはなく、お仕事にも恵まれ、1年間走り続けることができました。

その時その時で考えると、大変なこともあったような気もします。むしろ「今は楽だな」と感じることは、なとんどなかった気がします。日曜日だから「一日休める」というのも、あまりなかった気がします。

「気がする」というのは、時間が経ってしまうと、細かいことは分からなくなってしまう。記憶も薄まってしまうため。それだったら、別に休みがなくて構わない。やれる範囲で精一杯のことをしていこう、と思っています。

写真は、たまたま届いたJAFの永年会員用のステッカー。JAFの会員で20年ということは、開業した時は、自分の車を持っていなかったということ。この話は膨らますことができるのですが、またにします。

1年間、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

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2022年12月30日 (金)

「分野別 取扱い件数」のページ更新【司法書士事務所運営】

Jikenbo_20221230132501 事務所のホームページ。「分野別 取扱い件数」のページ更新しました。

本文中にもありますが、小さな司法書士事務所です。数字だけで見たら、大規模な事務所に到底かないませんが、私が責任を持ってお受けして、解決していける範囲で。

質と量を維持するには、これ以上は受けられません(最近増えている遺産承継は、まだ統計を取れていないので、含まれず)。

不動産登記と商業登記の件数は、一定の範囲で留まっています。
不動産の件数は、例えて言うならば、プロ野球で2000本安打を打ち、名球会入りする選手の安打数ような数字。。。

一時だけパッと咲くのではなく、10年以上、毎年毎年コンスタントに同じような成績を残し続けるのは、実は大変なことです(プロ野球の話)。

自己破産は「2」、個人再生は「0」になりました。自己破産や個人再生は、事実上、取扱い業務から削除。ネット上の検索結果には残っているものの、リンクは切っているので、いずれ消えていきます。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「分野別 取扱い件数」

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2022年12月29日 (木)

「成年後見取扱い実績」のページ更新【成年後見】

Kouken_20221229133601 年末の予定が終われば、次の山は「1月末」が期限となる、司法書士会の業務報告です。

後見の進行事件を整理して、後見サイトの「取り扱い実績」のページ更新しました。

令和4年中の新規就任で、私自身は5件。それと、事実上「事務所の司法書士と2人で」という形でお受けしている案件も入れると、進行中は21件となります。

審判が下りて、確定待ちが1件あります。
今までの保佐の場合は、全て調査官の面接が入っていたものの、この件については、申立書類作成者である司法書士が、「説明状況報告書」を作成することで、保佐であるにかかわらず、調査官面接は省略する、という扱いでした。大阪本庁です。

また、岸和田支部では、今まで全ての案件で、少なくとも参与員の面接が入っていましたが、直近の事例では書面審理で通っています。

親の後見を申し立てるため、一旦は後見の審判が下りた子について保佐の申立てをし、後見の審判を取り消した上で、親の後見申立をした件もあります。現状、後見→保佐の類型「変更」という手続きがないため、一から保佐の申立てをするのと手間は同じです。

堺市の司法書士吉田事務所 後見サイト「成年後見取扱い実績」

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2022年12月28日 (水)

本年の営業は終了しました

20221228 事務所の営業は、本日28日(水)まで。
明日から1月5日(木)まで、年末年始の休暇に入ります。

というのは表向きの話で、毎年、最終営業日を終えてから、「ニュースレター年賀状号」の仕上げに…となるところ、今年は、今日の夕方便で投函済。30日には、早いうちからマッサージも予約して、「それまでに絶対に終わらすぞ」と思ってやっていました。

紙のニュースレターは、環境にやさしくない。大企業も「年賀状取り止め」の動きがあるご時世なので、もういいかな、というのもあるのですが、遺言執行者のご指名をいただいている方には、「毎年、私(吉田)の安否確認を兼ねて送ります」というお約束をしているので、「年賀状自体を止める」という選択は、今のところないです。

私自身、普段「余計な情報は要らない」と言っているのに、自分も似たようなことやってる、という罪悪感はあります。「SNSでやります」というのもありですが、私のお客様、意外とアナログな環境におられる方も多いです。

久しぶりに事務所に寄って下さって、「ブログ見てます」とお手紙いただいたのは嬉しかったです。多くの方が、私が「お酒じゃなくて甘いもの好き」というのを知って下さっているのか。年末は、いつにもなくお菓子が山積みになっていました。

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2022年12月27日 (火)

見積書の作成時に「遠慮なく」と言われると逆に気を使います【司法書士事務所運営】

20221227見積書をお出しする時は、いつも迷います。「こういう場合は、いくら」と、画一的な基準を定めている手続きは別として。

迷うというのは、「自分の感覚の中で」でもありますし、「高い・安い」の感覚は、個々の依頼者の方によって違うため、です。

今日は、逆に「遠慮しないで下さい」と言って下さって、ありがたい。

「遠慮しないで」と言われると逆に、「きちんとしなければ」と思うもので、「じゃあ、お言葉に甘えて」というのは、私にもささやかなプライドがあるので、言いません。

「安くして」は、言われることは”ほぼ”なくなりました。元々、値引き前提で見積りを出していないので、値引く余地はないですし、関係性が深くなると、「言ったらいけないこと」と分かって下さるから、です。

