投開票日タイムライン｜第49回衆院選

れいわ新選組、比例東海で1議席逃す　公選法規定で公明が獲得

　れいわ新選組は衆院選比例代表で3議席を獲得した。東海ブロックでも1議席獲得に相当する27万3000票を得たが、東海の比例名簿に登載された候補者が、重複立候補した小選挙区で10％未満の得票率にとどまったため、公職選挙法の規定により復活当選できなかった。れいわが得られるはずだった東海の1議席は、次点の

九州では福岡などで野党が議席奪還　野党共闘も一定の効果

　衆院選から一夜明けた1日、激戦区を制した与野党の当選者らが街頭で新たなスタートを切った。全国では自民が絶対安定多数を維持し立憲民主が後退、維新が躍進して「第三極」の存在感を示したが、九州では自民の小選挙区「独占県」だった福岡など4県で野党や無所属の候補が議席を奪還。全7県に非自民の当選者を出し野党

立憲・枝野代表「2日までに今後の考え方示したい」

　立憲民主党の枝野幸男代表は1日午前、衆院選の敗北を受けた今後の対応について、「2日までに今後について私の考え方を示したい」と記者団に述べた。同党は2日、執行役員会を開き、対応を協議する。　これに先立ち、枝野氏は東京都内の連合会館を訪れ、連合幹部と面談した。福山哲郎幹事長も同席した。【宮原健太】

自民、絶対安定多数を単独で確保　岸田首相「大変大きなこと」

　第49回衆院選は1日、定数465（小選挙区289、比例代表176）の全議席が確定した。自民党は261議席で、公示前の276議席から減らしたが、衆院の常任委員長ポストを独占したうえで各委員会の過半数を握れる「絶対安定多数」（261議席）を単独で確保した。公明党は公示前から3議席増の32議席で、与党は

コロナ遺族、非正規労働者「小さな声を聞いて」　岸田政権に注文

　民意は自民党の甘利明幹事長や立憲民主党の小沢一郎氏ら連続当選を重ねていた大物議員に厳しい審判を下す一方で、与党の政権継続を認める結論となった。衆院選を終えた岸田文雄政権に望むことを、新型コロナウイルス感染で家族を失った人や不安定な立場で働く人らにそれぞれ尋ねた。　◇実効性のある対策を　新型コロナに

立憲新人の馬場雄基氏、平成生まれの国会議員に「思いを形にする」

　10月31日投開票の衆院選で、福島2区の立憲民主党新人、馬場雄基氏（29）が比例代表東北ブロックで復活当選した。小選挙区では元厚生労働相の根本匠氏（70）に惜敗したものの、「平成生まれ」の衆院議員となる。　1日未明、福島県郡山市の事務所で当選の知らせを受けた馬場氏。午前8時過ぎにJR郡山駅前に立ち

敗北の立憲、党内で強まる反発　枝野代表らの責任論も噴出

　立憲民主党は衆院選で、公示前から14議席減らす96議席（小選挙区57、比例39）にとどまった。共産党などとの共闘で議席増を狙った立憲だが、辻元清美副代表が大阪10区で敗れ、比例復活もできずに落選するなど、勢力を減退させ、大きなダメージを受けた。党内では枝野幸男代表ら党執行部の責任を問う声が噴出し、

日経平均株価、一時700円高　自民の単独過半数確保に好感

　週明け1日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続伸となり、前週末終値と比べた上げ幅が一時700円を超えた。午前10時半現在の株価は、前週末終値比573円69銭高の2万9466円38銭。　10月31日投開票の衆院選で自民党が単独過半数（233議席）を大幅に上回る261議席を獲得したことを好感し、経済

韓国メディア「日本の有権者は再び自民党を信任」　一斉に報じる

　第49回衆院選（定数465）で、自民党が単独過半数を確保したことについて、韓国メディアは「日本の有権者は再び自民党を信任した」（聯合ニュース）などと一斉に報じた。　聯合ニュースは、選挙前に単独過半数割れの予測もあったと紹介。支持率の低い菅義偉前首相に代わる「新顔」として岸田文雄首相が就任したことや

「首の皮一枚つながった」波乱の衆院選　分配は最後まで曖昧

　31日投開票の衆院選は、自民が単独過半数を維持する一方、与野党ともに閣僚経験者らが敗れる波乱が相次いだ。新型コロナウイルス対策などの課題が山積する中、衆院解散から投開票までわずか17日間となった短期決戦。政権継続は認められたものの、岸田文雄首相にとっては党の要である甘利明幹事長が小選挙区で敗れる厳

自民・遠藤選対委員長「絶対安定多数確保、思っていなかった」

　衆院選の全議席が確定し、自民党は261議席で、単独で衆院の常任委員長ポストを独占したうえで各委員会の過半数を握る「絶対安定多数」を確保した。同党の遠藤利明選対委員長は1日午前、記者団に「正直、絶対安定多数までとれるとは思っていなかったし、かなり苦戦した戦いだと思っていた。そういう意味ではうれしい」

「力不足だった。維新の大きな風感じた」落選の立憲・辻元清美副代表

　衆院選大阪10区で敗北した立憲民主党副代表の辻元清美氏（61）は、比例復活当選も果たせなかった。1日未明に大阪府高槻市の事務所で記者会見した辻元氏は「維新の大きな風を感じた。やりにくい選挙だった」と選挙戦を総括。目を潤ませながら「力不足だった。申し訳ない。結果をしっかりと受け止めたい」と頭を下げた

立憲に期待感高まらず　政権批判票、維新へ　一本化の効果は限定的

　立憲民主党は、公示前勢力の110議席を下回った。衆院選をにらんで進めた旧国民民主党との合流と、共産党、国民、れいわ新選組、社民党との野党5党による小選挙区の候補者一本化は期待したほどの成果を上げられなかった。自公政権への批判票の相当数は「第三極」を掲げる日本維新の会に流れ、最大の争点に位置づけた政

閣僚経験者の落選相次ぐ　世代交代求める世論の「逆風」、与野党に

　衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。　東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立

与野党どちらにも共感できぬ有権者　問われる政党政治の信頼

　自民党は衆院選の直前に総裁を代え、有権者の期待感を当て込んで選挙戦になだれ込んだ。与党で絶対安定多数を維持し、戦術は奏功したものの、各地で守りの選挙を強いられ、風は吹かなかった。　公示前の276議席からある程度、議席を減らすことは自民党も織り込み済みだった。就任から1カ月足らずの岸田文雄首相はひと

当選16回の自民重鎮はなぜ敗れたか　「世代交代」ドンが後押し

　10月31日に投開票された衆院選の熊本2区で、解散前の衆院で自民党最多の16回の当選を誇った野田毅氏（80）が落選した。建設相や自治相などの閣僚を歴任したほか、2009年から6年にわたって党税制調査会長を務めた与党の重鎮だったが、43歳の無所属新人に敗れた。無敗の大ベテランに何があったのか。　「甚

