特集

日本維新の会

日本維新の会、大阪維新の会に関するページです。

特集一覧

「守りに入ったな」 野望の実現見えた維新、高まる空中分解の危機

自民党の高市早苗総裁との党首会談を終え、報道陣の取材に応じる日本維新の会の吉村洋文代表=国会内で2025年10月15日午後7時4分、平田明浩撮影
自民党の高市早苗総裁との党首会談を終え、報道陣の取材に応じる日本維新の会の吉村洋文代表=国会内で2025年10月15日午後7時4分、平田明浩撮影

 「維新が(自民、公明両党と)連立を組めばいい」。日本維新の会が連立与党入りを模索する動きが表面化したきっかけは、大阪維新の会をつくり、日本維新を率いた橋下徹元大阪市長の一言だった。

 7月21日、民放のテレビ番組に出演した時のことだ。前日投開票された参院選で、自公は衆院に続いて過半数を割り込み、少数与党に転落した。

 連立与党入りを決めた日本維新の会。歩みを振り返り、この先を占います
 ・結党15年の維新、リスク覚悟で連立与党入りを決断した背景
 ・掲げた議員の定数削減の原点とは
 <関連インタビュー>
 ・定数削減 「美名」に惑わされるな 河村和徳・拓殖大教授
 ・「うんざり」な維新の副首都構想 片山善博・大正大特任教授

 橋下氏は維新の吉村洋文代表について「あと2年で知事も政治家もやめる」と爆弾発言を繰り出すと、「吉村さんは大阪を副首都にすると掲げているから、(政権の)中に入って『(副首都)法案をやってくれるなら自公に全部賛成する』と打ち出せばいい。維新だって、もう退潮傾向だから」と述べた。

 吉村氏は「(自らの進退は)僕が決める」と火消しを図ったが、この頃から石破茂首相(当時)退陣後の連立入りに傾いていった。本拠地・大阪では悲願の「大阪都構想」達成のため、党の存亡をかけて連立入りするシナリオが盛り上がった。

大阪都構想実現へ猛進

 都構想は2010年に府知事だった橋下氏が府と市の二重行政の解消を目指して提唱し、大阪維新結成の旗印になった。当初は大阪市と周辺10市を人口30万人規模の20の特別区に再編する計画だったが、その後、「大阪市役所の権限と財源をむしり取る」(橋下氏)と、大阪市を廃止し、政令市より権限の小さい特別区に再編する案に変わった。

 橋下…

この記事は有料記事です。

残り1597文字(全文2326文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月
' + '
' + '

' + csvData[i][2] + '

' + '' + '
' + '
' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList; } const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item'); let dataValue = '1_hour'; Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick); }); fetchDataAndShowRanking();