『通報者』
内容
ある夜のこと。笠井俊子(益田ひろ子)という女性が、絞殺された。
米沢(六角精児)によると、鈍器で殴られたあと、、絞殺したよう。
が。。事件には不思議な点が1つ存在していた。
警察に通報があったのだ。しかし、身元を告げず切ったようだった。
米沢から話を聞いた右京(水谷豊)は、興味を覚える。
録音の声からすると、、、“子供”!?
そのうえ、被害者は、前科者であり、
表の顔は生け花教師であるが、実は、、、恐喝の常習犯!!
右京と尊(及川光博)が、現場となった市民ホール前に向かい、
周辺を捜索。。。。。なぜ、深夜に子供が??
右京は、近くにあったスピード写真の機械に気づき、
残されたコンビニレシートを元に、コンビニの防犯カメラ映像から身元が判明。
近くに住んでいる中学生の藤吉祐太(溝口琢矢)だった。
病気の母・美奈子(内田量子)と幼い妹・祐芽の3人暮らしで、
生活保護を受けているよう。
右京が、訪ねていったところ、、巻き込まれたくなかったと知らされる。
が。。右京は、録音の声の調子から、疑問を抱く。
巻き込まれたくないなら、電話をしないのでは?
一夜明けて、なぜ、無関心を装っているのか??
役所の福祉課の細野忠雄(上田茂)によれば、身よりは、美奈子の姉だけ。
その美奈子の姉・美里(阿南敦子)から妙な話を聞く尊。
文化センターで生け花を教えていた笠井俊子。
美里によると、笠井俊子と祐太が、話をしているのを見たことがあるという。
祐太のもとに向かい、尊が問いただすと、
万引きしたのを目撃され脅されていたと答える祐太。
しかし調べてみると、万引きが嘘だと分かる。
いったい、なぜ、嘘をついているのか??
そんななか、尊が聞き込んだ中学の担任・下山巧によると、
就職が決まった二学期以降、荒れていた祐太が、大人しくなったらしい。
一方で、同じ頃、女子更衣室で盗・撮騒動があり、
また、右京の聞き込みで、ちょうど文化祭の展示品のため華道部の指導で、
笠井俊子が中学に度々来ていたことが分かる。
華道部の顧問・高橋明子の話では、笠井俊子が犯人を知っていたよう。
同じ昨年の9月頃、祐太が大人しくなっていることから、
何らかの関連性があると、考えられた。
そのころ、恐喝の常習者だった笠井俊子が、何者かを恐喝し
その反撃を受けたと見て、捜査一課の伊丹(川原和久)らは捜査を続け、
笠井俊子が生け花を教えていた旧家の女主人・宗方綾乃(堀ひろこ)に、
疑惑を向け始めていた。
昨年9月ごろ失踪した夫・剛史のことで強請られていた可能性が。。。
伊丹たちは、任意で宗方綾乃から聴取をはじめた直後、
なぜか、祐太が警察を訪れ。。。。。。
右京は、文化祭と笠井俊子の関連性を見つけ出し、
造園会社に勤める赤松肇(建蔵)という男が、
何らかの関係があることをつかみ。。。
敬称略
↑てんこ盛り!!
正確には、どこまで盛り込めばいいか悩んだ末。。。ということだ。
今回のお話は。
殺人現場の目撃者からの通報。
だが、、、なぜか、通報者の態度の変化が気になる右京。
そんななか、通報者が中学生と分かり、尊は何かを感じ始める。
その中学生は、嘘ばかりをつくのは、なぜか?
ま。。。そんなところ。
大雑把に言えば、嘘ばかりをつく少年のお話。。。なのだが。
そこに、殺人事件だけでなく、
生活保護という、、、生活苦を描くという
かなり、切ないお話ですね。
いや、殺人事件解決ドラマと言うコトではなく、社会派ドラマになった感じですね
ってか
まさか、刑事ドラマにありがちな、殺人事件や、通報者という部分ではなく、
生活保護という部分をテーマにしてくるとはね!!
結果的に、少年は、事件に関わっていないのだが
一人の被害者が引き起こしていた恐喝事件を多面的に描き、
社会派テーマに転換した今回。
この捻り方こそが、『相棒』のオモシロ味ですよね。
少年の嘘が、小さな家族を守るためだった、、、嘘。
切なくも、かなり面白い部分を突いてきた作品だったと思います。
ただし。
尊自身の過去が、ほとんど描かれていないため、行動理由に曖昧さはあるのが、
ちょっと残念な部分ですね。
こういうところ、、、優しさを感じる尊。
相手が少年だというのも、きっと、『何か』があるに違いないのだが。。。
『相棒』なのに、見えてこないモノが多すぎることが
少し足を引っ張っている感じですね。
傑作と呼んで良いお話だっただけに、
もったいないことをしていますよね。。。
ま、、これが、尊を表現するエピソードの先駆けになると
そう考えておきます。
これまでの感想
第12話 第11話
第10話元日スペシャル
第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話
内容
ある夜のこと。笠井俊子(益田ひろ子)という女性が、絞殺された。
米沢(六角精児)によると、鈍器で殴られたあと、、絞殺したよう。
が。。事件には不思議な点が1つ存在していた。
警察に通報があったのだ。しかし、身元を告げず切ったようだった。
米沢から話を聞いた右京(水谷豊)は、興味を覚える。
録音の声からすると、、、“子供”!?