2021衆院選

維新「第3党」の裏で何が　「吉村人気」だけではない底力と限界

　衆院選で、公示前（11議席）の4倍近い41議席を獲得し、第3党となった日本維新の会。拠点の大阪府では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例代表でも各地で議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫し、国政では「政権の補完勢力」と受け止められ

自民、261議席で15減　「絶対安定多数」は確保　全議席確定

　第49回衆院選は1日、定数465（小選挙区289、比例代表176）の全議席が確定した。自民党は261議席で、公示前の276議席から減らしたが、衆院の常任委員長ポストを独占したうえで各委員会の過半数を握れる「絶対安定多数」（261議席）を単独で確保した。公明党は32議席で、与党は293議席となった。

選択の秋2021

「年収200万円」税金を払うために働いている私たち 政治家は約束を守るか

　政治が生活の苦しさにどのように答えようとしているかについて、多くのコメントを寄せていただきました。＜生活の苦しさ、政治に届いているか あなたの意見は？＞　◇生活に重点をおいた選挙戦　今回の衆院選はコロナ禍が起きてから初めての全国規模の国政選挙でした。選挙戦では、岸田文雄首相（自民党総裁）や枝野幸男

立憲・辻元清美副代表が落選確実　衆院比例近畿

　大阪10区で敗北した立憲前職で党副代表の辻元清美氏（61）は比例復活当選もならなかった。　辻元氏は選挙区で、維新新人の池下卓氏（46）に敗北。重複立候補した比例代表の近畿ブロックでも惜敗率で及ばなかった。

自民・河村建一氏が落選見通し　元官房長官の長男　衆院比例北関東

　衆院選比例北関東ブロック（定数19）で自民新人の河村建一氏（45）が落選する見通しになった。　政界引退した河村建夫元官房長官の長男で、地元の比例中国から比例北関東に移り、名簿順位32位で当選が危ぶまれていた。

立憲・平野博文選対委員長が落選見通し　衆院比例近畿

　衆院選大阪11区で敗れた立憲前職、平野博文選対委員長（72）は、比例近畿ブロック（定数28）でも落選する見通しとなった。

自民・石原伸晃氏が落選見通し　衆院比例東京

　衆院選東京8区で敗れた自民前職、石原伸晃元幹事長（64）は、比例東京ブロック（定数17）でも落選する見通しとなった。

立憲・原口一博氏が9選　自民・岩田氏に競り勝つ　衆院佐賀1区

　与野党の一騎打ちとなった衆院選佐賀1区は、立憲前職の原口一博氏（62）が自民前職の岩田和親氏（48）との接戦を制し、9回目の当選を果たした。　原口氏は前回、希望結党時の混乱から無所属で出馬し、岩田氏に2万票以上の大差で圧勝した。今回は野党共闘を支援する市民団体「市民連合さが」の仲立ちで立憲、共産、

れいわ新選組・山本太郎代表の初当選確実　衆院比例東京

　衆院選比例東京ブロック（定数17）で、れいわ新選組の山本太郎代表（46）の初当選が確実となった。

第3党確実にした維新　岸田政権批判、変革求める有権者に浸透

　31日投開票された衆院選で、日本維新の会は公示前の11議席から3倍超の議席を確保し、自民、立憲民主の両党に次ぐ第3党となることが確実になった。拠点とする大阪府内では候補者を擁立した全15選挙区で、兵庫県でも1選挙区で勝利を確実にした。安倍、菅両政権とは改憲で足並みをそろえるなど良好な関係だったが、

自民・甘利明幹事長、辞任の意向固める　自身が選挙区で敗北

　自民党の甘利明幹事長は、幹事長を辞任する意向を固めた。甘利氏は10月31日投開票の衆院選神奈川13区で落選し、比例で復活当選した。　岸田文雄首相は11月1日未明、甘利氏に幹事長を続投させるかどうかについて「ご本人の話を聞いたうえで私が判断します」と、党本部で記者団に述べていた。

社民・福島党首　唯一の議席死守「本当によかった」　維新躍進を警戒

　社民党の福島瑞穂党首は31日、党本部での記者会見で、衆院沖縄2区で社民新人の新垣邦男氏が当選を確実にし、引退した前職に続き社民唯一の衆院議席を守ったことについて「本当に良かった」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。　一方、日本維新の会の躍進が伝えられていることに関し「むしろ国会の中で憲法改正の議論、

若宮健嗣・万博相、敗れる　安倍氏らの応援及ばず　衆院東京5区

　衆院選東京5区は岸田内閣で万博担当相を務める自民前職の若宮健嗣氏（60）が立憲前職の手塚仁雄氏（55）に敗れた。現職閣僚の敗北という厳しい審判となり、比例での復活当選に甘んじた。　若宮氏は、公示直前まで万博開催地の大阪で公務をこなして、選挙戦に突入した。公示後は、安倍晋三元首相ら党重鎮が連日応援に

甘利幹事長が辞任意向　岸田政権運営に影　高揚なき与党勝利

　岸田文雄首相は衆院選の勝敗ラインに掲げた与党での過半数の議席を確保したことを受け、11月10日にも第2次内閣を発足させる方針だ。自民党は2017年の前回衆院選から議席を減らしたが、単独過半数を維持し、当初の想定の範囲にとどまった。ただ、衆院選の陣頭指揮を執った甘利明幹事長が神奈川13区で敗北し、辞

自民が田野瀬太道氏を追加公認、銀座問題で離党　柿沢氏も公認

　自民党は31日、衆院選の小選挙区で当選を確実にした田野瀬太道氏（奈良3区）と柿沢未途氏（東京15区）を同日付で追加公認したと発表した。田野瀬氏は緊急事態宣言下の1月、銀座のクラブを訪れていたことが問題視され、2月に自民党を離党していた。

推計投票率55.33%　戦後最低の14年52.66%上回る見通し

　毎日新聞の調べでは、第49回衆院選の投票率は31日午後8時現在の推計で55・33％（小選挙区）となった。戦後最低だった2014年の52・66％を上回る見通しだ。　推定投票率は、都道府県選管の発表を基に集計したが、確定値と異なる可能性がある。　総務省によると、期日前投票（小選挙区）の投票者数は速報値

「旧民主」対決、菅直人氏が制す　自民・長島氏破る　衆院東京18区

　東京18区では、立憲前職の菅直人元首相（75）が自民前職の長島昭久氏（59）らを破った。旧民主党出身者による事実上の一騎打ちとして注目され、閣僚経験者らが連日選挙区入りして激しい舌戦を展開した。　菅氏は歓喜に沸く東京都武蔵野市の事務所で拍手で迎えられ、「全力を挙げた応援をひしひしと感じた。支えてく

