今回は所謂カラスコなのだが、所有しているのは焦点距離21mmのものだ。
広角レンズとなる焦点距離だが、自分でブログにとりあげておいて言うのもなんだが苦手なレンズである。
全くの個人的な考えだが自身の考えでは写真とは切りとる感のあるものだと思っているせいだと思う。
広角になるにつれ切りとる感じがなくなり全体のバランスを気にしながらファインダーを覗いてる時間ばかり長くなってしまう。
被写体に寄って行って、強めのパースをファインダー内に配置しながら被写体を強調したり工夫するべきなのだが思っている様には撮れない。
もっとも個人的には撮れなくても困ったりはしない、思うように撮れないのを楽しめばいいだけだ。
レンズの感想としては軽量コンパクトで言うこと無しとしたいところだが、若干シャープさに欠けると思う。
これは最近話題のα7シリーズ以外でも言われている、センサー前のカバーガラスの厚みの問題なのかも知れない。
所有しているVoigtlander NOKTONやCONTAX Gの45mm近辺では個人的には特に気にはならないが、このレンズでは顕著に解像感を感じない。
現像時以外に等倍鑑賞で見ることもないが、精細な描写を得られないのをストレスと感じる人には勧められない。
LeicaなりBESSAを使って本来の写りを楽しむべきだろう。
写真をいくつか上げておくがPhotoshop Lightroomにてレンズプロファイルを適用し周辺の歪みなどは補正している。
α7RⅢ + Voigtlander COLORSKOPAR 21mm F4P F8.0
α7RⅢ + Voigtlander COLORSKOPAR 21mm F4P F8.0
なんか色被り?
緑が濃いような
それにしても解像感が薄い手ブレしているのだろうか
α7RⅢ + Voigtlander COLORSKOPAR 21mm F4P F8.0
α7RⅢ + Voigtlander COLORSKOPAR 21mm F4P F8.0
モノクロならイケるような気も
* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。
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- 2018/08/14(火) 23:41:06|
- Voigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4P
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Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 と A7RⅢ今回は、表題のちょっと変わった現行レンズを購入したので、適当に散歩しながら撮った写真をあげていこうと思っているのだが、
自分は、マウントアダプタで失敗をしてしまったので、このレンズに対するアダプタ選びについて書いておこうと思う。
先に、表題のレンズについて軽く説明すると、コシナから販売されているライカMマウントの焦点距離40mm 沈胴式のレンズである。
発売されてから随分経つので、素人の自分が今更説明をしてもあまり面白い話は出来ない。
とは言え、適当に「どっかのブログとかフォト○○バシでも見てよ」というのでは、適当が過ぎるというのものだ。
今回のレンズは少し変わった使い勝手のレンズである以上、最低限 “変わっている” 部分は説明するべきなのだろう。
で、“何” が変わった使い勝手なのか?簡単に言えばピントを操作する為のピントリングというかヘリコイドリングが無いのである。
では、AFレンズなのか?
勿論、そんな事は無い。
ピントはどうやって合わせるのか?
只のM-Eマウントアダプタを使っても無限遠固定のレンズである。
レンズ付きフィルムの写ルンですのように、F16くらいまで絞って使えば案外使えてしまうのかも知れないが流石にそういう事では無い。
このレンズの正しい使い方は、只のライカMマウントの変換アダプタではなく、ヘリコイドによる伸縮機能を持ったアダプタを使ってピントを合わせるのである。
とんだキワモノレンズと言えるのだが、発想は面白い。
前に、改造レンズを組み立てて似たような事をしていた身としては、製品としてコシナが売っているこのレンズを試してみたくなってしまった。
早速、某オークションで2万ソコソコで落札したのだが、品物が届いてから問題に直面してしまう。
このレンズに使うヘリコイド付きアダプタを、レンズ販売元のコシナは純正品として売っているのだが、そういった伸縮機能を持ったアダプタは、フォークスファクトリー製の物を既に持っている。
当たり前のようにアダプタについて純正の物を用意するような事は考えていなかった自分はちょっとした失敗をしてしまった。
既に所有しているアダプタを使えるだろうと思い込み、取り付けを試みたのだが結論はどうやっても取り付ける事が出来なかったのだ。
梯子を外されてしまった思いである。
コシナ製のフォクトレンダー Voigtlander VM-E Close Focus Adapter [クローズフォーカスアダプター]の価格を見てみると希望小売価格で36,800円となっている。
そんなに高い物では無いが20,000円ボチボチで買ったレンズに30,000以上のアダプタをつけたくない。
安い出物や中古は無いかと、ネットで探しても30,000円台である。
この際、純正品を買っても良いと思ったのだが繰り出しストローク4mmのこのアダプタに若干の不満を覚え、なんとか安価で繰り出し量がもう少し有り、且つこのレンズが使えるアダプタを探す事にした。
とりあえず、ライカMマウントのヘリコイドアダプタを持ってる知人か、店頭でいくつか試させて貰えばいい事を思いつき、早速、知人に連絡をしたところ焦点工房のM-Eマウントアダプタを所有しているとの事だった。
後日、知人に職場へ持ってきて貰い、取り付けを試してみるとすんなり取り付ける事が出来た。
焦点工房のアダプタは、今回のレンズ以降に発売された物なので対策済みという事なのかも知れない。
どうにかレンズを使える目処がたった上に、焦点工房のヘリコイド付きアダプタの繰り出し量は6mmである、コシナの物より2mm多く前進できる。
価格もアマゾンで20,420円(記事作成参照時)である。
レンズの入手価格よりも辛うじて安く、且つ繰り出し量も多い。
