
オバマ米大統領(右)と会談した麻生首相=24日、ワシントン(AP)
アメリカの通信社配信の写真が,上記のものである。
この形式は儀礼的で面白みには欠けるが無難で、カメラマンが両首脳を対等に平等に扱おうと苦労している様が見受けられる。
この写真と見比べると、ホワイトハウス公式ホームページに掲載された二枚の写真が、如何に不思議な、常識破りな、外交儀礼に真っ向から違反する『日本国首相とは会談するが麻生太郎個人とは話をしたくない。』とのオバマの本音が如実に語られている摩訶不思議な写真であるか、誰にでも理解して頂けるだろう。
二つの写真を見比べれば、
AP通信社のカメラマンは、これまでの首脳会談の慣習を守り、両首脳を対等に写している。
対して、ホワイトハウスのカメラマンは外交の決り事を守らず日米両首脳を『対等』には扱っていないのである。
Welcoming the Japanese PM と題するホワイトハウス公式サイトに掲載されている写真が、両首脳を『平等に扱わなかった』と言う事実は、日本人であれアメリカ人であれ、匂わせた程度ではない。
一目見ただけで誰にでも判る程度の『露骨な水準』なのである。
『オバマの目線の先には』
自分が『国民的人気がある』と勘違いしていた『美しい国』の安倍晋三首相は、記者会見等で目の前の質問相手や討論相手の方を向くのではなく、何時もカメラの方を意識した『カメラ目線』で、『目つきが気持ち悪い』とみんなから批判されていた。
当ブログの2日に掲載された、熱心に喋っている麻生太郎首相と反対方向にソッポを向くバラク・オバマ大統領の謎だが、何とオバマは目の前の対話相手(麻生太郎)ではなく自分の通訳の顔を見ながら喋っていたらしい。
『カメラ目線より悪い通訳目線』
国家の最高指導者(大統領や首相)は、国軍の最高司令官でもあるし、国家を代表する最高の外交官でもある。
其れが対話相手ではなくソッポを向いて通訳目線であったと言う。
これではオバマ新大統領は史上最低の外交官と言われても仕方あるまい。
何としても麻生太郎に外交得点を稼がせたい産経ニュースでは、
『大統領は通訳が首相の発言を訳す際、わざわざ通訳のほうを向いていた。
首相の言ったことを聞き漏らすまいとの真剣な姿勢がみてとれた』、と何ともはや。
論評出来ない、苦しすぎる、贔屓の引き倒し解説を加えている。
『異例中の異例。日米首脳会談で記者会見もなし、昼食会もなし』
今の麻生太郎より人気がなく、史上最低記録の低支持率の『神の国』の森喜朗首相の扱いよりも格段に悪い。
2001年3月、日米首脳会談の一ヵ月後に辞任した森喜朗首相が訪米したときですら、ブッシュ前大統領と昼食をはさんで約2時間会談した。
勿論共同記者会見では、アメリカ大統領はにこやかに笑顔を振りまき日本の首相に対してサービスに、これ努めた。
幾等本国で人気がなくても外交儀礼として行うものなのである。
誰が大統領であれ誰が首相であれ、アメリカ大統領として其れを行うのが『日本国の首相相手』では当たり前の事であろう。
『明らかに、差別をしている!』
日本国内では誰一人として、『国辱だ』とか『差別だ』とか騒ぐ者がいないのが不思議でる。
国辱的なホワイトハウス公式サイトに掲載されている写真(当ブログ3月2日、3月3日掲載の写真)がオバマと日本国の麻生太郎首相ではなくて、オバマとお隣の韓国の大統領だったら首都ソウルを筆頭に韓国の全ての街並みは怒り狂った群集で埋めつくされるだろうし、間違いなく駐韓アメリカ大使館は焼き討ちに会い炎上し、今頃は跡形もなくなっているかもしれない。
しかしながら幾ら腹が立っても私も日本人の一人なので、『国辱ものだ』とは思っていても駐日アメリカ大使館に物を投げるなどの、はしたない実力行使等の暴力行為はしないで、その代わりブログ記事に文句を書くぐらいで済ましている。
ブログ言論でこういう扱いのあることを知りました。
1時間の間では、常に笑っていたとしても1時間まったく同じ顔をしている訳にはいかない。
反対に顔を曇らせている時もあれば顔を顰めている時もあるはずだ。
そして何を写真として表に出すかは、被写体側ではなく写すカメラマン側の判断に委ねられている。
(それにしても来日したクリントンさん。報道では何時も同じ笑顔を作っていた。笑顔以外の顔をしていた時があったのだろうか?)
今回、ホワイトハウスのホームページを読むだけでは分らないオバマ大統領の本音(嫌悪感、軽蔑感)が、公開された写真には写されている。
それにしても写真は恐ろしい。
私は今までも『写真を写すと魂が抜き取られる』としてなるべく写さない様に心がけていましたが、やっぱりこれは正解ですね。
それにしても日頃は日本人の愛国心を煽りたてる危険な煽動を行ったり、麻生太郎を煽てあげたりしている産経新聞が、これほど日本の首相の麻生太郎が侮辱されているのに一言も文句を言わないのでしょうか。?
自称ナショナリスト連中の愛国心は韓国や中国等の弱いもの相手の時だけに発揮されるニセモノの愛国心で、相手の強弱で態度が正反対に変わる。
其れと小泉が着た時も確かブッシュとエルビスプレスリーに関係のある場所(何処だか気にも留めていませんでしたが)でプレスリーの歌を歌い始め、其れがニュースとなって全米に放送された事が在るのですが。大学生のコンパの様な事を首相として訪問している外国で然も其の国の大統領の前でやってのけるのですから、やはり日本の政治家は馬鹿にされているかも知れませんね。つい最近もG7で中川と言う政治家だと言われている人が泥酔した状態で公衆の面前に現れアメリカでは日本の政治家は余り真剣に対応する相手ではないと言う様に取られても仕方がないのかなあ?とも思えるのです。
外国から見るとその様な人が政治家として選出される国の国民の常識も判断されるのではないでしょうか?日本人がこの様な政治家の態度を通して国民自身が馬鹿にされていると思ってない場合はもっと問題ですかねえ?
