※個人の感想です。

国民殺し、棄民の本性剥き出しの安倍政権。非常事態に慣れ切った令和日本はもはや非常事態を通り越して異常事態に突入したことをここに宣言する!

2010年06月

ワールドカップを穿った目で見ると

 ワールドカップ決勝トーナメント・日本対パラグアイ戦であった一幕にケチをつけたい。といっても、試合の中身についてではない。日本代表は持てる力を出し切ったし、結果は結果として受けとめなければならない。

 ケチをつけたいのはCMだ。ハーフタイムから後半が始まる時と延長戦が始まる時のCMに「いちばん」のキャッチフレーズでおなじみの自民党のあの映像が流れてきた。選挙期間中なので書き方が難しいのだが、あれは法律上はOKでもそこまで露骨にやっていいのかい?本大会に入って急激に日本代表の価値が上がってはいたものの、ワールドカップの決勝トーナメントともなれば広告費はそう安いものでもあるまい。自民党は100億円単位で借金があったはずだが・・・。

 たとえ本大会が始まる前に枠を確保していたとしても
 特定政党だけのCMを流すってのは中立公正を建前とする放送局の姿勢としてどうよ?
 それがTBSや広告代理店の姿勢っていうんなら
 「あんまり国民をなめるんじゃねえぞ」と言いたいけどね。まあ、TBSだしwww。

笑っちゃう枝野の媚売り発言

 枝野はよほど選挙に勝つ自信がないらしい。
 「みんなの党は行政改革や公務員制度改革についてかなりの部分が一致している。政策的な判断として一緒にやってもらえると思う」・・・何これ?これが単独過半数獲得を目指す最大与党の幹事長が言うことか?最悪の事態を考えて行動するというのはあるとしても、連立を組むかどうかは勝敗の趨勢があらかた決した後でどうするかを匂わせるものだ。

 最初から連立ありきの選挙戦なんて国民を馬鹿にするにも程がある。

 そもそも記者クラブ主催の討論会で菅直人が54+αといういかにも保険をかけた目標に終始していることからして、負けない選挙戦に終始するつもりらしいが有権者はそんなに甘くないぞ。ましてや、ちょっと世論調査でのしてきたみんなの党と組もうなんて権力を手放したくない数合わせのためだけの連立以外に何がある?

 国民新党の下地にすら「今は与党過半数の議席確保を目指すべきで、選挙後の連携のあり方を模索する時期ではない。過半数を確保できないと認めるメッセージとなる」と文句を言われ、ラブコールを送った相手の渡辺喜美にすら「民主党から見れば、実に賢い党改革派のイメージアップ作戦。みんなの党の支持層の引っぱがしだ」だの「みんなの党から見れば、悪質な選挙妨害だ。顔を洗って出直して」だの言われ放題。もっとも、渡辺喜美にしてみれば「そんなにあからさまに連立を持ちかけるなよ」とタイミングの悪さと空気の読めなさに突っ込みを入れたいんだろうがwww。

 
 「選挙で4年間は上げないと言った。
 首相の考えは分からないが、国民との約束はどんなことがあっても守るべきだ」
 これが民主党に票を投じた有権者の偽らざる気持ちだろう。
 こう発言したのは誰あろう、小沢一郎である。
<民主党>小沢前幹事長が現執行部を強く批判 公約修正で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100628-00000067-mai-pol
 この発言を「小沢氏が今後も党内で影響力を行使するとの強い意欲を表明したといえ、党内に波紋を広げるとみられる。」と締めくくるところにマスゴミのマスゴミと言われる所以があるというのは決して言い過ぎではあるまい。

そりゃ罵声も浴びせられるさ

 就任後初の沖縄“普天間問題”に謝罪 「帰れ」の声も

 こういうリードで日テレがニュースを流していた。沖縄全戦没者追悼式での一コマである。日テレが民主党及び菅政権を持ち上げたいのかこき下ろしたいのかは知らんが、原稿をそのまんま棒読みですっていう菅のあの態度を見せられちゃ「帰れ!」なんて罵声も浴びせられるだろうさ。

 鳩さんは普天間の県外移設に失敗し総理の座から去らざるを得なかったのだが、少なくとも鳩さんは何事にも“本気”でいたことは間違いない。水俣病患者の救済に関して国のトップとして初めて犠牲者の慰霊式に参列したのは決して人気取りのためのパフォーマンスではない。

 菅の態度は何かにつけ体温が感じられない。

 今日の追悼式での原稿棒読みなんかはその典型例で、見るからに自民党政権下の総理大臣の姿。時計の針が20年前に逆戻りしたような感覚にさえなる。国のトップになるということはそれだけ慎重にならざるを得ない面があるにしても、ボロを出さないようにってのがただ単に総理のイスにしがみついていたいからとしか見えない。

 既に存在意義を失い、それにすら気づかない自民党に投票する気は全くない。かといって、菅直人の言動を見ていると消去法でも民主党に投票するという気にもならないのが歯がゆい。

調子に乗りすぎじゃねえのか?