ルポ短期決戦

東京18区、師弟の骨肉の争い　長島昭久氏にいらだつ菅直人氏

　立憲民主党の当選13回の重鎮、菅直人氏と、旧民進党を離党した後に自民党に入党し、東京21区から「国替え」となった長島昭久氏が立候補した東京18区。かつて「師弟関係」にあった2人がつばぜり合いを演じ、全国屈指の注目選挙区となっている。　◇自民も立憲も「党の顔」投入　公示前日の18日、舌戦はヒートアッ

菅直人元首相、14回目の当選確実　衆院東京18区

　衆院選東京18区で立憲民主前職の菅直人元首相（75）が自民前職の長島昭久氏（59）らを破り、14回目の当選を確実にした。

甘利氏、与野党一騎打ちに敗北　金銭授受問題への批判かわせず

　神奈川13区は自民前職の甘利明幹事長（72）が、立憲新人の太栄志（ふとり・ひでし）氏（44）との与野党一騎打ちに敗れる波乱が起きた。自民にとっては現職幹事長が小選挙区の議席を落とす厳しい結果となった。選挙戦では全国の候補者の応援に入った甘利氏だが、接戦が報じられた後は地元に張り付く形に。それでも自

公明・山口代表「防衛費いきなり倍増は国民の理解得られない」

　公明党の山口那津男代表は31日、フジテレビの番組で、これまでおおむね国内総生産（GDP）比1％以内に抑えられてきた防衛費を2％程度に増やそうとする自民党の衆院選公約について、「（防衛費を）増強することはあり得るとしても、いきなり倍増するということは国民の理解が得られないのではないか」と慎重な姿勢を

維新が議席大幅増「吉村人気」追い風　松井氏「今日からスタート」

　「実績を積み上げるために、今日からスタートだ」。日本維新の会の松井一郎代表（大阪市長）は31日夜、大阪市内のホテルで記者会見に臨み、厳しい表情を崩さずに語った。候補を擁立した大阪府内の15選挙区で全勝し、自民党候補を圧倒。新型コロナウイルス対応で知名度を上げた吉村洋文副代表（大阪府知事）の人気も追

立憲・枝野幸男代表、10回目の当選確実　衆院埼玉5区

　衆院選埼玉5区で立憲前職の枝野幸男党代表（57）が自民前職の牧原秀樹氏（50）を破り、10回目の当選を確実にした。

自民が単独で過半数上回る見通し　衆院選

　衆院選は31日に投開票され、定数465（小選挙区289、比例代表176）に対し、自民党は単独で、過半数の233議席を上回る見通しとなった。

甘利明幹事長、衆院神奈川13区で落選確実　金銭授受問題で批判

　衆院神奈川13区で、自民前職の甘利明幹事長（72）が、立憲新人の太栄志（ふとり・ひでし）氏（44）との一騎打ちに敗れた。13期目の当選を目指したが、自身の金銭授受問題への批判をかわせなかった。　比例で復活当選したものの、自民にとっては現職幹事長が小選挙区の議席を落とす重い結果となった。

立憲・枝野氏「想定超す多くの選挙区で接戦に」笑顔なく開票見守る

　東京都港区のホテルに設置された立憲民主党の開票センターでは、党幹部らが当選確実となった候補者の氏名が書かれたプレートを壁に貼り付け、議席獲得を祝った。枝野幸男代表は、野党共闘について「一定の効果があった」と手応えを口にした一方、多くの選挙区で深夜まで接戦が続いたこともあって笑顔は見せず、硬い表情の

国民・玉木氏「自衛隊なくす、日米同盟破棄はあり得ない」共産を批判

　国民民主党の玉木雄一郎代表は31日、ニッポン放送の番組で、共産党のどこが嫌いかと問われ、「個人的には、非常に尊敬できる方が多いです。志位（和夫）委員長にしても非常に知的ですし、ものすごく話のできる方だと思っているんです」と語った。そのうえで「自衛隊をなくすとか、日米同盟破棄とかっていうのは現在の安

「小沢王国」崩れる　小選挙区で初の敗北、幹部「選対の力不足」

　岩手3区は、18選を目指した立憲前職の小沢一郎氏（79）が自民前職の藤原崇氏（38）に敗れた。1969年の初当選から半世紀以上、所属政党を変えながらも議席を守ってきたが、「政権交代よりも世代交代を」と訴えた若手に小選挙区で初めて敗北を喫した。比例代表で復活当選した。　岩手県奥州市のホテルでは、小選

立憲の辻元清美氏が敗れる　大阪10区　維新新人が当選確実

　大阪10区の立憲前職、辻元清美氏（61）は、維新新人の池下卓氏（46）に敗れ、選挙区での勝利を逃した。辻元氏は大阪府高槻市の事務所で民放の中継取材に応じ、「私の力不足。維新の突風が途中から竜巻のように吹いてきた」と淡々と話した。　選挙戦では、高い知名度を買われ、近畿各地を中心に遊説に出向いた。中盤

「オール沖縄」辺野古の3区落とし2勝2敗　弱体化懸念、立て直しへ

　沖縄は2014、17年の直近2回の衆院選と同様に、4小選挙区全てで、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設に反対する「オール沖縄」勢力と、移設を推進する自民の候補が激突した。「オール沖縄」勢力は1、2区で勝利したものの、辺野古を含む3区で自民に議席を奪われ、22年1月の名護市

立憲・枝野氏「公文書管理法や情報公開法の強化を提案したい」

　立憲民主党の枝野幸男代表は31日、NHKの番組で、今後の国会論戦について、森友・加計学園問題などを念頭に「情報公開と公文書管理の徹底は過去にさかのぼってもしっかりと求めていく」とし、「公文書管理法や情報公開法を強化することを具体的に提案したい」と言及した。　岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」に

自民笑顔なき赤バラ　岸田首相かれた声　甘利幹事長も厳しい表情

　自民党の岸田文雄首相は31日午後7時40分ごろ、党本部に到着した。同党議員の落選が次々と報じられるなか、本部内の開票センターで当選確実の議員名の上に赤いバラをつける恒例行事に臨んだが、ほとんど笑顔はなかった。午後10時からのテレビの中継取材には「結果はまだ出ていない」と硬い表情で繰り返した。　選挙

岸田首相、COP26出席の意向表明「日本もしっかり責任果たす」

　岸田文雄首相（自民党総裁）は31日のNHK番組で、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議（COP26）に出席するため予定通り11月2日にも英国を訪問する意向を表明した。　岸田首相は「気候変動、地球温暖化問題。これは国際的な人類共通の課題であり、日本もしっかり責任を果たさなければならない」と言及。

自民・高市氏「明日から政調は動き始める」　補正論議など加速

　自民党の高市早苗政調会長は31日、ニッポン放送の番組で、「選挙終わりましたので、明日から政調は動き始めます」と述べ、経済対策や補正予算案策定に向けた論議を加速させる意向を示した。　高市政調会長は「一刻も早く補正予算を組んで、とにかく非正規の方、あと学生の方、子育て世帯の方、女性の方、特にコロナ禍で

