日とは? わかりやすく解説

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か【日】

読み方:か

接尾助数詞。数を表す和語付いて日数数えるのに用いる。「十—」「三—三晩」「二月七—に降った

「いま幾(いく)—ありて若菜摘みてむ」〈古今・春上〉


け【日】

読み方:け

上代語。「か(日)」と同語源という》二日以上にわたる日のこと。日々(ひび)。 →日(け)長し →朝に日(け)に

一日(ひとひ)こそ人も待ちよき長き—をかくのみ待たばありかつましじ」〈四八四〉


じつ【日】

読み方:じつ

⇒にち


にち【日】

読み方:にち

[音]ニチ(呉) ジツ(漢) [訓]ひ か

学習漢字1年

[一]ニチ

太陽。「日光日食日没日輪

昼間。「日中日暮日夜

一昼夜。ひ。「日課日記日限日時縁日吉日今日半日毎日明日命日

日本のこと。「日系日中日米抗日親日駐日来日

日向(ひゅうが)国。「日州日南日豊(にっぽう)」

[二]ジツ

太陽。「日月旭日(きょくじつ)・天日落日

一昼夜。ひ。「隔日元日期日吉日休日好日昨日終日数日昔日先日他日連日

[三]〈ひ(び・ぴ)〉「日脚朝日・月日・天日・中日・西日・厄日曜日

名のり]あき・てる・とき・はる・ひる

難読明後日(あさって)・明日(あす・あした)・一昨日(おとといおとつい)・昨日(きのう)・今日(きょう)・一昨昨日(さきおととい)・明明後日(しあさって)・一日(ついたち)・二十日(はつか)・日向(ひなた)・日向(ひゅうが)・終日(ひねもす)・日和(ひより)・二日(ふつか)・三十日(みそか)・晦日(みそか)


にち【日】

読み方:にち

【一】[名]

日曜日

日本」の略。「対—貿易

【二】接尾助数詞

月の中の何番目の日であるかを表すのに用いる。「4月28—」「きょうは何—ですか」

日数数えるのに用いる。「誕生日まであと12—だ」


ひ【日】

読み方:ひ

(「陽」とも書く)

太陽日輪おひさま。「—が昇る」「—が沈む」「—が傾く」

太陽の光線。日ざし日光。「—がさす」「—に干す」「—に焼ける」

日の出から日没までの間。ひるま。「—が長くなる」「—が暮れる」

地球1回自転する間。二十四時間一昼夜。「—に八時間働く」

日数。ひにち。「転居してまだ—が浅い」「—がたつ」

ある特定の1日。「の—」「休みの—」「母の—」

日時日限。「締め切りの—が迫る」「出発の—を決める」

毎日日々。「幸せな—を送る」「—掛け貯金

主として過去の、時・折時代。「ありし—の姿」「若い—の思い出

の上での吉凶日柄。「よい—を選ぶ」「—が悪い」

10 空模様天候日和。「今日おだやかな—だ」

11 (「…した日には」「…と来た日には」などの形で)場合多く、下に否定的な表現を伴う。「でも降った—にはどうにもならない」「あいつと来た—には約束守ったとがない

12 紋所の名。太陽かたどったもの。

13太陽神格化した日の神天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫の意から》皇室皇族に関することにつけていう。「—の御門

高光る—の御子」〈記・中・歌謡〉

[下接語] 明くる日朝日入り日・丑(うし)の日・今日(きょう)が日・今日(きょう)の日・先(さき)の日・その日月日・子(ね)の日・初日・一(ひと)日・又の日夕日(び)市日忌み日祝い日薄日薄ら日薄れ日・閏(うるう)日・恩恵日数え日・釜(かま)日・起算日記念日今日(きょう)日・曇り日決算日公休日小春日木漏れ日精進日生理日誕生日定休日特異日・中(なか)日・夏日・西日・旗日日日・平(ひら)日・冬日前日真夏日真冬日物日・灸(やいと)日・厄日役日休み日曜日楽日(ぴ)月(がっ)日・天日・年月日


