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第50回衆院選

石破茂首相が10月15日公示、27日投開票の日程で衆院選を行うと表明しました。

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比例復活許さず求める「みそぎ」 首相決断、線引きに透ける「打算」

自民党幹部との協議後、次期衆院選の対応について話す石破茂首相(党総裁)=東京都千代田区の党本部で森口沙織撮影
自民党幹部との協議後、次期衆院選の対応について話す石破茂首相(党総裁)=東京都千代田区の党本部で森口沙織撮影

 石破茂首相(自民党総裁)は派閥裏金事件に関係した「裏金議員」を次期衆院選の比例名簿に登載しない決断を通じ、裏金議員に対して小選挙区で勝ち上がってくる「みそぎ」を求めた。自民全体への逆風を和らげようと裏金議員を切り離す狙いとみられるが、事件の渦中にある安倍派議員らは猛反発している。

【関連記事】裏金議員みそぎ論 「世論迎合、仲間売った」安倍派は反発

   ◇   ◇

 「有権者一人一人と真摯(しんし)に向き合い、なんとしても小選挙区を勝ち抜いてくることを求めたい」。石破首相は6日、記者団に裏金議員の比例重複立候補を認めない方針を説明した後、目を見開いてそう述べた。

 裏金事件への世論の反発は根強く、首相も総裁選への出馬を表明した8月24日の記者会見で「公認するにふさわしいかという議論は、(党の)選挙対策委員会で徹底的に行われるべきだ」と述べるなど、非公認もあり得ることを示唆し続けてきた。とはいえ裏金議員の多くは衆院小選挙区支部長に就いている。支部長は衆院選時に公認を得るのが前提だ。この前提を、裏金議員だからといって根底から覆すのは、総裁といえども容易ではない。

 こうした事情を背景に、党執行部は一時、裏金議員を原則公認する方向に傾いた。ただ、毎日新聞と社会調査研究センターが3日実施し…

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