小沢一郎氏、衆院岩手3区で敗れる　自民・藤原崇氏が当選確実

　衆院選岩手3区で自民前職の藤原崇氏（38）が、18選を目指した立憲前職の小沢一郎氏（79）を破り、当選を確実にした。　小沢氏は比例で復活当選した。

特別国会11月10日にも召集　第2次岸田内閣発足へ

　岸田文雄首相は衆院選で与党が過半数を維持したことを受け、11月10日にも特別国会を召集し、第2次岸田内閣を発足させる。2022年夏には参院選という大きな関門が控える。参院選に向け、どのような成果を打ち出し、政権浮揚につなげるかが課題だ。　首相は既に数十兆円の経済対策を策定すると表明しており、当面は

立憲・枝野代表「一騎打ちで分かりやすく選択肢示せた」

　立憲民主党の枝野幸男代表は31日、MBSラジオで、衆院選での野党の選挙協力について「一定の効果があったんじゃないか」と述べた。　枝野代表は、「自民党が圧倒的に強いと言われていた地域でも接戦に持ち込めている」と手応えを示し、「一騎打ちの構造というのが、有権者の皆さんに分かりやすく選択肢として示せたん

岸田首相、現金給付「早期に実現したい」　範囲「与党で詰める」

　岸田文雄首相（自民党総裁）は31日、フジテレビの番組で、衆院選を通じて自民、公明両党が主張した現金給付について「早期に実現したい」と語った。　現金給付を巡っては、自民党は非正規雇用者や子育て世代を対象に実施すると主張。公明党は衆院選で、高校3年生までの子どもに一律10万円を給付すると訴えていた。番

日本維新の会代表選に松井氏が不出馬　副代表・吉村氏も出馬せず

　日本維新の会の松井一郎代表（大阪市長）は31日夜、大阪市内で記者会見し、次期代表選に出馬しないと明言した。松井氏は、2020年11月に大阪市を廃止・分割する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が否決されたことを受けて、23年4月の市長任期満了後の政界引退を表明している。　松井氏は会見で、「組織は新陳

各党のコロナ政策、違い見えにくく　経済支援「バラマキ」に映り

　新型コロナウイルス下で初となった解散・総選挙において、有権者は各党のコロナ政策をどのように見ていたのか。全国で投票を終えた人たちに聞いた。　選挙戦では、コロナ対策の訴えに多くの時間が割かれ、与党がワクチン接種の実績を強調する一方、野党は医療崩壊など政権の対応を批判。ただ、有権者にとって感染防止や経

岸田首相「信任いただいたと受け止めたい」　与党で過半数確実

　岸田文雄首相（自民党総裁）は31日、NHKの番組で、衆院選の開票速報を受けて「与党で過半数が確実であるならば信任をいただいたと受け止めたい」と述べた。党幹部の小選挙区落選確実が伝えられるなど自民の議席減が見込まれることについては「政権運営、国会運営にどう影響してくるか。丁寧に対応を考えないといけな

泉田裕彦氏「力及ばず」　知事経験者対決で敗れる　新潟5区

　新潟5区では、再選を目指した元新潟県知事で自民前職の泉田裕彦氏（59）が、前知事で政権批判を前面に打ち出した無所属新人の米山隆一氏（54）との知事経験者対決で敗れた。大票田の長岡市で市長を17年間務めた無所属新人の森民夫氏（72）も出馬し、保守票が割れたことが響いた。　泉田氏は小選挙区での落選が濃

細野豪志氏「きょうから第二の人生」　“代理戦争”制す　静岡5区

　保守分裂となった静岡5区は元環境相で無所属前職の細野豪志氏（50）が8期目の当選を果たした。自民党入りを目指して二階派に入った細野氏が、岸田派の自民前職、吉川赳氏（39）と議席を争い、二階俊博・前党幹事長と岸田文雄首相の「代理戦争」とも呼ばれた戦いを制した。　細野氏は支持者に対して「選挙は予想を超

無党派層　立憲支持が最多24％、維新伸び21％　共同通信出口調査

　共同通信社が31日に実施した衆院選の出口調査によると、「支持政党はない」と答えた無党派層が比例代表の投票先に挙げたのは、立憲民主党が24％で最も多く、日本維新の会が21％で続いた。自民党と答えた人は3番目で18％にとどまった。　2017年の前回衆院選の調査では、無党派層の比例投票先で最多は旧立憲の

れいわ・山本太郎代表「参院選でねじれつくるチャンスある」

　れいわ新選組の山本太郎代表は31日、テレビ東京の衆院選番組で「今回、野党側が多数派を取れなかったとしても、来年の参院選でねじれをつくるというチャンスはあると思う」と述べた。「そこに対してもいろんなアプローチを考えていく必要がある」と語った。

立憲・吉田氏初当選「大きな塊に」　山本氏発言で一転結束　東京8区

　東京8区は元自民党幹事長で11期目を目指した石原伸晃氏（64）が立憲新人で大学特任教授の吉田晴美氏（49）に敗れた。比例でも復活当選できなかった。石原氏は国土交通相や環境相などの要職を歴任し、石原派の領袖（りょうしゅう）でもある。中選挙区制だった1990年の初当選から安定した地盤を築き、一度も負け

自民・甘利幹事長「落選運動を強烈にやられた」　自身の劣勢を分析

　自民党の甘利明幹事長は31日、テレビ東京の番組で、衆院神奈川13区で自身の劣勢が伝えられていることについて「自分自身もここまで苦戦するとは思っていませんでした」と述べた。自身を対象とした「落選運動」が展開されたとの認識も示した。　甘利氏は劣勢の原因について、野党の候補者一本化に加え、新型コロナウイ

安倍晋三氏「日本の独立と誇りを守り抜いていく」　地元で力込め

　山口4区では、自民前職の安倍晋三氏（67）が山口県下関市の事務所で当選の知らせを聞いた。首相在任中の投開票日は党本部に詰めており、地元で投開票を迎えるのは麻生太郎首相時代の2009年8月の衆院選以来12年ぶりとなった。　支持者の前に立った安倍氏は「安全保障環境が厳しくなる中、日本の独立と誇りをしっ

風変わりな9連ポスターで「無敗の男」を包囲　衆院茨城7区の異変

　事実上の選挙戦が始まった衆院選。茨城7区では風変わりなポスターが注目を集めている。9人の男女が写る「9連ポスター」。自民党前職の永岡桂子氏（67）を中心に、選挙区内全8首長が勢ぞろいした。かつて首相候補とも目された立憲民主党前職、中村喜四郎元建設相（72）の陣営からはため息が漏れる。いったい何が起

立憲・中村喜四郎氏、衆院茨城7区で初の落選見通し

　衆院選茨城7区で15選を目指した立憲民主前職の中村喜四郎氏（72）の敗北が確実になった。選挙の強さで「無敗の男」の異名を取る中村氏は今回、初めて野党公認候補として出馬。しかし、選挙区内の首長全員が自民前職の永岡桂子氏（67）につくなど、古巣の自民に包囲網を敷かれ、得意の「どぶ板選挙」を突き崩された