読み方:ケ(ke

二日上の日をいうのに用い上代語

別名 日日


読み方:にち

  1. 太陽或は日中空巣狙ひ。
  2. 太陽或いは日中空巣狙い。「にちたか」ともいう。

読み方:にち

  1. 太陽。〔第一類 天文事変

読み方:にち

  1. 日中空巣覘窃盗-本類「あきすねらひ」参照。〔第三類 犯罪行為
  2. 日中空巣ねらひのこと盗賊用ふ隠語
  3. 〔犯〕日中空巣を狙うこと。

分類 犯罪者盗賊

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方:ヒ(hi

所在 長野県東筑摩郡麻績村

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
くさなぎ
くさやなぎ
たかにち
たちもり
ひさき
ひざき
ひたか
ひたが
ひだか
ひやなぎ
ひる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/08 01:18 UTC 版)

太陽ハルトマン・シェーデルニュルンベルク年代記』1493年

(にち、ひ、か、: dies: day, : jour, 西: día)は、一昼夜のあいだ。また、それを単位として数えるための語(概念[1]

概要

日本語では、単独では「ひ」、漢語数詞に続く場合は「にち」、和語の数詞に続く場合は「か」と読む(「よん」、また場合によっては「なな」は漢語数詞のように扱う)。

大和言葉での「ひ」と「か」の使い分けは、「一日」(ひとひ)、「二日」(ふつか)、「三日」(みか)、「四日」(よか)、「五日」(いつか)、「十日」(とをか)、「二十日」(はつか)、「三十日」(みそか)のように単数の日は「ひ」、複数の日は「か」が用いられる。

元々「1日」というのは地上から見た太陽の周期的な動き(および、それにともなうや地上の周期的な明暗の変化)を元にした時の捉え方であって[注 1]人類に普遍的な捉え方であり、どの文明においても、用いられてきた。

ただし「1日」と言っても(現代の)天文学には様々な時刻系があり、太陽時平均太陽時世界時(UT)、恒星時暦表時(ET)ではそれぞれ長さが異なっている[2]。例えば、時間の単位としての日(単位記号:d)と、暦日(平均太陽日又は「一日の長さ(LOD:Length of Day)」とは、その時間間隔が異なる。

一日の始まり

日界(一日の始まりの時刻)をどの時点とするかは、歴史的、文化的に様々である[3]。一般の人びとが特定の時刻を日界と意識するようになったのは、15世紀に機械時計が発明され、ヨーロッパの都市などで広場などに大時計を設置し都市の住民がその針の動きを見られるようになってからである。

  • 正子:現代の世界で標準的に使われる時間体系では、日界は、正子、すなわち0時とすることが普通である。これを常用時または市民時 (en:civil time) という。
  • 夜明け:太陽が上ってくる夜明けを一日の始まりとすることは自然であり、かつて様々な文明でそのように意識されていた。
  • 正午天文学では、天文観測の記録の便から、1925年まで、正午(昼の12時)を日界とする天文時 (en:astronomical time) を用いていた。これはクラウディオス・プトレマイオスの創始によるものである[注 2]。1925年以降は、ユリウス通日(正午を始まりとする)を除いては、天文学でも常用時を用いている。
  • 日没時:太陰暦では、一月(ひとつき)の始まりを日没時に見える新月三日月状の細い月)が観測される時点としていたので、日界は必然的に日没時となる[3]。イスラム暦やユダヤ暦で用いられ、キリスト教の教会暦も、このユダヤ暦を継承している。例えばクリスマスの一日は、常用時での12月24日の日没時に始まり、常用時での12月25日の日没時に終わる。したがって、クリスマス・イブとは、「クリスマスの前日の夜」ではなく、正に「クリスマスの夜」である(クリスマス・イヴ#日付の図も参照)。
  • 深夜未明):テレビ番組などの放送時刻において、正子過ぎの時刻を前日の時刻として表記する場合がある(例:「5日午前2時」の場合「4日26時」)。つまり番組表などでは、一日の始まりが常用時より3〜5時間程度遅いということになる。NHKでは、実際に放送される日時を暦どおりに表記することを第一としつつ、午前4時までの場合は、前日の深夜であることを補助情報として表記する(例:「5日午前1時」の場合、「4日深夜」と付記する)ことが望ましいとしている[4]
  • 午前6時:30時間制では、この時刻を日界としている。

