内容
渋谷の空き家で、男性の遺体が発見された。
江藤(佐々木蔵之介)から“つまんねぇ”と言われ、
気になった獅子雄(ディーン・フジオカ)は、現場へと向かう。
いわくつきの物件で、5年前、地面師詐欺事件で被害に遭った建設会社社長。
被害者が、邸内で自殺していた。それからは、空き家に。
遺体があった場所で、獅子雄は木の枝がある事に気付く。その断面は新しかった。
その後の調べで、遺体の身元が判明する。
地面師詐欺グループのひとり・吉野正夫(六平直政)だった。
その遺体安置室に、捜査二課の市川利枝子(伊藤歩)がやって来る。
グループで唯一逮捕出来た犯人だという。未だ、取られた21億は見つからず。
主犯の守谷に渡ったらしいことは分かっていた。
家の持ち主・坂東庄之助は、高級老人ホームにいて、悠々自適の生活。
ここ数ヶ月、建物から出ていないことも確認されていた。
大邸建設社長の妻は入院中。子供はいなかった。
当時、案件を持ち込んだ営業マンの古田和人(岡田義徳)に
事情を聞きに行く獅子雄。屋敷近くで目撃情報があったからだった。
しかし、知らないと言うばかり。ただ妙な印象を受ける。
そんななか、出所した吉野が、
坂東家の元家政婦・細川保奈美(山口いづみ)に連絡をとっていたと分かる。
若宮(岩田剛典)に話しを聞きに行かせたところ、謝罪に来たという。
保奈美は、吉野が家の持ち主役で犯人グループに利用されたと慰めたようで。。。
古田に13億の大きな契約があると知った獅子雄は、古田に揺さぶりをかける。
すると、5年前のコトは現在の会社には言っておらず。
不安がある事も伝えていないと打ち明けてくる。
家の持ち主・斎藤順子(山村紅葉)に、妙な印象を受けていると。。。。
敬称略
脚本は、井上由美子さん
演出は、永山耕三さん
そっか。。。。“守谷”なんだ。。。なるほどね。
知っている人は知っているとおり、
今後、関わり続ける人物であろう。
先ず初めに。。。。あり得ん。
第3話で、3人目の演出である。
そこはとりあえず横に置いて置くが。
脚本の素晴らしさだろうか。
徹底的な作り込みが見えて、面白いですね。
ミスリードも、シッカリ為されているし。
イマドキの案件や、要素を盛りこんでいるのも、秀逸だ。
“リメイク”“ローカライズ”は、センスが物を言いますから。
センスの良さが見える脚本である。
そして、ほんとに素晴らしいのは、
これまでの2話と同じく、そんな秀逸な脚本に応えている演出と俳優。
見事としか言いようが無い。
緩急の付け方も、今回が第1話、第2話より、バランスがとれている。
あ。。。第1話、第2話が、ダメだったわけでは無く。
ちょっとした、バランスの問題。
スタッフが、どこまで作品の“らしさ”を押し出すか?押し出さないか?
なのである。
3人目で、ちょうど良い感じか。
とはいえ。
キャスティングで、ある程度、先が見えたのは、少しだけ引っかかったが。
ここは、もうちょっと、人を揃えても良かったかもね。
ま、満足度が高くなっているので、
これくらいが、良いのかもしれません。
あ。。。。。。褒めてしまった。