80歳の野田毅氏、初の落選　43歳の西野氏に敗れる　熊本2区

　保守分裂となった熊本2区は、自民前職で最多16回の当選を数えていた野田毅氏（80）が、「世代交代」を掲げる元財務官僚の無所属新人、西野太亮（だいすけ）氏（43）に敗れ、1972年の初当選以来初めて涙をのんだ。　野田氏は熊本市南区の事務所で「不本意な結果になり残念。皆さまの期待に応えられず申し訳ない

小泉進次郎氏「挑戦やめない」　無役となっても応援引っ張りだこ

　衆院神奈川11区では、自民前職の小泉進次郎氏（40）が、共産新人の林伸明氏（55）を大差で破って5選を果たした。　2年前に環境相として初入閣したが現在は無役。それでも人気は高く、選挙期間中は応援演説に引っ張りだこだった。選挙事務所によると、公示前も含めて15都府県、57カ所を回ったという。　午後8

共産が初めて擁立見送りの京都3区　立憲・泉健太氏が当選

　京都市伏見区などの京都3区では、立憲前職で党政調会長の泉健太氏（47）が自民前職と維新新人を破り、8回目の当選を果たした。全国的に「野党共闘」が進むなか、京都府を牙城とする共産が1996年の小選挙区制導入以降、補選を除き初めて候補擁立を見送り、早々に大勢が決した。　共産は府議会や京都市議会で第2会

新人の西野太亮氏が当選確実　野田毅氏ら破る　衆院熊本2区

　衆院選熊本2区で無所属新人の西野太亮氏（43）が自民前職の野田毅氏（80）らを破り、初当選を確実にした。　元財務官僚の西野氏は2017年の前回、野田氏に敗れた。雪辱を誓った今回は「世代交代」を強調。県境で選挙区を接する福岡7区を地盤にした古賀誠・自民党元幹事長や一部の自民系農業団体などから後押しを

維新躍進に共産・小池氏「自民への不満が流れた面ある」

　共産党の小池晃書記局長は31日、衆院選で日本維新の会の躍進が伝えられていることについて「必ずしも維新さんが掲げる政策が支持されたというか、自民党にいろんな不満があると。そういう人たちが今回、維新に流れている面はあるのかもしれない」と述べた。報道機関のインタビューで語った。

公明・石井幹事長「自公選挙協力のたまもの」　広島3区斉藤氏当確で

　公明党の石井啓一幹事長は31日、ニッポン放送の番組に出演し、衆院広島3区で比例中国ブロックから転じた同党前職の斉藤鉄夫副代表が当選を確実にしたことについて「自公の選挙協力のたまものだと思っている。斉藤氏は非常にクリーンな候補だ。『政治とカネ』の払拭（ふっしょく）への期待も表れたのではないか」と述べ

自民離党の松本氏「謙虚に再出発」　宣言下に銀座訪問　神奈川1区

　新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた責任を取って自民党を離党した神奈川1区の無所属前職、松本純氏（71）は立憲前職に敗れた。「非常に厳しい判断を頂戴した。ご迷惑をかけた一件については生涯背負っていく。謙虚に再出発させていただきたい」と支持者に頭を下げた。　復党が認められず

NHK党・立花党首、NHK選挙特番を視聴「当然好きだ、見たい」

　「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花孝志党首は31日夜、東京都内で記者会見し、衆院選での厳しい情勢に関し、「少数派の声を拾い上げない選挙制度なので今回議席が取れない見通しなのはある意味予定通りだ」と述べた。　同党はこの日の夜、衆院選の開票状況を把握するため、都内の家電量販店でテレビ1

れいわ・山本太郎代表「手応えあるが、議席と結びつくか」

　れいわ新選組の山本太郎代表は31日、東京都内に設けた衆院選の開票センターで、「手応えはあるんですけど、それが議席に結びつくかどうかというのはなかなか難しいところがある」と記者団に述べた。

自民・甘利幹事長、進退は「結果が出てから総裁と相談」

　自民党の甘利明幹事長は31日、ニッポン放送の番組で、衆院選後の自身の進退について「結果が出てから（岸田文雄）総裁と相談したい」と語った。

当選確実の国民・玉木代表、オンラインで万歳「シュールだ」苦笑い

　国民民主党の玉木雄一郎代表は31日、衆院選香川2区で自身の当選確実が報じられたのを受け、東京都内の党開票センターの一室で地元会場と回線をつなぎ、支持者とオンライン形式で万歳三唱した。玉木氏は「オンライン万歳はシュールだなあ」と苦笑いした。

自民・甘利幹事長「この種の話はエンドレス」金銭授受問題で

　自民党の甘利明幹事長は31日、東京メトロポリタンテレビジョン（TOKYO　MX）で、自身の金銭授受問題についての説明が足りないのではとの質問に対し、「この種の話はエンドレスになりますから」と語った。甘利氏は2016年に「政治とカネ」の問題で第2次安倍政権の経済再生担当相を辞任した経緯がある。

米山隆一氏、衆院新潟5区で初当選確実　泉田裕彦氏ら破る

　衆院選新潟5区で、前新潟県知事で無所属新人の米山隆一氏（54）が、自民前職の泉田裕彦氏（59）らを破り、当選を確実にした。米山氏と元同県知事の泉田氏、前長岡市長で無所属新人の森民夫氏（72）の首長経験者3氏が議席を争っていた。

自民・石原伸晃氏「力不足、ただただ申し訳ない」東京8区敗北確実

　自民党の石原伸晃元幹事長は31日、NHKの衆院選中継インタビューで、東京8区で自身の劣勢が伝えられていることについて、「本当に私の力不足。ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べた。石原氏は敗北が確実となった。

立憲・長妻副代表「一定の成果があった」野党の候補者調整で

　立憲民主党の長妻昭副代表は31日、NHKの衆院選番組に出演し、野党の候補者調整について「一定の成果があったのではないか」と述べた。「政権批判票の受け皿、土台をつくれたとは思っている」と語った。

松本純氏の落選確実　クラブ訪問で自民離党　衆院神奈川1区

　衆院選神奈川1区の無所属前職、松本純氏（71）の落選が確実になった。松本氏は新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中の1月に東京・銀座のクラブを訪れた責任を取って自民を離党。　党本部は公示前の復党を見送っていた。

自民・石原伸晃氏、衆院東京8区で落選確実　初の敗北

　衆院選東京8区で自民党の石原伸晃・元幹事長（64）の落選が確実になった。　石原氏は中選挙区制だった1990年の初当選から、計10回の当選を果たしてきたが、初めて敗れた。【佐藤英里奈】