時間の単位としての日

記号 d
度量衡 日本の計量法においては、計量単位とは位置づけられておらず、週・月・年とともにの単位とされている。
非SI単位SI併用単位
時間
SI 正確に 86400 s  LOD(Length of Day)とは異なる。
定義 24時間
由来 平均太陽日
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歴史的には、太陽日の長さが、日の長さであった。その後、均時差が発見されて太陽日が季節によって変化することがわかったので、太陽日を1年間にわたって平均した平均太陽日が1日の定義となった。1956年までは「日」があらかじめ(絶対のものとして)定まっていることによって、それを24分割して「時」が得られ、「時」を60分割して「分」が得られ、「分」を60分割して「秒」が得られる と理解され、時計もそう調整されていた。

しかし、20世紀なかばごろ、わずかではあるが地球の自転が徐々に遅くなっている(1日の時間が徐々に延びている。1世紀に平均1.8秒ほど長くなっている[5]。)ということが知られるようになり、1956年の国際度量衡委員会 (International Committee for Weights and Measures, CIPM) で、平均太陽時とも地球の自転とも無関係な秒を定め、秒を基にして他の時間単位を定めることにした。これによって、「日によって秒を定める」から「秒によって日を定める」へと変化し、時間単位の定義と従属との関係が逆転した。

その結果、現代の計量単位系においては「秒 (s)」が時間の基本単位となっており、日は秒に換算して位置付けている(1日=24時間、1時間=60、1分=60)ので、単純な掛け算によって、1日 = 24時間 = 1440分 = 86400秒とされる。

「日」は国際単位系 (SI) では、などとともに、SI併用単位(SIと併用できる非SI単位)の一つである[6]。「日」の単位記号は「d」である。

ただし、日本の計量法体系では、「日」は時間の単位とは定義されておらず[7]、暦の単位として位置づけられている。すなわち、計量法における時間の単位は、10の整数乗倍のものを除いては、だけである。の単位であり、計量法における単位の使用規制の対象外である。したがって、暦の単位として「日(単位:d)」を取引または証明に用いることは可能である[8]

暦日

暦日(れきじつ、calendar day)は、常用時にしたがった、正子 から正子までの時間間隔である[9]。暦日をしばしば単に「日」と呼ぶ[10]

また、1か月の中での暦日の順序を「数字 + 日」で表す(例: 6月18日)。読みは時間の単位としての場合と変わらないが、「1日」のみ(「いちにち」とは読まず)「ついたち」と読む。これは元来「月立ち」(月初め)の意味で、「1日」とは無関係な語源の熟字訓である。ただし古くは「ひとひ」とも読んだ。

暦日の長さ(LOD:Length of Day)

暦日の長さ(ここでは、SIが定義する86400ではなく、実際の日の長さ、すなわち平均太陽日)は常識的には「正確に24時間 = 正確に86400秒」と認識されることが多いが、実際の暦日の長さはこれとは微妙に異なる。

1962年から2021年までのLODの変動(緑線が一日の長さから86 400秒を差し引いたものの365日移動平均)

20世紀前半には、歴史的な天文記録の精査や水晶時計の発明により、平均太陽日が徐々に長くなっていることが発見された。その原因は、潮汐摩擦による地球の自転速度の低下である。

このため、秒の定義を地球の自転よりも変動が少ない公転に求めることとし、1956年国際度量衡委員会(International Committee for Weights and Measures, CIPM)で、平均太陽時とも地球の自転とも無関係な、地球の公転に基づく新たなの定義が定められた。すなわち1900年1月0日の12時(日本時間で1899年12月31日21時)から1太陽年の時間間隔の 1/31556925.9747 が1秒と改められ、1960年の国際度量衡総会で決議された[11]。それまでは1秒が1/86400日と定義されていたのだが、これ以降は(単位としての)1日が86400秒と定義されることとなった(ただし、実際の「日の長さ」(LOD)は、前述のとおり、86400秒ではない)。

暦日の長さ(LOD:Length of Day[12])は、日々によって異なるが、2011年-2012年には年平均で、約86400.001秒から約86400.002秒程度である[注 3]。すなわち、86400秒と比べて、1 ms - 2 ms程度長い[13][14]。この1 ms - 2 ms程度の差の存在が閏秒を挿入する理由である。詳細は閏秒地球の自転を参照。

  • 閏秒の挿入または削除。閏秒が挿入された日の暦日は「24時間0分1秒 = 86401秒」となる。

上記の、変動する「暦日の長さ(LOD)」に対して、時間の単位としての「日(d)」は常に正確に「86400 = 24時間」である。

自転周期との関係

地球の公転により地球と太陽の位置関係が変わるため、1日の長さ(LOD)と地球の自転周期は異なる。しかし自転周期は、「太陽の代わりに恒星を基準にした1日」と解釈することもでき、そう考えた場合には恒星日と呼ぶ。

