前回、唐突に購入報告をしたα7RⅡに、早速、ビオゴンの21mmを取り付けて撮影をしてきた。
所有しているAFアダプタで、使ってみようとしたのだがやや挙動が怪しい。ブラックアウトが、頻繁に起きる。
新しいカメラに、AFマウントアダプタのファームウェアが対応していないのかもしれない。
早速、ファームウェアを最新のものにしたのだが、最新ファームではMF時の拡大表示が安定しない。
AF撮影時等では、問題が無いだけに惜しい事だ。
今回は、仕方なく以前から持っていたKIPONから発売されている、MFアダプタを使用して撮影する事にした。
なぜ今回は、CONTAX GのBIOGONなのかというと、レンジファインダー機の広角レンズを使用しても、周囲が色被りしないと言う海外のレビューを見たからである。
ぜひ、自分で確認してみたい。
RF機の広角レンズが、色被りを許容範囲内で使えるというのは、今回の衝動的とも言える購入動機の一つだ。
他には、手ブレ補正が使える等、購入動機は幾つかあるのだが、先ずは本レンズでの色被りのチェックをしてみたかったのだ。
カメラ、レンズともに、使用してみた感想としては、
「拍子抜けするくらい色被りしない。」は、言いすぎだが充分許容範囲であった。
若干の周辺減光に伴う4隅のシアン被りはあるが、トンネルになってしまうほどではない。
α7Rとは、雲泥の差だ。
ただ、周辺の流れはある。
流れ等の描写は許せない人には許せないだろうが、この程度であれば私的には問題ない。
どうしても流れが気になるのなら、純正のFEレンズを使えばいいのだ。
いつもどおり、素人がブツブツ言っても仕方がないので、この辺で写真をあげていこうと思う。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
夕方の荒川の土手
センターにスカイツリーを入れて撮影してみた。
周囲の減光とともにシアン被りとなっているが自分の中では許容範囲内である。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0 等倍切り出し
センターのスカイツリーを等倍にて切り出してみた。
センター付近には気なる流れもない。
私的にはこれだけ写っていれば、解像も充分である。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 開放
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 開放
センターよりやや下の花にピントを合わせている。
逆光の中での撮影
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 開放
RF機のレンズの宿命だろうか、最短撮影距離は50cmである。
もう少し被写体に寄せていきたいが、そういうものと割り切るより仕方ない。
若干のクロップにて、木の下のセミの抜け殻を強調してみた。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
秋葉原へ移動。
すっかり暗くなってしまった。
こうなると周囲の減光?色被り?といった具合になる。
が、この時にα7RⅡの手ブレ補正に驚いた。
ISO640 SSは1/15である。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
ISO1600 SS1/15
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
ISO 500 SS 1/8
1/8でも手ブレを感じない。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
ISO500 SS 1/8
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
橋の手すりに置いて長秒にてシャッターを切ってみた。
ISO100 SS 2.5秒
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
ISO1600 SS 1/8
夜間の撮影が楽しくなってしまった。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
場所は変わって釣行に持って行ってみた。
天候はいまいちだったが、多少の雨であれば大丈夫だろうか。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
周囲の色被りは、こういった状況では顕著に感じるようだ。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
航行するボート上での撮影の所為か、かなり甘い写真になってしまった。
手ブレ補正があるといってもやはり限界はある。
もっとも、等倍にてチェックしなければこういうもので終わってしまうのかもしれない。
何にせ、素人の写真だ。
α7RⅡ + CONTAX G Biogon 21mm F2.8 F8.0
まだ、購入して日が浅い所為もあり、ほとんど使っていないのだが、カメラ自体は相当気に入ってしまった。
レンズに関しては、周囲に若干の流れがあるが個人的には問題ない。
ブログに載せるサイズやプリントするのであれば、周辺の流れはあまり目立たない。
本気で、広角を堪能したければ純正の