2021衆院選

「政治とカネ」問題の震源地、広島3区は公明・斉藤鉄夫氏が制す

　2019年の参院選を巡る大規模買収事件で「政治とカネ」問題の震源地となった広島3区は、国土交通相で公明党前職の斉藤鉄夫氏（69）が立憲民主党のライアン真由美氏（58）ら5新人との激戦を制した。斉藤氏は支持者とバンザイした後、報道陣の取材に「政治とカネの問題は非常に大きな逆風だった」と振り返り、「広

「脅して」発言、接待問題で逆風　自民・平井卓也氏、小選挙区敗れる

　高松市を中心とする香川1区では、自民前職の平井卓也氏（63）が立憲前職の小川淳也氏（50）に敗れた。初代デジタル相の実績をアピールし、保守地盤の地域などをくまなく回ったが、職務中の不適切発言や接待問題の逆風にさらされ、小選挙区では12年ぶりの落選となった。1日午前0時半過ぎ、比例での復活当選確実の

「竹下」の名前無き王国の行方は　DAIGOさんは後継者候補？

　平成の代替わりの際に首相を務めた竹下登氏や、登氏の弟で復興相や自民党総務会長を歴任した竹下亘氏を輩出した島根県。登氏の秘書から国会議員や県議になった政治家も多く、その強固な選挙地盤は「竹下王国」と言われた。登氏が衆院議員に初当選してから亘氏を合わせ約60年間総選挙で当選を続けてきたが、亘氏も引退し

甘利幹事長「厳しく受け止めている」　自身の劣勢「思い伝わらず」

　自民党の甘利明幹事長は31日、NHKの衆院選番組に出演し、神奈川13区で自身の劣勢を報道各社が伝えていることについて「非常に厳しく受け止めています」と述べた。「この国の未来をこういうふうにつくりたいという目標に向けて8合目まで来たとお伝えしたつもりだが、私の思いがなかなか伝わらなかった」などと語っ

平井卓也氏と小川淳也氏、激闘の裏で　映画を巡るもう一つの戦い

　31日の投開票を迎えた衆院選。高松市を中心とする香川1区では、自民前職の平井卓也氏（63）と立憲前職の小川淳也氏（50）が激闘を繰り広げた。過去6度も戦った因縁の対決だが、今回はあるドキュメンタリー映画が公示前から物議を醸し、香川県教育委員会が高校の授業で上映した教員の処分を検討する異例の事態にま

自民新人の鈴木英敬前知事、国政転出批判はねのけ圧勝　三重4区

　伊勢神宮など観光地を抱える三重4区は、前知事で自民新人、鈴木英敬氏（47）が新型コロナウイルス禍での国政転出批判をはねのけ、立憲、共産の新人2人を大差で破り、初当選を果たした。　歓声に沸く事務所に姿を見せた鈴木氏は「今日から皆さんに約束した政策を実行することで、この恩を皆様に返させていただく。政治

銀座クラブ問題で自民離党　田野瀬太道氏が4選　奈良3区

　新型コロナウイルスの緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れた問題で自民党を離党し、無所属で出馬した奈良3区の前職、田野瀬太道氏（47）が4選を果たした。選挙期間中も批判は付いて回ったが、自民党総務会長を務めた父から受け継いだ強固な地盤に支えられた。　田野瀬氏は「今回はみそぎ選挙の意味合いもあった

自公で過半数上回る見通し　衆院選

　衆院選は31日に投開票され、定数465（小選挙区289、比例代表176）に対し、自民、公明両党は過半数の233議席を上回る見通しとなった。

野田聖子少子化担当相、10回目の当選確実　衆院岐阜1区

　衆院選岐阜1区で自民前職の野田聖子少子化担当相（61）が立憲新人の川本慧佑氏（30）らを破り、10回目の当選が確実になった。　知名度が高く、他選挙区への応援に駆け付けることが多かった野田氏を、県連岐阜市支部や後援会が支える盤石の選挙戦を展開。他の3候補を寄せ付けなかった。【黒詰拓也】

自民・鈴木貴子氏、4回目の当選確実　衆院比例北海道

　衆院選比例北海道ブロック（定数8）で自民前職の鈴木貴子氏（35）の4回目の当選が確実となった。

二階俊博氏の後継巡り早くも動き？　世襲、くら替え…地元で聞いた

　2016年から自民党幹事長を歴代最長の約5年務めた二階俊博氏（82）の地元・和歌山3区では、今回の衆院選が終わった後が「本番」とも言える様相を呈している。関係者によると、二階氏引退の臆測が広がり、参院和歌山選挙区選出の世耕弘成・参院自民党幹事長（58）が3区へのくら替えの準備を進めていたという。二

細野豪志氏、8回目の当選確実　衆院静岡5区

　衆院選静岡5区で無所属前職の細野豪志氏（50）が8回目の当選を確実にした。自民前職の吉川赳氏（39）、立憲民主新人の小野範和氏（48）らを破った。　静岡5区は無所属ながら二階派入りした元民主党幹事長の細野氏と岸田派の吉川氏が激突した「保守分裂」の選挙区。二階俊博自民党前幹事長と岸田文雄首相との「代

二階俊博・自民前幹事長、13回目の当選確実　衆院和歌山3区

　衆院和歌山3区で、自民前職の前党幹事長、二階俊博氏（82）が、共産新人の畑野良弘氏（61）ら3人を破り、13回目の当選を確実にした。

立憲・小川淳也氏が当選確実　平井卓也氏ら破る　衆院香川1区

　衆院選香川1区で立憲前職の小川淳也氏（50）が自民前職の平井卓也氏（63）らを破り、当選を確実にした。

石破茂氏が当選確実　衆院鳥取1区

　衆院選鳥取1区で、自民前職で元党幹事長の石破茂氏（64）の当選が確実になった。【野原寛史】

岸田文雄首相、10回目の当選確実　衆院広島1区

　衆院選広島1区で自民前職の岸田文雄首相（64）が共産、社民などの3新人を破り、10回目の当選が確実になった。

高市早苗・自民政調会長、9回目の当選確実　衆院奈良2区

　衆院選奈良2区では、自民前職で党政調会長の高市早苗氏（60）が立憲新人で元県議の猪奥美里氏（41）らを破り、9期目の当選を確実にした。　高市氏は9月の党総裁選に立候補、全国区となった知名度を生かし、衆院選でも終始有利な戦いを進めた。