現在の地球の自転周期は約23時間56分4.01秒である。自転周期と1日との差は10分弱だが、それと1日とのは、地球の自転周期と公転周期の比に等しい。

日と暦との関係

天文学的に規定された時間の単位のうち、太陽の動きを基準とした「日」は、目で見てわかる最小のものである。月の動きを基準としたや、季節の流れを基準としたも、では日の整数倍の長さとされる。また、日を分割して時間といった単位も作られた。

  • (単位としての)1日(d) = 24時間 = 1440分 = 正確に 86400
  • において、1日は0時から24時までである。
  • 1間は7日である。
  • 1か月は28日 - 31日である。
  • 1は365日(ただし閏年は366日)であり、広く使われているグレゴリオ暦では、平均すると正確に365.2425日である。

一般の天体の1日

地球以外の天体や、地球でもはるかな過去(あるいははるかな未来)については、通常、その天体の平均太陽日(あるいは太陽日)をその天体の1日とする。言い換えれば、太陽の(平均)南中周期に等しい。

自転周期 t と公転周期 T からは、

カテゴリ

日曜日

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 18:53 UTC 版)

日曜日(にちようび)または日曜(にちよう)は、土曜日月曜日の間にあるの1日。カレンダーでは赤色で表記される例が比較的多い。

各言語での名称

日本語の名称は、七曜の1つである太陽の日にちなむ。

日本語以外では、英語: Sundayドイツ語: Sonntagオランダ語: Zondagスペイン語: Domingoラテン語: Dies solisなどと呼び、これらは日本語同様、由来は「太陽の日」である。

そのほかに「主日」に由来する名で呼ぶ言語も多い。

太陽に由来する呼称を用いる言語
カトリック教会正教会などの典礼奉神礼暦用語由来の呼称を用いる言語
キリスト教におけるキリストの復活を記念した「復活日」に由来する呼称を用いている言語
安息日に由来する呼称を用いる言語
ヨーロッパの多くの言語では安息日に由来する言葉を土曜日にあてている。
「週の一日目」に由来する呼称を用いる言語

起源・沿革

旧約聖書

神が天地の創造を6日間で終え、7日目に休んだとされる安息日土曜日であり、週の始まりの日が日曜日である。

ヘレニズム

ヘレニズム文化が発達した地中海世界で、太陽が支配する曜日として紀元前1世紀に初登場し、途絶えることなく現代に伝わっている。占星術により、土曜日は不吉とされて外出などが忌避されたかわりに日曜日は吉日となった。

キリスト教の礼拝日として

1世紀以降、インド・ペルシャの太陽神(ミスラ)を主神とするミトラス教ローマ帝国に流入し、広く信仰された。 古代太陽神が広く信仰されていた時代は日曜日が礼拝日であったという。

キリスト教では、福音書のとおり、イエスはユダヤ人の安息日の翌日に復活したと信じられるが、後に、これを記念するとして、毎週日曜日に教会で礼拝が行われるようになっていった。2世紀以降、ローマ教会は毎年の過越聖餐をせず、土曜日が終わるまで断食し、日曜日に聖餐をするようになった。その後4世紀になって、ローマ帝国では日曜日を休日とし、休業するように皇帝が命じた。皇帝はキリスト教などの全ての宗教を公認したが、国教は定めなかった。

休日としての普及

キリスト教圏では一般にこの日は休日であるほか、現在ではキリスト教圏以外でも日曜日を休日とする習慣が広がっている。

イギリスで1802年に世界初の「工場法」ができ、以後、20世紀にかけて世界各地では労働運動を背景として、雇用主は労働者に週1日の休みを与えるよう法制化された。国・地域によっては、労働者の権利として認められるのは遅く、たとえば、ポルトガルが週6日労働を法制化したのは1911年であり、1918年南米コロンビアでは、農園労働者が週6日労働などを要求して長期のストライキを闘ったが敗北に終わったことがある。日本では明治時代に七曜が導入され、神武天皇即位の日が日曜日であるという理由から休日となった。戦後1947年に日本国憲法にともなって労働基準法ができ、1週間に1日または4週間に4日の休日を与えることが定められた。一方、農村では「生活改善運動」が組織され、農家の働く女性の休日を実現するため、住民自治により月2回の定休日を設けたことがあるにとどまっていたが、高度成長期における人口移動を通じて都市部の勤労者が多数となったことから、社会人が日曜日に休む習慣が日本でも普及した。

