ふと思いついて、今回は、30年以上前に撮れなかった風景を撮りに行ってみた。
30年以上前?と言うのは置いておき、要は、MC ロッコール58mm F1.4 を使って、いつもの適当スナップを撮ってきただけだ。
今回のタイトルのレンズは、1960年代のレンズなのだが、よく父から借りて撮影していた頃には、すでに80年代に入っていたと思う。
カメラや写真の撮影から離れていた時期もあったが、小学生の時から使っているレンズを使うと、「ああ、いつものだな」と、懐かしいようなホッとする様な気持ちになる。
今となっては、ただ古いだけのレンズだと思うのだが、自分には癒し効果の様なものを感じるようだ。
このレンズをα7RⅡに、Mマウント用AFアダプタを取り付け、SR-M変換マウントとの多段仕様の運用で、なんちゃってAFレンズとして使う事にした。
力技の強引なAFではあるが、この使い方は、ここ暫くの自分の中のブームの様なものだ。
撮影場所は、この時期、混雑してなさそうな日光の中禅寺湖を選んだのだが、初めて来たのは30年以上前になると思う。
そう、ここで冒頭の30年以上前の自身の記憶を掘り起こす事になったのだ。
私の通っていた小学校では、6年生になると日光に課外授業をしに行くのだが、課外授業というよりは、要は、泊まりで行く遠足の様なものだったと記憶している。
担任教師に、カメラを持ってきて良いと確認した私は、ミノルタ SRT101とタイトルのレンズを付けて、この地に訪れた。
しかし、肝心の写真を撮った記憶が無い。
理由は、大体思い出すことができる。
旅行の数日前に、足の裏を数針縫うケガをしてしまったからだ。
ケガの所為で、歩く事があまり出来なかったと記憶している。
多分、写真を撮るどころか観光バスからも、あまり降りなかった様に思うのだ。
かろうじて、華厳滝と東照宮を見た記憶があるのだが、なるべく足に負担を掛けないようにだろうか?カメラを持って歩いた記憶が無い。
ただの重りに成り下がったカメラを、東京から観光バスに乗せていたのだろう。
写真が撮れなくて悔しい思いをした記憶は無いのだが、今回は、このレンズを使って当時撮れなかった写真を撮ってみる事にした。
東京から東北道を使って栃木県に行き、日光宇都宮道路から、いろは坂を小学生の自分を思い出したかのように「イ!」、「ロ!」、「ハ!」などと、口に出して登って行く。
途中、地元ナンバーの車を5台くらい追い越しただろうか?
某豆腐屋漫画のヒルクライムの気分だ。
パドルシフトをガチャガチャ弄りながら、愛車の蠍は雨の路面を前輪をかき乱しながら登って行った。
いや、やはりここは自身の年齢的に「アスファルト、タイヤ切りつけながら」としておこうか?
シフトチェンジする度にマフラーから、アフターファイアの破裂音が鳴るのが心地良い。
適当にハンドルをグルグル回してペダルを踏み替えているうちに、華厳滝の側の県営駐車場に着いてしまった。
現地に到着して最初に思ったのは、「大丈夫か?ココ」である。
秋の紅葉のシーズンでも無ければ、そうそう混んでいることもないだろうという考えは間違っていなかったのだが、人影が少な過ぎる。
数件の軒を連ねる土産屋にも、ほとんど人影を見ることが出来ない。
理由のひとつに、雨の日だったのもあるのだろうか?たまに、観光客を見かける程度である。
あまりの寂しい風景に戸惑ったが、この状況自体は雨が降っている以外は狙い通りのはずなのだ。
まずは、華厳の滝のエレベーターの料金を支払い、観瀑台へ降りる事にした。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F4.0
エレベーターで観瀑台に降りた。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
58mmでは少し焦点距離が長いようだ、どうにかギリギリ滝の上から下まで収める事ができた。
この写真を撮りたかったはずなのだが、なんか違う。
もう少し明るい写真を・・・、と思うのだが、山の天気は人間の都合にあわせてくれない。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F4.0
観瀑台におみやげ屋があるが、あまり客は入ってなさそうだ。
ここ30年前にもあったような、無かったような。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F4.0
う~ん、キャラ?
これは無かった、絶対。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F4.0
観瀑台から上がったすぐそばに、レモン牛乳?
栃木県は、このレモン牛乳シリーズをおみやげに推しているようだ。
iPhone6S Plus
遅めのランチをとることにした、店内ではiPhoneで撮影。
iPhone6S Plus
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 開放
ランチをとった店先にはうさぎの置物が配置されている。
花壇の所々にある置物を見つけて、写真を撮ってみた。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 開放
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
雨は止んだのだが、男体山には雲がかかってしまった。
これも、自然現象だ仕方ない。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 開放
中禅寺湖の周りを散歩したのだが、なにやら物騒な表示にUターン。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
雲の隙間からの日差し
やっと、晴れてきたのだが雲はどうにもならないようだ。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
晴れてきたので、愛車の撮影も忘れない。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4 F8.0
人のいない駐車場にいても寂しいので、山を降りることにした。
α7RⅡ + LM-EA7 + MC ROKKOR 58mm F1.4F8.0
いろは坂を下る途中で記念に・・・
iPhone6S Plus
帰りに宇都宮駅のそばに行き、餃子を食べることにした。
今回の中禅寺湖周りの散歩は、最初から晴れていればもう少し楽しめたような気もするが、「再度、訪れる機会が出来たと思えばいい」ということにした。
今度来るときは、出来れば紅葉のシーズンを選びたいのだが、激しい混雑が予想されるだろう。
本当に来るだろうか?
