逮捕、亡命、自殺… 韓国政治史と歴代大統領の「その後」

朴槿恵韓国大統領(肩書は当時)=ソウルで2016年11月29日、ロイター
朴槿恵韓国大統領(肩書は当時)=ソウルで2016年11月29日、ロイター

 警察などと合同捜査本部を組織する高官犯罪捜査庁(高捜庁)は30日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領=職務停止中=に対する逮捕状を請求した。

 韓国ではこれまでに、現職の大統領に対して逮捕状が請求された例はなく尹大統領が初めてのケースだ。ただ、大統領の権限が極めて強く、進歩系と保守系の対立構図も激しい韓国では、政権が代わると前政権の不正に対する捜査が強化される「政治報復」が繰り返されてきたとも指摘される。存命中の大統領経験者3人の中で、退任後に逮捕されていないのは文在寅(ムン・ジェイン)氏だけだ。

 記憶に新しいのは、保守系の朴槿恵(パク・クネ)氏だ。国会は2016年、朴氏が親友による国政介入を許したとして弾劾訴追案を可決。憲法裁判所もこれを妥当だと判断し、朴氏は失職した。

 朴氏は失職後、収賄などの容疑で逮捕され、その後、最高裁(大法院)で懲役22年が確定した。健康状態が悪化したため、21年末に恩赦で釈放された。

 朴氏の前に大統領を務めた保守系の李明博(イ・ミョンバク)氏も文政権下の18年、収賄などの疑いで…

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