黎明期のメジャーリーグベースボールでは、日曜日は安息日という理由から、試合開催はタブー視されていた。しかしアメリカン・アソシエーションは日曜日にも試合開催を積極的に行い、観客動員数増加に貢献した。

休日とする法律
  • 安息日への冒涜英語版 - ユダヤ教の安息日など、宗教的に休みとする日を冒涜して労働する事に対する罪。
  • ブルー・ロー英語版(Sunday laws) - キリスト教世界では、特に日曜日に礼拝へ行かせるため、あらゆる勤労を制限する法律が課された。
  • コンスタンティヌス1世 - 西暦321年3月7日の日曜は、キリスト教では復活祭の日曜日、ローマ帝国の太陽神ソル・インウィクトゥスの祝日であるため、農業以外で働くことを禁じた。またテオドシウス法典2,8,1として、西暦321年3月3日に日曜日を週の休みとした。

日本における日曜日

日本では文明開化の中で導入され、紀元前660年2月11日(神武天皇の即位の日)が日曜日であったことから休日となり、市町村役場、初等学校などを通じて地方に普及した。ちなみに導入以前は官庁は5日周期の休日(一六日)としていたため、日曜日を休日とすることで、かえって労働時間は増加した。

全国共通して日曜日を官庁の休日と定める法律は「国会に置かれる機関の休日に関する法律」「裁判所の休日に関する法律」「行政機関の休日に関する法律」があり、行政機関・裁判所などの当該機関の休日を日曜日(および土曜日・祝日・指定された日)と定めている。しかし、民間企業にも適用される労働基準法において休日に関する具体的な曜日は指定されていない。 祝日法の振替休日の規定は民間企業には適用されないが、日曜日を休日であるという前提に基づいているため、事実上、日曜日が休日であると一般的に認識はされている。

官庁では1876年の日曜日導入まで五十日(ごとおび)の翌日と朔(ついたち:月の初日)を公休日としていた(一六日)。しかし、人口の大多数を占めた農家には農作業を休む日として毎月定例の「市」が立つ日、「」の集まりがあるほかは、毎週の定休日は無く、むしろ、農繁期には家業を手伝わせるため学校も休校した。1945年以前、ところにより月1回の一斉休業日が設けられるにとどまる。

日時が決まっているイベントや風習によっては、当日が日曜日に当たった場合は翌日もしくは直前の金曜日などに変更される場合がある。

振替休日

現在では休日となることが多いが、行事の都合で出校日にする学校や、業務内容の関係で休日としない会社もある。この場合、その日に一番近い平日振替休日または通常の休日とする。消費者に相対する小売業をはじめ第三次産業に従事する人口の比率が高まっており、日曜日を定休日としない事業所は多い。製造業の代表的な職場では、祝日法に定める振替休日は無視されている(トヨタカレンダー参照)。

これとは別に、日本では1973年より日曜日と祝日が重複した場合は振替休日が設けられるようになった。

交通状況

鉄道においては平日とは異なり、朝や夜間の利用者は少なく、日中の利用者は若干多い[2]。そのため、終電が繰り上げになる路線があったり、鶴見線名鉄築港線和田岬線のように工場への通勤が主体となる鉄道路線では平日よりも本数が極端に減少する路線もある。

路線バスにおいても通学利用が主体となる路線(特に地方)では日曜日(または休日)が運休となる路線もある。

道路交通においては観光地や商業施設周辺などでは日中は道路が混み合うこともあるが、物流業界にとっては休業日であるため、実際は交通量が最も少ない曜日である[3][4][5]

休業とする業種

銀行役所・役場郵便局の多くは日曜日の業務を休業している。これは法律によって定められたものであるが、現在は実情に合わせて柔軟な対応ができるよう改正がされており、日曜日に業務を行うところも現れている[6]

公立図書館美術館博物館の多くは月曜日を定休日(休館日)としているが、国立国会図書館は日曜日が休館日である[7]

医療機関の多くは日曜日を休診としている。休診日の設定に明確な決まりや制限はないものの、他のサービスやスタッフとの連携に問題があるためとされている[8]