一番肝心の精度についても、試させて貰ったアダプタは片ボケやガタつきを感じる事は無かったのでアマゾンで購入する事にした。
今回のレンズ購入にあたり、新しいアダプタの購入となってしまったのだが、特に損をしたという思いは無い。
コレはこういう遊びなのだ。
こういった失敗も楽しみのうちと割り切ってしまえばいい。
今回はレンズの写り云々よりも、運用に至るまでがメインとなってしまった感がある。
素人なりのレンズの感想としては、紆余曲折を経てレンズを使ってみたが、いい意味で普通のレンズなので、少々拍子抜けしてしまったというところだろうか?
ヘリコイドアダプタの使用を前提とした面白いレンズなのだが、写りは普通過ぎたのである。
流石に現行レンズという事なのだろう。
普段から古めのレンズで写真を撮っている自分には、充分過ぎる写りといえる。
今回は長い前置きとなってしまったが、いくつか写真をあげて終わりたいと思う。
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
小石川後楽園に行ってみる
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
背景によってはボケにざわつきも感じることもあるが概ね問題ない
気になるなら違うレンズを使えばいいのだ
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
最短撮影距離を試す
純正アダプタの4mmより2mm前進できる分、最短撮影距離は少なくできる
その分被写界深度も浅くなるが、こういう花の写真ではありといえばありだろう
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0
絞ればそれなりだ、それにしても4人で座れる椅子だろうか?
仲のいい欧米人旅行者だ
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F4.0
場所を六義園に移してみた
この時期は閉園時間を延長して、ライトアップ期間中である
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F5.6
若干手振れしているだろうか、長いシャッターの開放時間から風が吹いたのだろうか
月が写っているのも風情と考えて敢えてアップしておこうと思う
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
抹茶を飲んで帰ることにした
やはりこの時期は混んでいる
抹茶を飲むくらいで少し並んでしまった
素人なりにレンズの感想を言うと、最近のレンズだからだろうか?Eマウントの純正レンズと比べなければ開放から普通に使える描写だと思う。
絞れば当たり前に解像するし、写りに関しては特に困る事はなかった。
自分は、このレンズのもっとも良いところを聞かれれば、写りではなく重さやコンパクトさを挙げるだろう。
沈胴させればパンケーキレンズのようにコンパクトとなり重量も132gだそうだ。
α7RⅢ の572gと足しても704gである、高性能標準ズーム単体よりも200g以上軽い。
ちょっとした、旅行や釣行で活躍できそうだ。
今回はLM-EA7を使用しなかった、低照度時などのAFがあまり使えない状況下ではMFするしかないのだが、無限遠にセットされてピントリングが無いレンズでは余りに不便だったからだ。
状況によっては使えるのだろうが、今回はお留守番してもらうことにした。
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- 2018/03/29(木) 23:25:00|
- Voigtlander HELIAR 40mm F2.8
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Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC と A7RⅢ表題のレンズでブログを更新するのも何度目だろうか、今回は新しく購入したα7RⅢでの撮影で使ってみることにした。
使ってみる事にしたと言ってるが、それなりの頻度で使用しているレンズである、特別な話では無い。
このレンズの良いところは軽くて小さくて、なんかちょっとカッコいい(あくまで私感)ところだ。
絞りもF1.4スタートでボケもなだらかで、いい印象なのだが作られた年や現行で販売されているレンズのワリには解像感等はあまり無い。
レンズ名にクラッシックと入っているくらいの写りである、そういう写りを求めたレンズという事だろう。
最新のセンサーを搭載されているようなカメラに使用するようなレンズでは無いとも言える。
だが、写真は何も解像感だけで語られるものでは無いと思う。
記録として残すのなら物足りなくても、場の雰囲気や撮影時の良好な感覚だけをなんとなく撮っているだけなら自分には充分だ。
適当に撮って、適当にフンフン言って楽しめればいい。
その程度でいいのである。
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC 開放
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F5.6
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(本文で、実際に使われていない物も表示されています)
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- 2018/03/06(火) 23:40:00|
- Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC
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ブログ更新の間が随分と開いてしまったのだが、前回に引き続き、今回もVoigtlander NOKTON 50mm F1.1 の適当スナップをあげておこうと思う。
前回もその前にも思ったが、このレンズは被写界深度が浅い。
絞りを開放した状態では、ファインダーを覗く度に面を喰らってしまう。
すぐF4.0程度まで絞り込むのだが、それではF1.1の意味が無い。
どうしても、F1.1で撮りたい被写体とは何だろうか?