「言い値」で通るからといって、高く請求するつもりはなくて、迷いながら請求させてもらっています、という話です。

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2022年12月26日 (月)

強制的に届く情報へのアレルギー

20210509_20221226205901年末のご挨拶が、メールやLINEで飛び交っています。

普段、お付き合いのある関係だからこその話ですが、機械的に送られてくる営業メールは要らないです。

大手の組織を名乗る、詐欺メールが毎日のように送られてきます。本当に紛らわしいので、余計に止めて欲しい話です。

私の事務所では、公式LINEアカウントを持っているので、「一斉送信」というのも簡単にできるのですが、一度もやったことがないです(一度、間違えて送ってしまったことはあり)。

営業電話や、飛び込みの営業というのは、典型的な例。消費種側からすると、「求めていることを探す」ことをしやすくなったので、「一方的に来る」情報に対し、余計にアレルギーになっている時代。

今の時代に必要な「営業」というのは、どうやって飛び込むかじゃなくて、どうやったら探してもらいやすくなるかを考える、です。私はずっとそう考えて、やってきました。

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2022年12月25日 (日)

「12歳以下の子供お断り」の宿

20221224_20221225193101年末も押し迫ったところで、昨年と同じ宿に現実逃避。心身共にリフレッシュして、戻ってきました。

温泉旅館にいると、「クリスマス」という雰囲気が全然なくて、世間と一緒に浮かれるのもいいけれど、別世界に身を置くのもいいなぁ、と。

特に今回は、「12歳以下の子供」お断りの宿。グループのお客にも出会わなくて、落ち着いていて、静かで、こういう空間は好きです。

経営的にも「顧客の層を絞る」というか、逆に「子連れ層を捨てる」わけですから、本来であれば勇気がいる判断。

「12歳以下のお客様」お断りというのは、司法書士事務所でいうと、どういう区分になるんでしょう。「あえて」そうされている部分に、見習う要素があると思います。

目の前の時間が貴重なので、仕事をする時間が減るのはマイナス。でも、残りの時間、最大限に能力を出せるように。私の中での休息は、そういう時間です。

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2022年12月23日 (金)

「先生は恐いですか」

Panfu_20221223210501 ホームページを見られた方からの電話。スタッフが電話を取った時に、「先生は恐いですか」と聞かれること。冗談のような話があるのですが、今日は私がそういう立場。

施設の方に「大丈夫ですから」と言われても不安だったのは、後見申立て用の診断書を書いて下さった医師との対面。診断書の内容が不十分だけど、そんなこと言ったら怒られるんじゃないか。

「気さくな先生なので大丈夫」「吉田先生と同じくらい」と言われると、それはどの程度なのかと逆に考えましたが、お会いしに行ってよかった。

医師の力量も、士業の力量も、一般の方には分からないくらい深い世界ですが、それはともかくとして、柔らかい方が出てこられただけで、ああよかった、と安心になれるのは、ごく自然な感覚。

こういうのは、立場が逆になることで、感じられることです。

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2022年12月22日 (木)

年末の予定も自分で決められる事務所に

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やることは山ほどあれど、いつもの年末にはない余裕もあります。

ある年末は、毎朝、暗いうちから目が覚めて、「あ!事務所に行かないと」と起き出して、事務所に行ってしまう。朝食は、コンビニのサンドウィッチ。自律神経が壊れてしまうと、なかなか戻せません。悪循環でした。

毎月だいたい同じですが、この年末は、金融機関がらみの登記がありません。

同じ売買の登記でも、金融機関の融資があるかどうかで報酬の単価が違ってくるので、「抵当権の設定がない」というのは、一般的な司法書士事務所としては「弱さ」にあたるところ。

一方では、登記申請は「この日で」と決められた日程には、逆らえないので、関係者の方々に、振り回されかねない状態になります。

それはそれで司法書士の役割だと思ってますが、弱さも強みにできる事務所にしよう。月末の予定も、自分たちで決められる事務所にしよう。改めて、そんなことを考えています。

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2022年12月21日 (水)

小銭を口座に入金するのにも手数料がかかる時代【成年後見】

20221221被保佐人さん宅から引き上げてきた硬貨。あまりの汚れ方に、専用のザルを買って、いろいろな洗い方を試してもらっています。

両替手数料がかかるので、このまま窓口に持って行くと、マイナスになるかもしれない時代。もうすぐ、初詣の時期ですが、お賽銭投げる側も考えたほうがよさそうです。

お札が無理なら、せめて500円玉。100円玉以上にする、など。

生活費の渡し方も、1万円札ではなく、1,000円札で渡す。
一部は、ヘルパーさんと内緒の隠し場所を共有する、など、管理の仕方を工夫しています。

お金が想定外に全部なくなってしまう、という事態は、わりと起こってしまうのですが、誰かを疑うのも、疑わすのもいけないことです。

残念なことではありますが、認知症が進まれると、1万円札と1,000円札の区別がつかなくなる、ということもあるようです。

1,000円札に両替するのも、近所の信金が有料になってしまったので、ある銀行のATMなら、1万円まで1,000円札で出せる。ある銀行は5万円まで出せるなど、学習しながらやっています。

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