『プレゼンス』後篇
内容
白バイ隊員・出雲麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件は、
被疑者・万津幸矢(櫻井圭佑)が謎の転落死を遂げるも、
所持品から拳銃が見つかったことで、被疑者死亡で送検となった。
中園参事官(小野了)は、伊丹(川原和久)芹沢(山中崇史)ら捜査員に、
裏付け捜査を行うよう命じる。
一方、右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、
被疑者の万津幸矢がVR世界“ネオ・ジパング”に傾倒していたことに、
引っ掛かりを覚えていた。
何かがあると考え、“ネオ・ジパング”で出会った
風間楓子(芦名星)に協力を求める。
楓子の情報で、万津幸矢が転落死したビルが、VR世界にも存在するとわかる。
その場所“嵐が丘”で張り込みをしたところ。。。。
その後、右京、亘は、万津の母・蒔子(松永玲子)の話に違和感を抱き。
万津の恋人・朱音静(日南響子)が、何かを知るのではと推測する。
そして“ネオ・ジパング”設立者・加西周明(石丸幹二)に、
万津幸矢のことなどを質問するのだが。。。。
そんななか、出雲麗音が、伊丹、芹沢に、静への取り調べを懇願。
敬称略
脚本は、輿水泰弘さん
監督は、橋本一さん
前回の前編よりは、シッカリと主人公ふたりが動いていて。
“物語”という感じになっていますね。
そもそも。
主人公が動いている部分が、“ドラマ”にとって“物語”なわけで。
前編のように、そういう部分が少ないと。
“刑事モノ”系統では、ただ単に情報の羅列にしか過ぎないのである。
当然、それが、“物語”であるわけがなく。
面白味になることは無いのである。後編のためのタダのネタフリだからだ。
前編、後編の役割が有るのも分かっていても。
やはり、今回くらいで描いてくれていた方が、《相棒》という感じがします。
前後編なので、無理な部分も有るだろうけど。
そのうえ、それぞれが時間延長されてしまうと。
ま。。。そういうことになってしまうのは、仕方ないことだろう。
それでも、後編で、サラッと前編の内容を描きつつ。
ミステリーという感じで見せてきたのは、「さすが」というべきでしょうね。
おかげで、イマイチ、つかみどころがなく。
魅力を感じ難かった前編で、後編への興味を抱きづらかったにも関わらず。
後編の序盤から、興味を提示しつつ、
視聴者の心を、ガッシリ掴んできたのは、ほんと「さすが」
無駄が、あまり描かれなかったのも、良い方向へと向かわせているのでしょう。
個人的には、前後編で無く、“2hsp”にして欲しいですが。
いろいろな事情もあるだろうから、仕方ないかな。
長期シリーズだからこそ出来る“手”だしね。