低照度での撮影では、それなりに重宝するのだが、手ブレ補正と高ISOでのノイズ処理は日進月歩で進歩している。
自分は、このレンズを使えば使うほどに、考え込んでしまうようだ。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
近所の公園に今年も鴨がやってきた。
暗い中にこっそり撮りにきたのだが、微妙に首を動かすのでブレが出てしまう。
開放でSSを稼いで見るつもりだったが、想像以上に甘い描写となってしまった。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F2.8
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F8.0
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F5.6
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F5.6
某管理釣り場に来た、昔はもっとフライで釣りしたんだけどなぁ。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F4.0
外で焼くのも、たまには良い。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F2.8
猫もやってくる。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F4.0
後輩の子供だ、猫がくれば子供だって喜ぶ。
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- 2016/11/28(月) 12:21:08|
- Voigtlander NOKTON 50mm F1.1
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今回は久し振りにフォクトレンダー ノクトン 50mm F1.1 を、防湿庫から引っ張っり出して適当に散歩写真を撮ることにした。
今回はF1.1のレンズである事から、夜間での低照度撮影を意識してみた。
前回の更新時には、Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 での夜間の散歩写真を主にしたのだが、やはり暗く感じる事が多かった。
それで、F1.1ならどうだろう?という事で今回のレンズを持ち出してみる事にしたわけだ。
実は、このレンズで夜というより低照度での撮影をした事が無かったように思う。
暗めの環境で試したのは、購入時に室内で適当にEVFを覗いたくらいではないだろうか?
たぶん、F1.1での開放絞りによる被写界深度の薄さばかり気にして低照度での撮影はあまりしなかったのかもしれない。
前回、ブログで紹介した際にも薄い薄いと書き込んでいる。
そんなわけで、今回は、被写界深度の薄さは置いておいて低照度撮影を主体にして撮影してみることにした。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
今回は浅草に来てみた。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
Photoshop Lightroomで、縦横の比率を補正してみた。
今回の写真もすべてレンズプロファイルを使用して歪曲等は全て補正してあるが、それ故にレンズ自体の持ち味がどうこう~というのは、わかりにくくなってしまった。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
この写真は、AF任せで真ん中の提灯にピントを合わせたつもりだったが、微妙にピントはあっていないようだ。
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 開放
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F4.0
浅草では定番の被写体だろうか?
よく見る構図だ
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F8.0
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F8.0
α7RⅡ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 F8.0
せっかくのF1.1である。
絞りを開放にしての撮影が多くなってしまった。
被写体との距離を適切にとれば、開放での描写でも被写界深度の薄さを意識せずに撮影出来たのだが、
実際PC上で拡大して細部をみると、「甘い」という印象だ。
少し絞ってF4.0程度にすれば落ち着いた描写になるのだが、F1.1のレンズを使用している意味が薄れてきてしまうように思う。
今回は被写界深度での描写ではなく低照度下でのF1.1というレンズの使用感を確かめたかったわけだから、
あまり絞り込んでは台無しだ。
結果としては、あまりISOを上げずにソコソコのシャッター速度で撮影する事が出来たのだが、
最近のデジカメの高感度撮影はかなり進歩しているので、やはり絞ったうえで描写や全体の均質感を確保した方が良い様にも思う。
高感度撮影時に発生するノイズもPhotoshop Lightroomでいつもの様に補正する事も出来るし、今回も何枚か処理過程を加えている。
ちなみにF8.0まで絞ると写りは良いし、解像もグッと上がってくる。
しかし、「このレンズで無くてもいいのでは?」と思わない事もない。
結論らしい結論は、このブログでは出す必要もないし個人的にも意味のある事には思えない。
敢えて結論を出すとすればF1.1を使いたい被写体がある時には他に替えの効かないレンズであるという事だろうか?
しばらくは、付けっ放しにして楽しんで見ようと思う。
* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。
(本文で、実際に使われていない物も表示されています)
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2016/10/20(木) 02:48:43|
- Voigtlander NOKTON 50mm F1.1
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