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Zを使うべきだ。
しかし、遠方への釣行や、旅行など航空機での移動をする場合、制限される荷物の重量をどうしたものかと悩ましい事が多々ある。
エコノミーで預けられる荷物の重さは、せいぜい20kg前後、釣り道具だけでほぼ半分の10kg程度になってしまう事もよくあるのだ。
こういった荷物に重さ制限がある場合には、重宝しそうである。
最後に、DEO TECH? TECH ART?のAFアダプタのファームは、新しい物が早くリリースされて欲しいと思う。
調べたところα7Ⅱでも、新ファームに対応させると、MF時拡大機能の不具合が発生するようだ。
今迄、使っていたα7Rで使用してもMF時の拡大機能はうまく使えなくなっている。
マウントアダプタのAF精度が、信頼に値するレベルなら問題無いのかもしれないが、現時点の精度はそこ迄には到達していない。
やはり、MFで拡大像を目視で確認しながら撮影したいのだ。
それでも、ピーキングを使ったMF撮影には問題なく運用出来るので、ピーキングで素早く撮影していくというスタイルであれば、今迄どおり使う事は出来る。
早急な、ファームウェアの対応を期待したいところである。
* 他のContax Gまとめ* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。
(本文で、実際に使われていない物も表示されています)
CONTAX G マウントアダプタ
テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2015/08/14(金) 15:53:14|
- CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8
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| コメント:5
こんにちは。
レンジファインダー用の広角レンズについては7Ⅱより結果はかなりよさそうですね。
私はM-HEXANON28mm/2.8とG-ROKKOR28mm/3.5
を7Ⅱでちょっと試してみましたが周辺の流れがもっとあったような気がします。
ただ一眼用のレンズではNewFD17mm/4とNewMD17mm/4で見る限り周辺の流れ色かぶりも気にならず、十分実用で、現行レンズのZeiss Distagon18mm/3.5と比べても遜色のないレベルで使えます
手ぶれ補正についてはおそらく同じものだと思いますけど、これは良く出来ていて照度の足りない時にはとても役に立っていて、ありえないほどのスローシャッターが使えたりと驚いています。
- 2015/08/15(土) 10:21:37 |
- URL |
- にゃおぐらふぁー #-
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おぉあの7RⅡを買う人を初めて見たw
とても手が出せないフルサイズらしい金額です
最近のEマウントはFEレンズしか出ないのでAPSC組は置いてけぼり感を感じてますw
- 2015/08/15(土) 18:43:25 |
- URL |
- nox #-
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いつもコメントありがとうございます
まさに衝動買いですね
手ブレ補正は凄まじいですね
少し焦点距離の長いレンズで試してみたのですが、かっちり絵が止まっていて感動しました
長めのオールドレンズを手持ちで撮れるのは気持ちいいです
RF機の広角レンズについては、色被りからだいぶ解放されました
封印状態だったCONTAX Gの21、28が使えるようになったのは嬉しい限りです
UWHやSWHも試してみたいですが、次の更新は早速長めのレンズでやってみようと思います
今後ともよろしくお願いします。
- 2015/08/15(土) 23:35:30 |
- URL |
- yoshiyashi #-
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コメントありがとうございます
たしかにα7RⅡは高すぎます
α7Rに比べて倍以上の価格差が必要なのか疑問でいっぱいです
でも、もう仕方ないです
買っちゃいました
後は使い倒していきます
今後ともよろしくお願いします。
- 2015/08/15(土) 23:38:29 |
- URL |
- yoshiyashi #-
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はじめまして。 失礼いたします。
Biogon21mmで来てしまいました。
G用のレンズはいいですね。 自分もα7RIIを使っています。レンジファインダー用の超広角を使うとなれば、必要ですね。
ところで、4枚目の写真、車はプジョーの206RC、貴方の車ですか? 私の愛車は色違いなので気になってしまい。
- 2017/08/21(月) 21:54:32 |
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- びおごん #-
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