ここのところ、α7RⅡを購入してから手持ちのレンズをかたっぱしからチェックしているのだが、α7Rを使っている時には色被りなどで使用を諦めていたレンズが、かなり実用出来るようになっているようだ。
今回のお題のレンズも、7Rでは色被りどころか広角域ではケラれてしまい使えなかったレンズである。
35mmから70mmのズームレンズなのだが、実質使える領域は50~70mmといった具合であった。
裏面照射センサーの恩恵か、若干の周辺減光はあるものの私的には、充分運用出来る程度になっている。
減光については、RAW現像時にPhotoshop Lightroomで、周辺光量を調整してもいいだろう。
出てくるJPGファイル原理主義者には修正前提での運用では、少し躊躇するかもしれないが、ケラれでどうにも使いようがなかったレンズが使えるだけで良しとするべきではないだろうか。
もっとも周辺の減光は、そこまで気にしなくとも味とかいって納得すればいいのかもしれない。
いつも言っているが、ちゃんとした写りが欲しいなら純正のレンズを使えばいいのだ。
ズームを伸ばした状態では、CONTAX Gのレンズとしては最長となる。
何日か、試写がてら撮り歩いたので画像をあげようと思う。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
35mm近辺の写真である。
周辺減光が発生する焦点距離なのだが、私的にはあまり気にならない。
大雨の日のららぽーとだが、かなりの雨のせいか程よく空いていて過ごしやすかった。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
これも焦点距離35mm
いつもは、行列の出来るパンケーキ屋なのだが、客は殆ど入っていない。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
雨の日の野外ベンチでは、誰も利用する事は無いようだ。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F5.6
周囲が暗ければ、周辺減光云々と細かい事を気にすることはないだろう。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
場所は変わって根津神社。
焦点距離35mmである。
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
こちらも35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
70mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
50mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
70mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 F8.0
35mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
70mm
α7RⅡ + CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6 開放
35mm
今回は、周辺減光の確認の為に苦手な35mm近辺の焦点距離を多用して撮影してみた。
この焦点距離は相変わらず苦手のままなのだが、周辺減光や色被りのチェックとあれば仕方ない。
撮影後に自宅に戻って、メモリーカードを挿したPCの画面を見ると頭が痛くなってくるが、肝心の周辺減光の方は、それ程では無いようだ。
今回も、Photoshop Lightroom にてRAW現像しているが、周辺の光量は特に調整していない。
空が多く入るシチュエーションでは、減光が気になるのかもしれないが今回の撮影では、気になる描写を感じなかった。
最後に、マウントアダプタについて説明しておこうと思う。
今回使用したアダプタは、MF専用のKIPONの物を使用している。
Ⅲ型のTECHARTのAFアダプタでは、このレンズは物理的に装着することは出来ないからだ。
装着できない旨の説明は、
ココを見て欲しいのだが、装着出来る所謂Ⅱ型のアダプタもα7RⅡではファームがしっかり対応していないようだ。
かなり、挙動が怪しい。
頻繁な、ブラックアウトやフリーズで激しいストレスを感じる。
このⅡ型のAFアダプタは、ファームの更新が出来ないタイプのアダプタなので諦めるより無いようだ。
他のCONTAX Gのレンズを使用する際には、最新ファームにて更新したⅢ型を使用しているのだが、まだしっかり対応出来ていないように感じる。
時折、フリーズしてしまうのだ。
最新より以前のファームウエアであればフリーズなどはしないようになるが、拡大MFが出来ないという不具合を持っている。
なんとも歯がゆいアダプタ運用の様な気もするのだが、MF専用のアダプタを使用すれば普通のMFレンズのような使用感になるので、現状はMF専用マウントアダプタを使うべきだろう。
ちなみに、今回のレンズの写りとしては、ズームとしては充分写る印象だが望遠側の70mm近くになってくると若干描写の甘さを感じる。
4200万画素のα7RⅡでは、ある意味では仕方のないことなのだろう。
フィルムカメラのレンズなのだ、イレギュラーな使い方をしている自分自身に問題があると言える。
とはいえ、軽量であることやコンパクトさがもたらす恩恵は、それはそれで便利なものである。
今日は、"コレ"と決めた単焦点のレンズのお供に持って歩くのには悪く無い選択かもしれない。
* 他のContax Gまとめ* 下に表示されている広告のアダプタは、今回の記事で紹介したレンズを使用できます。
(本文で、実際に使われていない物も表示されています)
CONTAX G マウントアダプタ
テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真
- 2015/09/14(月) 01:55:42|
- CONTAX G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6
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