内容
ケガをした祖母・祥子(高畑淳子)のため、五島にやって来た舞(福原遥)
その祥子の家に、信吾(鈴木浩介)ら役場が始めた、
五島へ留学体験で森重美知瑠(辻本みず希)朝陽(又野暁仁)親子がやって来る。
敬称略
作、桑原亮子さん
ほんとうに、変なドラマである。
主人公の物語から脱線して、脇役の話。。。スピンオフならまだしも。
完全に、別の話だ。
そのうえ、主人公の物語と、一応、重ねているモノの、かなり強引。
ハッキリ言って、主人公の“今”“今の物語”には、完全に無関係。
この状態でサブタイトル《翼を休める島》というのは、さすがに無茶な話だ。
ハッキリ書かせてもらうが。
そこまでして、“五島”を舞台にしたいんですか?
それなりに評判が良かったので、追加したわけで無く。
間違いなく放送開始前から決まっていたことだ。
そう。
制作サイドは、そこまでして、“五島”を舞台にしたいのである。
だったら、“ドラマ”の舞台を、東大阪や、宮崎、帯広、アッサリ仙台。
そんな風にするのならば、
“五島”だけを集中的に描き、舞台にすれば良かったのではないのか?
ダメな理由が、全く分からない。
そもそも。主人公の夢をパイロットにすることにしても、無茶苦茶だったのだ。
“ばらもん凧”にはじまり“模型飛行機”“人力飛行機”からの“パイロット”
かなり好意的に見ても、“流れ”が無茶苦茶なのは、言うまでもないこと。
今作の序盤のエピソードや、“流れ”を考えると。
“普通”ならば、“パイロット”に向かうのでは無く。
人生の恩人であり、年配者が離島で1人暮らしという祖母のために、
“パイロット”ではなく、“船”または“船宿”では無いのか?
だって、
そもそも、周りに。。。家族への気遣いが過ぎて、熱を出していたんだよね?
なのに、今作は、その初期設定を、完全に無視して、
“回復”したからと、無理矢理“パイロット”を夢にしたのだ。
それも、“誰かのため”というのではなく
“空を飛ぶ”という“自分のため”だ。
そう。すでに、気遣い心配りなども全く無い、自分本位の状態なのである。
例えば、前作《ちむどんどん》では。
自分が作った料理で、みんなが笑顔になったりしたことで。
料理人を目指し、店を出すことを目指したのだ。
妙な騒動ばかりを描き、不評を一心に被った兄にしても、
すべて、家族のためだったのだ。
例を挙げるまでも無く。“朝ドラ”では、同様のことが多く。
“自分のため”よりも“人のため”“人の笑顔のため”のほうが、
むしろ多いのである。
なのに、今作は、そこからも逸脱。
完全に“自分のため”
実は、今作、および今作の主人公への違和感は、
その部分のあるのでは?と、個人的には考えている。
そのため、“俺様”の柏木との関係にしても、
“似たもの同士”にしか見えていない。
もちろん、“自分のため”が悪いとは思わない。
が、今作も序盤では、言ってみれば“人のため”に近い主人公だったのに。
大きく舵を切ってしまって、そのまま突き進んでいるのだ。
完全なキャラ変更。
今作は、熱、病気を盾にすることで誤魔化していますが。
今後、どんな展開になるのか、全く分からない。
でもね。
今回のようなエピソードを描くなら、
前述したように、初めから“パイロット”ではなく。
祖母いる“五島”に移住して、
それこそ。。。渡し船の船長だとか、民宿の女将などを目指せば良かっただけ。
きっと、そんな物語の方が、普通に受け入れることが出来たような気がする。
ま。。。。客寄せパンダを利用した作戦は、使えないのだけど。
しっかし、ほんとに、内容が無いね。
本家の感想。
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