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Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 と α7RⅢ

Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 と A7RⅢ
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8

今回は、表題のちょっと変わった現行レンズを購入したので、適当に散歩しながら撮った写真をあげていこうと思っているのだが、
自分は、マウントアダプタで失敗をしてしまったので、このレンズに対するアダプタ選びについて書いておこうと思う。

先に、表題のレンズについて軽く説明すると、コシナから販売されているライカMマウントの焦点距離40mm 沈胴式のレンズである。

発売されてから随分経つので、素人の自分が今更説明をしてもあまり面白い話は出来ない。

とは言え、適当に「どっかのブログとかフォト○○バシでも見てよ」というのでは、適当が過ぎるというのものだ。

今回のレンズは少し変わった使い勝手のレンズである以上、最低限 “変わっている” 部分は説明するべきなのだろう。

で、“何” が変わった使い勝手なのか?簡単に言えばピントを操作する為のピントリングというかヘリコイドリングが無いのである。

では、AFレンズなのか?

勿論、そんな事は無い。

ピントはどうやって合わせるのか?

只のM-Eマウントアダプタを使っても無限遠固定のレンズである。

レンズ付きフィルムの写ルンですのように、F16くらいまで絞って使えば案外使えてしまうのかも知れないが流石にそういう事では無い。

このレンズの正しい使い方は、只のライカMマウントの変換アダプタではなく、ヘリコイドによる伸縮機能を持ったアダプタを使ってピントを合わせるのである。

とんだキワモノレンズと言えるのだが、発想は面白い。

前に、改造レンズを組み立てて似たような事をしていた身としては、製品としてコシナが売っているこのレンズを試してみたくなってしまった。

早速、某オークションで2万ソコソコで落札したのだが、品物が届いてから問題に直面してしまう。

このレンズに使うヘリコイド付きアダプタを、レンズ販売元のコシナは純正品として売っているのだが、そういった伸縮機能を持ったアダプタは、フォークスファクトリー製の物を既に持っている。

当たり前のようにアダプタについて純正の物を用意するような事は考えていなかった自分はちょっとした失敗をしてしまった。

既に所有しているアダプタを使えるだろうと思い込み、取り付けを試みたのだが結論はどうやっても取り付ける事が出来なかったのだ。

梯子を外されてしまった思いである。

コシナ製のフォクトレンダー Voigtlander VM-E Close Focus Adapter [クローズフォーカスアダプター]の価格を見てみると希望小売価格で36,800円となっている。

そんなに高い物では無いが20,000円ボチボチで買ったレンズに30,000以上のアダプタをつけたくない。

安い出物や中古は無いかと、ネットで探しても30,000円台である。

この際、純正品を買っても良いと思ったのだが繰り出しストローク4mmのこのアダプタに若干の不満を覚え、なんとか安価で繰り出し量がもう少し有り、且つこのレンズが使えるアダプタを探す事にした。

とりあえず、ライカMマウントのヘリコイドアダプタを持ってる知人か、店頭でいくつか試させて貰えばいい事を思いつき、早速、知人に連絡をしたところ焦点工房のM-Eマウントアダプタを所有しているとの事だった。

後日、知人に職場へ持ってきて貰い、取り付けを試してみるとすんなり取り付ける事が出来た。

焦点工房のアダプタは、今回のレンズ以降に発売された物なので対策済みという事なのかも知れない。

どうにかレンズを使える目処がたった上に、焦点工房のヘリコイド付きアダプタの繰り出し量は6mmである、コシナの物より2mm多く前進できる。

価格もアマゾンで20,420円(記事作成参照時)である。


レンズの入手価格よりも辛うじて安く、且つ繰り出し量も多い。

一番肝心の精度についても、試させて貰ったアダプタは片ボケやガタつきを感じる事は無かったのでアマゾンで購入する事にした。

今回のレンズ購入にあたり、新しいアダプタの購入となってしまったのだが、特に損をしたという思いは無い。

コレはこういう遊びなのだ。

こういった失敗も楽しみのうちと割り切ってしまえばいい。

今回はレンズの写り云々よりも、運用に至るまでがメインとなってしまった感がある。

素人なりのレンズの感想としては、紆余曲折を経てレンズを使ってみたが、いい意味で普通のレンズなので、少々拍子抜けしてしまったというところだろうか?