サンデーショック

私立中学校のいわゆる名門校は、地域によってある一定の日時(東京都においては2月1日)に入試を行うことによって併願を制限している。しかし、その日が日曜日にあたる場合、一部のキリスト教系私立中学校では入試が実施されず、翌日に設定されることがある。従ってその年度の受験生は通常併願できない組み合わせの学校同士を受験できることとなり、入学のチャンスが増える。一方で、例年とは異なる受験者層が受験することにより当該学校のみならず地域全体の学校の難易度に変化が生じ、合否の予測が困難となることもある。一部ではサンデーショックと呼ばれる。

日曜日に発生した歴史的事件

歴史上、日曜日に発生した騒乱・虐殺事件について、血の日曜日事件 (Bloody Sunday) と呼ぶ事がある。この名前で呼ばれる事件はいくつかあるが、その中でも代表的なのは以下の物である。

「日曜日」を語源とする文物

「日曜」を冠した番組

テレビ

日曜のみ放送のニュース・情報番組
テレビドラマのタイトル

ラジオ

日曜日に関する作品

小説

映画

楽曲

記号

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+3230 - ㈰
㈰
全角括弧付き日
PARENTHESIZED IDEOGRAPH SUN
U+3290 - ㊐
㊐
丸日
CIRCLED IDEOGRAPH SUN

脚注

  1. ^ 国立国会図書館. “週という概念ができたのはいつ頃からか、また、なぜ日月火水木金土の順なのかを調べたい。”. レファレンス協同データベース. 2023年5月16日閲覧。
  2. ^ 東日本旅客鉄道(JR東日本)の資料によると、時間帯ごとの移動者数は7時 - 8時台と18時 - 19時台は平日よりも休日の方が移動者数が少なく、10時 - 16時台は平日よりも休日の方が移動者数が若干多いという結果が出ている。出典:駅を中心とする移動と消費に関する調査研究 (PDF)
  3. ^ 渋滞が起きやすい時間帯を避ける! − 首都高ドライバーズサイト
  4. ^ 大阪府域における曜日別・月別交通渋滞発生状況 (PDF) - 大阪府
  5. ^ 熊本市中心部の交通渋滞実態調査 (PDF) - 地方経済総合研究所
  6. ^ 業界ごとにお休みが決まっている?〜木曜日以降編〜 - Oggi.jp
  7. ^ 利用時間・休館日 - 国立国会図書館
  8. ^ なぜ、土日に開いている病院が少ないのでしょうか? - アメーバニュース

関連項目


日(『ランブリングエンジェル』では「ギャグ」属性相当)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 21:09 UTC 版)

リセ (カードゲーム)」の記事における「日(『ランブリングエンジェル』では「ギャグ属性相当)」の解説

天真爛漫で元気で明るキャラが集まる賑やかな属性神尾観鈴など)」。太陽マーク1体1体APが高い上に、大抵のキャラが[ジャンプ][ステップ]等の移動能力を持つ。

※この「日(『ランブリングエンジェル』では「ギャグ」属性相当)」の解説は、「リセ (カードゲーム)」の解説の一部です。
「日(『ランブリングエンジェル』では「ギャグ」属性相当)」を含む「リセ (カードゲーム)」の記事については、「リセ (カードゲーム)」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/11/27 19:42 UTC 版)

読み

名詞

  1. (ひ、ニチ、ニッ)太陽
  2. (ひ、ニッ)日光日差し
    • 焼ける、が差す、
  3. (ひ、ニチ、ニッ、ジツ)地球が1周の自転をするのにかかる時間の単位。おもに平均太陽日暦日
  4. (ひ、ニチ、ニッ)太陽観測できる時間帯
  5. (ひ、ニチ、ニッ、ジツ)特定一日
  6. (ひ、ニチ、ニッ)日数日々

訳語

天体

太陽参照

暦日

暦日参照

曜日

日曜日参照

接尾辞

  1. (-か)助数詞和語数詞の後に付ける。
    1. 月の最初から何番目の日かを示すのに用いる。
    2. 日数を示すのに用いる。
    3. 昼を表す
  2. (-にち)助数詞漢語数詞の後に付ける。
    1. 月の最初から何番目の日であるかを示すのに用いる。
    2. 漢語数詞の後に付けて日数を示すのに用いる。

造語成分

  1. (ニチ)日曜日の略
  2. (ニチ、ニッ)日本の略

熟語


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「日」の例文・使い方・用例・文例

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