そのうえ、被害者は、前科者であり、
表の顔は生け花教師であるが、実は、、、恐喝の常習犯!!
右京と尊(及川光博)が、現場となった市民ホール前に向かい、
周辺を捜索。。。。。なぜ、深夜に子供が??
右京は、近くにあったスピード写真の機械に気づき、
残されたコンビニレシートを元に、コンビニの防犯カメラ映像から身元が判明。
近くに住んでいる中学生の藤吉祐太(溝口琢矢)だった。
病気の母・美奈子(内田量子)と幼い妹・祐芽の3人暮らしで、
生活保護を受けているよう。
右京が、訪ねていったところ、、巻き込まれたくなかったと知らされる。
が。。右京は、録音の声の調子から、疑問を抱く。
巻き込まれたくないなら、電話をしないのでは?
一夜明けて、なぜ、無関心を装っているのか??
役所の福祉課の細野忠雄(上田茂)によれば、身よりは、美奈子の姉だけ。
その美奈子の姉・美里(阿南敦子)から妙な話を聞く尊。
文化センターで生け花を教えていた笠井俊子。
美里によると、笠井俊子と祐太が、話をしているのを見たことがあるという。
祐太のもとに向かい、尊が問いただすと、
万引きしたのを目撃され脅されていたと答える祐太。
しかし調べてみると、万引きが嘘だと分かる。
いったい、なぜ、嘘をついているのか??
そんななか、尊が聞き込んだ中学の担任・下山巧によると、
就職が決まった二学期以降、荒れていた祐太が、大人しくなったらしい。
一方で、同じ頃、女子更衣室で盗・撮騒動があり、
また、右京の聞き込みで、ちょうど文化祭の展示品のため華道部の指導で、
笠井俊子が中学に度々来ていたことが分かる。
華道部の顧問・高橋明子の話では、笠井俊子が犯人を知っていたよう。
同じ昨年の9月頃、祐太が大人しくなっていることから、
何らかの関連性があると、考えられた。
そのころ、恐喝の常習者だった笠井俊子が、何者かを恐喝し
その反撃を受けたと見て、捜査一課の伊丹(川原和久)らは捜査を続け、
笠井俊子が生け花を教えていた旧家の女主人・宗方綾乃(堀ひろこ)に、
疑惑を向け始めていた。
昨年9月ごろ失踪した夫・剛史のことで強請られていた可能性が。。。
伊丹たちは、任意で宗方綾乃から聴取をはじめた直後、
なぜか、祐太が警察を訪れ。。。。。。
右京は、文化祭と笠井俊子の関連性を見つけ出し、
造園会社に勤める赤松肇(建蔵)という男が、
何らかの関係があることをつかみ。。。
敬称略
↑てんこ盛り!!
正確には、どこまで盛り込めばいいか悩んだ末。。。ということだ。
今回のお話は。
殺人現場の目撃者からの通報。
だが、、、なぜか、通報者の態度の変化が気になる右京。
そんななか、通報者が中学生と分かり、尊は何かを感じ始める。
その中学生は、嘘ばかりをつくのは、なぜか?
ま。。。そんなところ。
大雑把に言えば、嘘ばかりをつく少年のお話。。。なのだが。
そこに、殺人事件だけでなく、
生活保護という、、、生活苦を描くという
かなり、切ないお話ですね。
いや、殺人事件解決ドラマと言うコトではなく、社会派ドラマになった感じですね
ってか
まさか、刑事ドラマにありがちな、殺人事件や、通報者という部分ではなく、
生活保護という部分をテーマにしてくるとはね!!
結果的に、少年は、事件に関わっていないのだが
一人の被害者が引き起こしていた恐喝事件を多面的に描き、
社会派テーマに転換した今回。
この捻り方こそが、『相棒』のオモシロ味ですよね。
少年の嘘が、小さな家族を守るためだった、、、嘘。
切なくも、かなり面白い部分を突いてきた作品だったと思います。
ただし。
尊自身の過去が、ほとんど描かれていないため、行動理由に曖昧さはあるのが、
ちょっと残念な部分ですね。
こういうところ、、、優しさを感じる尊。
相手が少年だというのも、きっと、『何か』があるに違いないのだが。。。
『相棒』なのに、見えてこないモノが多すぎることが
少し足を引っ張っている感じですね。
傑作と呼んで良いお話だっただけに、
もったいないことをしていますよね。。。
ま、、これが、尊を表現するエピソードの先駆けになると
そう考えておきます。
これまでの感想
第12話 第11話
第10話元日スペシャル
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