アル・ウィルソン
サーチング・フォー・ ザ・ドルフィンズ (2008/02/15) アル・ウィルソン |
さる4月21日に腎不全のためカリフォルニア州フォンタナの病院でお亡くなりになられた大御所ソウル・シンガー、アル・ウィルソンさん(享年68歳)。ぶっちゃけ僕は、オスカー・ブラウンJr.のカヴァーで、モッズ・ファンにも人気のデビュー曲「The Snake」や、1971年にNo.1を記録した最大のヒット曲「Show And Tell」(そう言えば山下達郎さんも5月25日放送の「サンデー・ソングブック」でこの曲をかけて追悼されてましたね)とか、わりと有名どころの曲しか知らなくて、CDもベストくらいしか持ってなかったんですが(汗)、でも木崎義二さんの「DAYBREAK」(月曜日)4月28日放送で、彼が歌うC.C.Rのカヴァー「Lodi 」を聴いて、その素晴らしさにビックリ!?(同じくC.C.Rの「Born On The Bayou」のカヴァーはベスト盤にも収録されてましたけど、この曲も歌ってたとは。「Lodi」大好きな曲で、萩原健太さんの番組にも「ポップス・グラフィティ」時代にリクエストして1998年9月28日放送でかけて頂いたことがありました)。感激して、すぐに番組宛てに「早速CD探してみます!」とメールを送ったところ、5月12日の放送で木崎さんが「多分今頃もうCD見つけて買ってくれてるんじゃないかなと思います」とコメントして下さってましたが、はい、木崎さんのご推察通り、アマゾンでこの『サーチング・フォー・ザ・ドルフィンズ』のCDを見つけてバッチリ確保しましたとも(^^)。
どうやら本作はジョニー・リヴァースが主催するソウル・シティ・レーベルから1968年に発売された1枚目で、今年の2月にリイシュー再発されたばかりのよう。ボーナス・トラックとしてアルバム未収録のシングル音源がたっぷり11曲も追加されていて、これはかなりお買い得。
「Lodi」以外にも、ジミー・ウェッブの名曲「By The Time I Get To Phoenix(恋はフェニックス)」や「Do What You Gatta Do」、それから言わずと知れたバート・バカラック作品「This Guy's In Love With You」やジェリー・バトラーの「I Stand Accused」、更には所属レーベルの親分、ジョニー・リヴァースの「Poor Side Of Town(僕等の街)」に「Summer Rain」なんかも歌ってれば、デイヴ・エドモンズのレパートリーとしてもお馴染みのスマイリー・ルイス「I Hear You Knocking」も取り上げていたりと、イカしたカヴァーが多数収録されていて、こりゃカヴァー好きには溜まりません!(勿論、冒頭を飾る「The Dolphins」はフレッド・二ールの代表曲。アルバム・タイトルもこの曲の歌詞の一節から取られたようですね)。
哀愁漂うシルエットのジャケットもとっても素敵で、文句なしに気に入りました♪
あらためまして、こんないいものを教えて下さった木崎さんに感謝すると共に、アル・ウィルソンさんのご冥福をお祈り申し上げます。
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