うるう秒
別名:閏秒
原子時計で測られる標準時刻と地球の自転速度との間に生じるずれを調整する目的で、数年に1度、不定期に挿入される1秒間。
きわめて精確な原子時計に比べると、地球の自転速度は不規則であり、わずかずつ遅くなっている。そのため、原子時計の時刻と、天体観測によって1日の長さを観測する天文時との間には、ずれが生じる。原子時計と天文時との間の差が1秒間に近づいた場合、世界標準時に1秒を挿入し、補正するという作業が行われている。
うるう秒は1972年に導入され、2012年1月現在までに計24回挿入されている。
うるう秒はうるう年とは異なり不定期に挿入されるものであり、コンピューターの誤作動を引き起こす可能性なども指摘されている。うるう秒を廃止する提案は1999年からあり、国際電気通信連合の総会で議論されてきた。
2012年に開かれた国際電気通信連合の総会でもうるう秒の廃止は検討されたが、結論は先送りとされ、次回総会までは存続されることとなった。
関連サイト:
うるう秒実施日一覧 - 独立行政法人 情報通信研究機構 日本標準時(JST)グループ
閏秒
閏秒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:27 UTC 版)
詳細は「閏秒」を参照 現在の1秒は原子の振動を元に定義されており、常に一定間隔で時刻が刻まれている。しかし地球の自転速度が一定ではないため、原子の振動に基づいた時刻の定義では、実際の昼夜とのずれが生じることになる。これを補正するため、ずれが0.9秒を超えないように余分な1秒となる閏秒が挿入される(定義上は1秒を削除することもあり得るが、実際に行われたことはない)。
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