玉木雄一郎氏の当選確実　衆院香川2区

　衆院選香川2区で国民前職の玉木雄一郎氏（52）が自民元職の瀬戸隆一氏（56）を破り、当選を確実にした。

共産・志位和夫委員長、10回目の当選確実　衆院比例南関東

　衆院選比例南関東ブロック（定数22）で共産党の志位和夫委員長（67）の10回目の当選が確実となった。

小泉進次郎氏、5回目の当選確実　衆院神奈川11区

　衆院選神奈川11区で自民前職の小泉進次郎氏（40）が共産新人の林伸明氏（55）を破り、5回目の当選を確実にした。

公明・石井啓一幹事長、10回目の当選確実　衆院比例北関東

　衆院選比例北関東ブロック（定数19）で公明党の石井啓一幹事長（63）の10回目の当選が確実となった。

河野太郎氏、9回目の当選確実　衆院神奈川15区

　衆院選神奈川15区で自民前職の河野太郎氏（58）が社民新人の佐々木克己氏（66）らを破り、9回目の当選を確実にした。

公明・斉藤鉄夫国交相、10回目の当選確実　衆院広島3区

　衆院選広島3区で公明前職の斉藤鉄夫国土交通相（69）が立憲新人のライアン真由美氏（58）らを破り、10回目の当選が確実になった。　前回当選した河井克行元法相（58）＝公職選挙法違反罪で実刑確定＝が自民を離党、辞職して空白となり、与党統一候補として小選挙区から初めて出馬した。

菅義偉前首相、9回目の当選確実　衆院神奈川2区

　衆院神奈川2区で自民前職の菅義偉前首相（72）が、立憲元職の岡本英子氏（57）との一騎打ちを制し、9回目の当選を確実にした。　菅氏は、8月の横浜市長選で支援した候補が惨敗するなど求心力の低下もささやかれていたが、他選挙区での応援の合間に地元入りを繰り返し、支持を広げた。

自民・松野博一官房長官の当選確実　衆院千葉3区

　衆院選千葉3区で自民前職の松野博一官房長官（59）が立憲前職の岡島一正氏（63）を破り、当選を確実にした。

安倍晋三元首相、10回目の当選確実　衆院山口4区

　衆院選山口4区で自民前職の安倍晋三氏（67）がれいわ新人の竹村克司氏（49）らを破り、10回目の当選を確実にした。

自民・林芳正氏が当選確実　参院からくら替え　衆院山口3区

　衆院選山口3区で、参院からのくら替えを目指した自民新人の林芳正氏（60）が、立憲新人の坂本史子氏（66）を破って初当選を確実にした。3区で10回の当選を重ね、林氏と公認を争った河村建夫元官房長官（78）は出馬を見送り、引退を表明した。

麻生太郎元首相が14回目の当選確実　衆院福岡8区

　衆院選福岡8区は、自民前職の麻生太郎元首相（81）が、新人2氏を破って14回目の当選を確実にした。

開票作業、何時までかかる？　コロナの影響で延びる可能性も

　衆院選の開票作業は何時ごろまでかかるのか、Q＆A形式でまとめました。　Q　衆院選は31日に投票され、即日開票されますね。　A　開票作業は市町村に置かれた開票所で行われます。開票が遅れる原因として、投票者数と票数が一致せずに数え直すといったトラブルが目立ちます。投票用紙に書かれた候補者の名前が誤って

投票所「長蛇の列」が一時トレンドに　密回避、雨の影響も

　衆院選投票日の31日、各地の投票所で有権者の行列ができ、ツイッター上では「長蛇の列」が一時、トレンドに入った。　東京都墨田区の投票所の一つ、緑幼稚園では建物の外にも行列が延び、新型コロナウイルス感染防止のため有権者が一定の間隔をとって並ぶ様子が見られた。同区選挙管理委員会事務局では、投票所ごとに密

午後4時現在の投票率26.78％、前回0.48ポイント上回る　衆院選

　第49回衆院選は31日、全国各地で投票が始まり、総務省のまとめによると、午後4時現在の全国平均の推定投票率（小選挙区）は26.78％で、2017年10月の前回選挙より0.48ポイント上回っているという。前回の投票率（同）は53・68％だった。　投票は午後8時に締め切られ、1日未明には大勢が判明する

あなたの衆院選 選挙のいろは

投票終了直後に続々「当確」　開票所で双眼鏡が欠かせない訳

　衆院選は31日午後8時まで投票が行われ、即日開票される。投票が締め切られると同時に、報道各社がテレビ番組やニュースサイトで候補者の「当選確実」を次々に報じるのはおなじみの光景だろう。しかし、開票が進んでもなかなか「当確」が出ない激戦区も多数存在する。有権者にいち早く結果を伝えるため、報道各社は開票

あなたの衆院選 選挙のいろは

国民審査で「仮面」を脱いだ最高裁判事に届いた1通のはがき

　31日の衆院選投票日には、最高裁判所裁判官の国民審査も実施される。直接投票で裁判官を辞めさせられる唯一の機会だが、過去に罷免された判事はおらず、制度の形骸化もささやかれる。そんな中、元最高裁判事の山浦善樹さん（75）は「裁判官が『仮面』を脱げば、国民との対話の場になる」と訴える。思いの奥にあるのは

若者が…と言うけれど　仁藤夢乃さんが問う「大人はどうですか」

　若者は選挙に行かない、声を上げない、と大人は言う。しかし、コロナ禍で貧困が広がる中、帰る家もなく夜の街に漂う10代の少女たちを支えてきた一般社団法人「Colabo（コラボ）」代表、仁藤夢乃さん（31）はむしろ、大人たちに問いかける。「ならば、大人は声を上げていますか。声を上げている人を支えています

衆院選　もう一つの熱い戦い　「#零票確認ガチ勢」全力の情熱

　衆院選投開票日の31日を迎えた。投票率はどうなるのか、若者の選挙離れは進むのか、などが指摘され、投票を呼びかける新たな動きも目立っている。ツイッターでは早朝から「#零票確認ガチ勢」というハッシュタグが立ち、トレンドワードにもなっている。零票確認とは一体何なのか。【デジタル報道センター】　零票確認と

午前11時現在の投票率11.32％、前回下回る　衆院選

　第49回衆院選は31日、全国各地で投票が始まり、総務省のまとめによると、午前11時現在の全国平均の推定投票率（小選挙区）は11・32％で、2017年10月の前回選挙より0・92ポイント下回っているという。前回の投票率（同）は53・68％だった。　投票は午後8時に締め切られ、1日未明には大勢が判明す

午前10時現在の投票率6.32％、前回下回る　衆院選

　第49回衆院選は31日、全国各地で投票が始まり、総務省のまとめによると、午前10時現在の全国平均の推定投票率（小選挙区）は6・32％で、2017年10月の前回選挙より0・83ポイント下回っているという。前回の投票率（同）は53・68％だった。　投票は午後8時に締め切られ、1日未明には大勢が判明する

世代間格差広げる「シルバー民主主義」 若い世代が投票しやすい選挙を

　少子高齢化が進み、有権者における高齢者の割合は年々高まっている。加えて、高齢者の投票率は若い世代よりも高い。例えば、2017年衆院選では20代の投票率は34％と、60代(72％)の半分以下だった。高齢者からの支持を集めるため、政治家が高齢者を優遇し、反発を招きそうな課題は避ける「シルバー民主主義」