その時の気分次第・・かなぁ。
iPhone6S Plus
*下記に記載されている、SRマウント(ミノルタMC、MDマウント)を加工して取り付けている。
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2016/07/28(木) 23:00:00|
- MC ROKKOR 58mm F1.4
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6月にタイに行ってきたので、いつものように適当に写真をあげていこうと思う。
主に使用していたレンズは、表題の コンタックスG 45mm プラナーだ。
旅行に行く際には、ほぼ、必ず持っていくレンズである。
非常にコンパクトで、写りも良い。
使用しているTECHARTのAFアダプタは、光量が少しでも足りないと途端に迷いだすのだが、アダプタのダイヤルに触れるだけでMFに切り替わるので特に問題はない。
アダプタとレンズ共々、非常に気に入っている組み合わせだ。
50mmの標準レンズでなく、若干広めの45mmというのがいいのだろうか?
純正レンズでは、ズームを使わなければ、この画角を使うことはできない。
素直にズームを使用して撮影すれば、どの画角でも思いのままに使えるのだが、重量増と大型化は避けられない。
適当にスナップを撮りたいだけなので、私的には、ズームレンズは必要ない。
適当に、シャッターを切って、撮りたいものを撮って楽しむだけだ。
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F8.0
タイについた。
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F8.0
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 開放
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F8.0
日本でも電柱で空が狭いという人もいるようだが、こちらの国はソレを遥かに凌駕する。
配線に対する考えに国民性が表れているのだろうか?
暑いともういいや~という考えに至るのかもしれない。
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F8.0
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F5.6
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F5.6
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 開放
今更感もあるが、おみやげも確保した。
α7RⅡ + CONTAX G 45mm F2 F8.0
で、羽田に到着。
今回の旅行では、釣行はしなかった。
替わりにゴルフをしたのだが、やはりタイでの昼間の活動は暑い。
同じ暑いなら、出来れば釣行がしたい。ということで、締めくくりたい。
* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。
(本文で、実際に使われていない物も表示されています)
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2016/07/19(火) 02:25:48|
- CONTAX G Planar T* 45mm F2.0
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今回は車で遠出をしてきたので、写真をあげておこうと思う。
遠出といっても、東京から房総半島の南の方に行った程度だ。
とはいえ、普段の自分の行動範囲からは、やはり遠出の部類という事になる。
携行したレンズは、現行純正レンズの Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA である。
購入したのは発売されて間も無い頃なので、数年は所有している事になるのだが、このレンズで撮った写真をブログに出すというのはあまりしてこなかった。
というよりも、このレンズで撮影する事が少ないのだ。
使わない理由は特に無いのだが、古めのMFレンズを使っている時間の方が長い。
このレンズは、現行レンズであることから、当たり前によく写るし、描写も解像もこれ以上無いというくらいによく出来たレンズだ。
釣行時など、撮影にあまり時間をかけていられない場合は、純正レンズのAFの使い勝手は非常に頼りになる。
当然、当たり前のAF動作をするのだが、日頃から古めのMFレンズでの撮影が多いせいで、この当たり前に感動してしまう。
更に、開放から解像してクッキリした被写体をプレビューで確認すると、何故、日頃からこのレンズを使わないのか疑問にすら思える程だ。
敢えて、このレンズに欠点があるとすればスナップを撮るには、少々、焦点距離が長く感じる事だろうか?
ただし、あくまで私的な不満である。人によっては問題にならない場合もあるだろう。
長く感じるその距離感も、人物などをポートレート的に撮影すると、デキのいい写真が撮れる事が多い。
自分の所有する単焦点レンズの中では、一番写る良く出来たレンズである。
もっとも、よく出来たレンズなのだが写真の良し悪しには影響しないようだ。
よく写っているが、もう少しこうすれば良かったのでは?などと、思う事も多々ある。
やはり、画像としては良くても、写真として考えると表現の幅が拡がっただけでは良い写真とは言えない。
やはり、写真は難しい。
α7RⅡ + FE55mm F1.8 ZA F8.0
千葉の南の方まで行ってきた。
食事をして適当にウロウロしたら、夕暮れとなってしまった。
α7RⅡ + FE55mm F1.8 ZA F8.0
みな、夕焼けを眺めている。
α7RⅡ + FE55mm F1.8 ZA F8.0
α7RⅡ + FE55mm F1.8 ZA F8.0
α7RⅡ + FE55mm F1.8 ZA F8.0
途中、漁港に寄ったが釣りをしたい衝動に駆られてしまった。
漁船の横に、適当なルアーを投入したくなる。(笑)
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2016/07/07(木) 22:37:00|
- SEL55F18Z Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
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