若し馬鹿にされているとすると、此れは日本人を馬鹿にしていると言うよりも、この様な政治家が生まれる人間集団としての国家を軽蔑しているのですから別に日本をターゲットにしている訳ではないと思うのです。(然しアメリカは私の見る限りでは自国の経済問題に国民の目が集中していて外国の政治家なんかに気が回らないと言う状態に様に見えます。)
日本の自民党と民主党ほどの違いがあるのか。?実に微妙な問題ですね。
アメリカの民主党と共和党との違いは共和党副大統領候補になったペイリンのような『宗教右派』の存在ですね。
共和党はなぜペイリンを副大統領候補に選んだのか (宗教 / 2008年09月20日
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/af20028ec11bd08f86a9c70e15cbeb49
キリスト教原理主義勢力であるペイリンの様な人たちがアメリカでは、大きく見積もると四分の一近くもいるらしい。ここが日本との大きな違いです。
日本ではいくら極右だ国粋主義だといっても、記紀の記述にある天孫降臨の場所を探しにいくとか、日本最初の島であるノコロ島を実際に探しにいくものは一人もいない。
日本人では神話と史実の違いぐらい誰でも知っているが、アメリカ宗教右派はこの違いを認めない。
神の国を地上に建設するのがアメリカの使命だと思っている神がかり集団が政権中枢部を占拠していたのがブッシュ政権だと思っています。
そういう意味では共和党は、民主党とは全く違う。
>小泉が着た時も確かブッシュとエルビスプレスリーに関係のある場所(何処だか気にも留めていませんでしたが)でプレスリーの歌を歌い始め、其れがニュースとなって全米に放送された事が在るのですが・・・
え。!え~。!
ヤッパリそうでしたか。
この事件は、護憲左派は『国辱モノ』と取り上げたが、今回のホワイトハウスの公式ホームページの写真と同じで日頃『国益』だの『反日』だのを主張していた右派や保守は全く見て見ぬ振りで『なかったこと』にしていましたね。
護憲左派のほうが余程愛国的で国粋的だということでしょうか。?
大体ですね。昔はプレスリーの歌の歌詞や歌う時の腰の振り方が卑猥(猥褻)であるとしていて、首相や大統領のような公式の職務にある人物が歌う歌ではなかった。中にはエロ歌に近い歌詞もある。
日本の保守政治家の質の低下は凄まじい有様です。
今日本では官僚の不祥事報道がマスコミで喧伝され、『日本の一番の問題は官僚』として公務員叩きが蔓延している。
それに対して、私は『優秀な官僚がいたお陰で日本はこの程度の酷い状態で留まっている。』
『逆噴射する政治家(機長)だけなら今頃は日本機は海上に真ッ逆さまに墜落している』と主張しているのですが反応が今ひとつです。
ejnewsさん。お手数でしょうが当ブログではタイトル未記入だとUnknownと表記されますし、コメントも管理もタイトルが記入されていないと同一のUnknownなので紛らわしい。
ですから、なんでも結構ですから忘れずにタイトルの記入を御願い致します
そうなんですよ!小泉は確か『ラヴミーテンダー』を歌ったと思います。私の妻が『発音も悪いしオンチだしどうしようもないね!』と言って笑っていました。同席していたブッシュでさえ“開いた口が塞がらない”と言う顔をしていました。ビルクリントンはサキソフォーンをテレビで良く演奏していましたが、若しかしたら其の模倣なのでしょうか?
日本人ももう少しましな政治家を選ばないと、外国人から本当に日本人皆が小泉や麻生の様に思われる可能性が在りますね。
>1730年代以前は北米では教会に行く人口の比率もズット少なかったようです<
これが事実とすると、時代と共に『段々とアメリカ人は宗教化していった』のでしょうか。?
不思議すぎる話ですね。
普通は近代国家の通例として、段々と非宗教化(世俗化)するものなんですが、・・・・・何とも信じられない不思議な話ですね。
これほどまでの宗教国家が唯一の超大国として世界に君臨している方が、ほんとの不思議だとは思っていますが、何れにしろ常識はずれな話です。
常識はずれと言えば日本の政治家のレベル。
泥酔して世界遺産バチカンのラオコーン像の台座に座り込む国際的御馬鹿映像が世界に配信される。トホホ。
日本にはマトモに演説できる政治家は少ないですね。
小沢一郎なんかはその典型。
国民世論を納得させるだ家の弁舌が出来ない以上『小沢辞任しかない』と思います。
様は考え方をテェンジして、総選挙で民主党が勝ちたいなら、自民党と体質が同じ小沢一郎より管直人の方が違いが鮮明になる。
本当に日本の政治を変えたいならバラク・オバマ大統領と同年代の長妻昭48歳を代表にすれば絶対国民にアピール出来るが、日本にアメリカ並みのチェンジを期待する方が贅沢か。?
2月24日のオバマと麻生の初の首脳会談で、日経新聞が、
『米側声明文は「日本の首相」と表記され、麻生首相の名前がない 』と書いているのですが、ホワイトハウスのホームページの写真に付いていた(訳してもらった)短い説明文と米側声明文は違うようです。
日米会談での『米側声明文』の現物を、誰か知らないでしょうか。?探したが見つかりません。