時代の風

コロナ禍と総選挙　甘言飛びつかず熟慮を＝河合香織・ノンフィクション作家

　衆院選の投開票日を迎えた。選挙公約として、各党は新型コロナウイルス対策を最重要の論点として掲げた。しかし100年に1度のパンデミックが明らかにした問題は、ウイルスが出現したから突然発生したわけではない。これまで水面下に存在していた問題が、コロナを契機として一気に顕在化したのではないか。　たとえば、

札幌市選管、全開票所に読み取り分類機　作業効率化、感染対策も

　札幌市選挙管理委員会は、今回の衆院選で投票用紙の「読み取り分類機」計80台を全12カ所の開票所に設置し、開票作業の効率化を図る。市内では、全開票所での導入は初めて。作業人員は前回衆院選に比べ約3割削減し、新型コロナウイルス感染防止のため「密」を回避する。　同市では、2019年参院選で読み取り分類機

社説

日本の選択　衆院選きょう投票　さあ、選挙にGoToだ

　衆院選の投票日を迎えた。　発足したばかりの岸田文雄政権を信任するのか、しないのか。有権者が審判を下す衆院選である。　同時に、9年間にわたった安倍晋三、菅義偉両政権への評価も問われる。　報道各社の事前調査によると、全国289の小選挙区のうち約4割で与野党の候補が接戦を続け、僅差の争いになっている。　

第49回衆院選、投票始まる　自公の獲得議席が焦点

　第49回衆院選は31日午前7時に投票が始まった。午後8時に締め切られ、即日開票される。11月1日未明に大勢が判明する見通しだ。定数465（小選挙区289、比例代表176）に対し、自民、公明両党の獲得議席が焦点となる。　衆院は10月14日に解散され、衆院選は19日公示された。解散から投開票までの期間

自公連立政権に審判　「新しい資本主義」争点に　衆院選31日投開票

　第49回衆院選は31日、投開票される。安倍、菅両政権に、発足まもない岸田政権も加えた自公連立政権に対する審判となる。選挙戦は、自民、公明の与党と、選挙協力を行った立憲民主、共産など野党5党、「第三極」の日本維新の会が争う構図で、岸田文雄首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」の是非や新型コロナウイル

「成長と分配」論戦は低調　「政権のあり方」争点に　31日投開票

　31日に投開票される衆院選では、主要な争点となった「成長と分配」のあり方を巡る論戦が深まったとは言いがたい。岸田文雄首相（自民党総裁）は、財源論を伴う所得分配策に踏み込まないなど「安全運転」に徹した。立憲民主党などの野党は過去の政権の「政治とカネ」問題なども追及したが、政策論争の焦点が見えにくいま

1票で政治は動く　衆院選　過去の結果から見た

　第49回衆院選は、31日に投開票日を迎える。　過去の衆院選では、2009、12年は政権が交代し、14、17年は与党が勝利し、その後の政権運営を優位に進めるなど、1票を通して国民が国を動かしてきた。投開票日を前に、過去4回の衆院選の結果を振り返りたい。　◇第48回衆議院選挙（2017年9月28日解散

投票率　低いと与党、高いと野党有利？　議席数への影響どうなる

　与野党が、31日に投開票される衆院選の投票率の行方を注視している。今回の選挙戦は、立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから、与野党の接戦区が増えた。そのため、投票率を左右する無党派層の動向が各党の議席数に大きく影響するからだ。　「投票率が上がると、無党派層の票が野党に流

自民、単独過半数なるか　減少幅が焦点に　衆院選、31日投開票

　第49回衆院選は31日、投開票される。発足まもない岸田政権に加え、安倍、菅両政権に対する審判となる。毎日新聞の情勢取材では、与党で衆院定数（465議席）の過半数を維持する公算が大きいものの、与野党が接戦となっている選挙区が多く、自民党は公示前から議席を減らす可能性が高い。結果は岸田文雄首相（自民党

「与党も野党も目先のアピール」　党首ら最後の訴えに有権者不満

　衆院選の選挙戦最終日となった30日、各党の党首や候補者は街頭で最後の訴えに声をからした。東京都内で与野党党首の演説に耳を傾けていた有権者にそれぞれ話を聞いた。　与党党首の演説を聞いた無職の大石節夫さん（79）は「浮ついたところがなく、安心して任せられると思った」と感想を口にした。新型コロナウイルス

期日前投票ってどうやるの？　公示翌日から可能、レジャー理由もOK

　19日公示、31日投票の日程で予定される衆院選が迫ってきた。31日は日曜日。新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言（きんきゅうじたいせんげん）が解除（かいじょ）され、遊びにでかける人も多いのではないだろうか。31日に投票に行けない人はどうすればいいのか。Q＆A形式で解説する。　Q　31日以外でも

森友問題、自民後ろ向き鮮明　「調査不要」64％　候補者アンケ

　毎日新聞の衆院選候補者アンケートでは、新型コロナウイルス感染症対策という過去の衆院選にはなかった問題のほか、消費税率や気候変動対策などで与野党の意見が対立し、争点化していることが明らかになった。今回の衆院選では、安倍・菅政権の「負の遺産」への対応も注目されるが、学校法人「森友学園」を巡る財務省の決

原発推進、自民が突出　公明や野党「脱原発」志向　候補者アンケ

　毎日新聞の衆院選候補者アンケートでは、新型コロナウイルス感染症対策という過去の衆院選にはなかった問題のほか、消費税率や気候変動対策などで与野党の意見が対立し、争点化していることが明らかになった。　◇全体で18%でも…自民の「必要」51%　脱炭素に向けた国際的な潮流を受け、政権が従来のエネルギー政策

「消費税維持」与党が突出　自民89％、公明は全員　候補者アンケ

　毎日新聞の衆院選候補者アンケートでは、新型コロナウイルス感染症対策という過去の衆院選にはなかった問題のほか、消費税率や気候変動対策などで与野党の意見が対立し、争点化していることが明らかになった。　◇4野党、国民、維新も「引き下げ」　新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ消費の回復のため、今回の衆

コロナで私権制限、候補者の54%反対　各党で隔たり　本社アンケ

　毎日新聞は衆院選の候補者1051人に対し、新型コロナウイルス対策や憲法改正に対する考えなどを尋ねるアンケートを実施した。「ロックダウン（都市封鎖）」関連の法整備など新型コロナに対応するための私権制限強化について、全体の54％が反対し、賛成は37％だった。与党では過半数が賛成の自民党と8割近くが反対

特集

最高裁裁判官　国民審査　「憲法の番人」ふさわしいか

最高裁裁判官に対する国民審査が、31日の衆院選投開票と同時に行われます。対象の裁判官に実施したアンケート結果と、経歴や担当した主な裁判を紹介します。

衆院選　過去最少1051人立候補　小選挙区857人、比例194人

第49回衆院選が10月19日、公示されました。
このタイムラインでは、投開票日を中心に選挙の基礎知識や争点、注目選挙区の動向などを紹介します。