ヘリコイドアダプタの使用を前提とした面白いレンズなのだが、写りは普通過ぎたのである。

流石に現行レンズという事なのだろう。

普段から古めのレンズで写真を撮っている自分には、充分過ぎる写りといえる。

今回は長い前置きとなってしまったが、いくつか写真をあげて終わりたいと思う。

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
小石川後楽園に行ってみる

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
背景によってはボケにざわつきも感じることもあるが概ね問題ない
気になるなら違うレンズを使えばいいのだ

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
最短撮影距離を試す
純正アダプタの4mmより2mm前進できる分、最短撮影距離は少なくできる
その分被写界深度も浅くなるが、こういう花の写真ではありといえばありだろう

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0
絞ればそれなりだ、それにしても4人で座れる椅子だろうか?
仲のいい欧米人旅行者だ

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F4.0
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F4.0
場所を六義園に移してみた
この時期は閉園時間を延長して、ライトアップ期間中である

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F5.6
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F5.6
若干手振れしているだろうか、長いシャッターの開放時間から風が吹いたのだろうか
月が写っているのも風情と考えて敢えてアップしておこうと思う

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 F8.0

α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
α7RⅢ + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8 開放
抹茶を飲んで帰ることにした
やはりこの時期は混んでいる
抹茶を飲むくらいで少し並んでしまった

素人なりにレンズの感想を言うと、最近のレンズだからだろうか?Eマウントの純正レンズと比べなければ開放から普通に使える描写だと思う。

絞れば当たり前に解像するし、写りに関しては特に困る事はなかった。

自分は、このレンズのもっとも良いところを聞かれれば、写りではなく重さやコンパクトさを挙げるだろう。

沈胴させればパンケーキレンズのようにコンパクトとなり重量も132gだそうだ。

α7RⅢ の572gと足しても704gである、高性能標準ズーム単体よりも200g以上軽い。

ちょっとした、旅行や釣行で活躍できそうだ。

今回はLM-EA7を使用しなかった、低照度時などのAFがあまり使えない状況下ではMFするしかないのだが、無限遠にセットされてピントリングが無いレンズでは余りに不便だったからだ。

状況によっては使えるのだろうが、今回はお留守番してもらうことにした。



* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。

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  1. 2018/03/29(木) 23:25:00|
  2. Voigtlander HELIAR 40mm F2.8
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Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 と α7RⅢ

Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC と A7RⅢ
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC

表題のレンズでブログを更新するのも何度目だろうか、今回は新しく購入したα7RⅢでの撮影で使ってみることにした。

使ってみる事にしたと言ってるが、それなりの頻度で使用しているレンズである、特別な話では無い。

このレンズの良いところは軽くて小さくて、なんかちょっとカッコいい(あくまで私感)ところだ。

絞りもF1.4スタートでボケもなだらかで、いい印象なのだが作られた年や現行で販売されているレンズのワリには解像感等はあまり無い。

レンズ名にクラッシックと入っているくらいの写りである、そういう写りを求めたレンズという事だろう。

最新のセンサーを搭載されているようなカメラに使用するようなレンズでは無いとも言える。

だが、写真は何も解像感だけで語られるものでは無いと思う。

記録として残すのなら物足りなくても、場の雰囲気や撮影時の良好な感覚だけをなんとなく撮っているだけなら自分には充分だ。

適当に撮って、適当にフンフン言って楽しめればいい。

その程度でいいのである。

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F4.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F5.6
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F8.0

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC 開放
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC 開放

α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F5.6
α7RⅢ + LM-EA7 + Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 MC F5.6


* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。

(本文で、実際に使われていない物も表示されています)

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  1. 2018/03/06(火) 23:40:00|
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