民主大敗、自民圧勝の今回の参院選。救いがあるとすれば民主が比例票では最多であること、2人区での共倒れがなかったことくらいか。県連が謀反を起こし、完全にシカト状態で20万票取った静岡での中本さんの善戦には驚かされた。

 アソーの惨敗で民主大勝となった衆院選。あれは自民党の体たらくがあまりにひどかったのと同時に、いわゆる“風”が吹いたことも議席増に大きく影響した。もう自民党政権はこりごりだ、未知数だけどとりあえず民主党に懸けてみようという投票行動もかなりあったことだろう。つまり、民主党が一大政党になったとはいえそれは上げ底なところが多分にあったわけで、政権政党としてはまだまだ未熟であったということでもある。それを承知でアソーを惨敗させ民主党政権樹立を国民は選んだ。

 ダメ垣のあの笑顔をテレビや新聞で見るたびにムカついて仕方ないのだが、結果は結果として受けとめなければならない。負け惜しみになってしまうが、今回の選挙結果は自民党が認められたわけではないことは強調しておきたい。菅直人が公約を反故にするような発言で民主党が大コケし、批判票がみんなの党と自民党に流れただけであって、積極的に自民党を支持したわけではないのである。
 
 自民も民主も大して変わらない。

 消費税増税という懐を直撃する争点があるのに投票率が前回よりも微減しているのはそんな諦めの空気があるように思えてならない。最も低いのが沖縄の52.44%というのはどこか示唆に富んでいるように思えるのはオイラの気のせいだろうか。

 いずれにしても、菅直人の罪は重い。