連載
読者の声
毎日新聞読者から寄せられたご意見、ご感想を紹介します。毎週月曜日に掲載します。
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カタカナ言葉の多用
2024/12/16 02:02 443文字先日、こんな手紙をいただきました。「カタカナの多い記事は内容の理解ができません」。何度も読んだが「カタカナ言葉が次々出てくるので……」とのこと。800字あまりに、インフルエンサー、シェア、ソーシャルメディア、フォロワー、コンテンツ、ファクトチェック、リテラシーなどがありました。 インターネット上で
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「もやもや」続く保険証
2024/12/2 02:01 456文字従来の健康保険証が2日から新規発行されなくなりました。マイナンバーカードと一体化されていきますが、病院の窓口で「マイナ保険証」を使う人はまだ少ないようです。読者からはさまざまな「もやもや」が寄せられています。「暗証番号を忘れたら窓口で全額払うの?」(徳島の男性)、「老人ホームで暮らす自分はどうすれ
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「闇バイト」でいいの?
2024/11/25 02:01 442文字「闇バイト」に応募した実行役による強盗事件に、読者も関心を寄せています。「闇バイト」という言葉に疑問を投げかける意見も、時折届きます。犯罪の重大さに釣り合わないというものです。 「住居に押し入った強盗殺人を闇バイトと呼ぶのはよくない。バイトは身近な言葉。簡単に考えてしまうのではないか」(栃木の男性
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「壁」見直し疑念も多く
2024/11/18 02:01 450文字衆院選後の国政で突如大きな論点となった「年収103万円の壁」見直し。読者からは「歓迎」よりも「疑念」が多く聞かれます。 所得税がかかり始める年収を103万円から178万円に引き上げる案について新潟の男性は「今の倍近く無税で働ける。そんなにいいことがあるのかと思う」。7兆~8兆円とも報じられる税収減
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「エロ広告」にイライラ
2024/11/4 02:00 446文字インターネットにあふれる「エロ広告」への人々の怒りと、規制の現状を記した「記者の目」(10月25日朝刊)に複数の長文の反響がありました。個人では何ともできないもどかしさが伝わってきます。 青森の女性は、親子で見ていたサイトにアダルト漫画の広告が表示された衝撃を「小学生も開けるサイトに置かれることが
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紙面の引っ越し
2024/10/21 02:03 435文字10月からの紙面では、従来とは別の曜日やページに引っ越した欄もあり、「あれはどこに載っているの?」という問い合わせが多数あります。目になじむまでご不便をおかけします。 見直しの理由の一つには、原材料費の高騰があります。さまざまな方法で経費節減の努力を重ねていますが、対策の一つとして主に広告スペース
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「えらぼーと」準備中
2024/10/14 02:00 450文字「えらぼーと」はまだ始まらないの?という質問を、衆院解散前から受けるようになりました。候補者へのアンケートと同じ質問に答えることで、自分の考えと近い候補者や政党が分かる「毎日新聞ボートマッチ」の愛称です。衆院選に向けても準備を進めています。 えらぼーとを使うと、さまざまな政治課題について候補者さな
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「石破お前もかと思う」
2024/10/7 02:01 441文字石破茂内閣の誕生に、多くの意見が届いています。 総裁選直後には、「石破さんでホッとしている」(神奈川の男性)など好意的意見が多数を占めました。北海道の女性は、新政権の評価を「1年くらい待ってあげて」見守りたいと期待します。 しかし、数日後に早期衆院解散の意向が伝わると、読者の反応は一気に失望に変わ
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社会面ってどこ?
2024/9/30 02:02 456文字「社会面ってどこですか?」という質問を時々受けます。1面記事の前文の後ろなどに(社会面に関連記事)とあるが続きが見つからない、という問い合わせです。 社会面はまず、終面(通常はテレビ欄)の一つ前の見開き2ページです。紙面上部のページ番号の横に「社会」と白抜き文字で書いてあります。朝刊(日・月曜を除
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続く「戦争トラウマ」
2024/9/23 02:00 438文字「戦争トラウマ」をテーマにした一連の本紙記事に、長文の反響がいくつか届きました。 以前も本欄で紹介した、旧日本軍兵士やその家族を取り上げた「戦後一変 酒・暴力の父」(8月20日朝刊)にも反響が続いています。「吸い寄せられるように読んだ」という大阪の女性は、記事と同様、穏やかな父親が酒を飲んでは母親
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自民総裁選、冷たい目
2024/9/16 02:00 431文字「記事は自民党総裁選で盛り上がっているが、全然面白くないんですよ」と京都の男性がぼやきます。過去最多の候補者が争う総裁選ですが、読者から届く反響に高揚感はありません。 岸田文雄首相が党のトップとして「裏金問題」へのけじめをつけるという形で総裁選への不出馬を決めたものの、この問題を積極的に話す候補者
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3年前との違いは?
