でんぱ‐どけい【電波時‐計】
電波時計(でんぱとけい)
内蔵された受信アンテナが標準電波をキャッチし、自動的に時刻を修正する機能を備える。電波時計には、腕時計や目覚まし時計、置き時計、野外用時計などの種類がそろっている。
標準電波とは、日本標準時(時刻)の情報を電波に書き込んだものだ。この電波を受信することで、日本標準時を正確に知ることが可能となる。この時刻の誤差は10万年に1秒とされており、実用上は「誤差ゼロ」だ。テレビの時報などにも利用されている。
1999年 6月10日、福島県都路村に建設された「おおたかどや山標準電波送信所」は、長波帯の標準電波による日本標準時のリアルタイムな送信を始めた。この標準電波送信所から出力される標準電波は、それまで利用していた短波帯のものよりも格段と精度を上げただけでなく、送信所から半径1000kmの範囲、すなわち、九州・沖縄を除く全国まで受信可能な領域を広げた。
長波による標準電波送信所の運用開始に合わせて、時計メーカー各社から個人向けの電波時計が市場に投入されるようになった。
2001年10月には、福岡・佐賀の県境でも標準電波送信所が運用を始める予定で、電波の受信範囲を全国にまで広げることが可能となる。そこで、シチズン時計やカシオ計算機、リズム時計工業は新製品を投入し、時刻を合わせる手間のいらない時計として、ブームを引き起こしたい考えだ。
(2001.06.08更新)
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