日食とは？ わかりやすく解説

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 03:56 UTC 版)

名詞

日 食（にっしょく 日蝕とも）^[1][2]

1. ［天文］［原義・本義・狭義］太陽が欠けるように見える現象。掩蔽^(wp)による食（蝕）の一種で、地球から見たときに、月（地球の月）によって太陽の一部、または全体がが隠されること。
   • すなわち、太陽の光あまり大なるがゆえに、比較的微力なる星は、覆いかくされたものであります。それゆえに、ひとたび日食にでもなりますと、きらきらと星は光り輝くのであります。 （井上円了『妖怪談』）〔1905年〕
2. ［天文］［広義（あるいは拡張的用法）］　掩蔽による食（蝕）の一種で、観察者から見たときに、衛星の月（広義の「月」、すなわち地球の月や他惑星の月）によって太陽が隠される現象。
   • 「日食」といえば、基本的には語釈1のごとく視点^(wp)が地球上にあるときに観察できる日食を指す。一方宇宙空間（例えば、星間旅行中の宇宙船内）や地球以外の惑星上に置かれた視点であっても、観察が可能であれば、語釈2のごとく日食と呼ぶ（専門家も一般向けで用いる）。具体例を挙げれば、火星から（着陸探査機^(wp)のカメラを通じて）見たときに火星の衛星（火星の月）であるフォボスと太陽が織り成した日食（フォボスの日面通過^(wp)）がある（アメリカ航空宇宙局^(wp)〈NASA〉はそのように発表している）。

発音^(?)

に↗っしょく

表記揺れ

• 日蝕

翻訳

• 英語: solar eclipse

関連語

• 食（蝕）^(wp) / エクリプス^(wp)

• 掩蔽^(wp)による食

• '日食 - 皆既日食、部分日食、金環日食
• 日面通過^(wp)
• 星食^(wp)
• 恒星食

• 影による食

• 月食^(wp)
• 衛星食 ：人工衛星の影による食。

脚注