2024/9/2 02:00 426文字首相の退陣表明後、メディアは連日、自民党総裁選を大きく報じています。これにさまざまな反応が届いています。「自民党の宣伝のようだ」との批判もあれば、「党の腐敗を追及して」との意見もありました。ある男性は「(党の)体質は、人が代わっても変わらない」と自民党の自己改革には懐疑的です。 ◇ ◇
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伝え続ける記憶
2024/8/26 02:00 453文字戦争の記憶を伝え続けることは報道機関の使命です。「きちんと向き合いたい」という読者の思いも、反響を通して感じます。 終戦記念日前日の14日、岸田文雄首相は9月の自民党総裁選に立候補しないと表明しました。首相交代となるので、翌15日朝刊の一面トップ記事に。これに対し「トップは終戦記念日であってほしか
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コロナ また流行
2024/8/12 02:01 441文字「周囲で新型コロナウイルスに感染した人がたくさんいる」「新聞で注意を呼び掛けて」――。再びそんな声が愛読者センターに届くようになったのは7月半ばごろ。毎日新聞が「コロナ急拡大 第11波」(7月20日朝刊)を掲載したり、厚生労働省が感染拡大に対応する有識者ヒアリング(同22日)を開いたりする少し前の
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小額切手なくなる?
2024/8/5 02:00 461文字はがきなどの郵便料金が10月から上がります。はがきは現行の63円から85円に、定形郵便物(50グラム以下)は一律110円になります。これに伴う新しいデザインの通常切手が「16円から300円まで9種」発売されると伝えた記事(6月14日朝刊)を読んだ奈良の読者から質問がありました。「ということは、1円
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「石丸現象」に賛否
2024/7/29 02:01 441文字7日投開票の東京都知事選で一躍注目を浴びた石丸伸二氏に、読者も高い関心を寄せています。「石丸現象」を扱った記事などへの反響は賛否に二分されました。 石丸氏を「政治の世界の大谷翔平だ」とたたえる男性読者は、「石丸氏の実像を承知で票を投じたのか」と問うた「土記」(13日朝刊)について「大衆をばかにして
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調べるのは大事
2024/7/22 02:01 444文字「私はドッジボールが嫌い」で始まる小国綾子記者の「あした元気になあれ」(9日夕刊)。「堂々と『ドッジ』しよう」と題したコラムで、ドッジボールを巡る海外の論争や、ドッジ(dodge)が「身をかわす」の意味だと調べて驚いたことを紹介しています。なじみ深い球技に反響がありました。 神奈川の男性は「外から
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格差、孤立ない社会へ
2024/7/15 02:00 446文字読者からは日々、鋭い意見や質問が届きます。今回はジェンダーに関するものを紹介します。 「この記事は『無意識の差別』を助長するのでは?」(埼玉の女性)。小学生女子の多くが日傘を使いたいと答えた、という美容医療機関のアンケート(6月24日夕刊)への意見です。日傘は女子のものという偏見への注意を促すもの
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能登地震から半年
2024/7/8 02:01 448文字元日の平穏を襲った能登半島地震から1日で半年がたちました。この間、読者からもさまざまな声が継続的に寄せられました。 被災地で生きる人を取材した記事に縁戚を見つけた女性は「電話をかけても通じない。元気な顔を見て涙が出た」とお礼の電話をくれました。発生から4カ月後の5月、続く断水の記事に兵庫の読者は「
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マイナカードで混乱
2024/7/1 02:00 449文字「携帯電話の契約にマイナンバーカード提示が義務化されるというのは本当?」との質問が何件かありました。テレビやインターネットで聞いたとのことです。「カード取得は任意のはずでは?」 本紙「SNS広告 審査強化」(19日朝刊)の中には次のように書かれています。「特殊詐欺などで他人名義の携帯電話が悪用され
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