 消費税率を10%にするとか。
 支持率が高いってのを真に受けて調子に乗りすぎなんじゃないのか?

 事業仕分けだってパフォーマンスくらいにしか成果は出せていない。氷山の一角はおろか、やっぱり役所には無駄があるんだなあというくらいにしか認知されてない。1千億単位じゃ無駄を削ったことには到底ならない。

 特別会計に斬り込んで無駄をバッサバッサと切り捨てることを期待して民主党に票を投じたことをもう忘れている。いや、知っていながら無視ししているとしか思えない。しかも自民党の名前を出してまで10%にすると言いやがった菅直人。これじゃ自民党とどこが違うんだと突っ込まれても答えられないだろう。

 もう、鳩山政権下の民主党とはその性格が全く違ってしまった。
 今の菅直人率いる民主党は第2自民党と思って間違いない。国民の生活のことなどまるで考えない、税収が足りなければ庶民から搾り取ればいいという工夫も決意も覚悟も何にもない官僚に操られただけの旧態依然の政権。こんな民主党に政権を託した覚えはない!

 民主党から国民新党と統一会派を組んだ新党日本の田中康夫氏の言葉を挙げておく。
○逃げ足の速い「奇兵隊内閣」は何もやれない
http://www.love-nippon.com/4_kikai2010.htm#227
○2010年6月14日(月) 衆議院本会議 代表質問原稿

http://www.love-nippon.com/daihyoushitumon_100614.htm
 民主党だからといって安易に票を投ずるべからず!

扱いに困る菅内閣

 マスゴミが流す内閣支持率が示すように、菅内閣は扱いに困る内閣である。
 普天間問題で鳩山内閣が総辞職したならば、外務の岡田、防衛の北澤、沖縄担当の前原など主要閣僚がそのまま居座ったのに20%をさまよい危険水域だったのが60%以上にまで支持率が跳ね上がることなどどう考えても不自然だからである。ということは、支持率の急上昇の原因は普天間問題ではないということになり鳩山&小沢のダブル辞任でご祝儀相場になっただけにすぎないということになる。

 野党側も鳩山&小沢のダブル辞任には頭を抱えたはずだ。
 潔く2人が身を引いてしまっただけに怒りの矛先(という名の旧体制の誘導先)がなくなってしまった。「小沢は汚い!」の一辺倒でネガキャンを打ってしまったために小沢に去られた途端、攻撃材料に事欠くようになってしまった。普天間が問題なら閣僚が軒並み留任した菅内閣の支持率が上がってはおかしいからだ。
 それにしても、こんなにあっさりひっくり返るとは。小沢の影響力が未だ衰えていない証左でもある。ゴミ売りはそのあたりも警戒しているようだが・・・。世論調査がいかに当てにならないかということでもあるんだが、作られた数字のわりには案外いいところを突いているんじゃないかとも思うのだ。

 あくまでオイラの感想だが、菅政権は認めたくないが民主党政権は続けて欲しい。
 菅内閣には勝って欲しくないが民主党中心の政権が瓦解するのは避けたい。菅政権を勝たせることと民主党政権によって少しでも生活が良くなることが両立しないところに迷いや苛立ちがある。そして貴重な一票を誰に入れて良いやら・・・と悩んでしまうのだ。

 菅内閣は強い経済、強い財政を目指すらしい。
 ぶっちゃけ、消費税増税・法人税減税の公約破りとも言える露骨な方向転換だ。

 こうもあからさまに増税しますと言われると腹が立つのを通り越してある種の清々しさすら覚える。所信表明演説も聴いたが、どうにも原稿の朗読で守りに終始した演説だった。だから菅直人の演説は心に響かない。もし自民党から生まれた総理大臣だと言われてもそう違和感は感じないだろう。それくらい旧態依然とした未来を感じさせないものだった。

 そのくせ、東アジア共同体なんて鳩さんが用いたフレーズはちゃっかり利用して鳩山内閣を継承していくイメージは演出しているから質が悪い。鳩山内閣は“一票一揆”によってできた政権だからだ。郵政法案は強行採決を回避して棚上げ。連立解消かと思われたが亀井氏が大臣を辞任することで決着。国民新党の幹部に官房機密費が流れたとか流れていないとか・・・。いやあ、官房機密費ってのは政治の暗部だねえ。仙石がオープン化をすっとぼけるはずだよ。

 自民党が融解してもう二度と復権することはない。だから民主党を変質させたほうが簡単だ。旧体制側がそう考えても不思議はない。だってダメ垣のあの代表質問はひどいというより笑うしかないよ。貧すれば鈍すというのがぴったりくる。

 繰り返すが、菅政権は認める気はない。
 会社が儲かれば個人も潤うってのが嘘っぱちなのはコイズミで実証済みだ。
 いくら会社が儲けても株主に大きいお金を持って行かれたら労働者には雀の涙しか残らない。おまけに減損会計が導入されてしまったために土地などの資産価値が下がった分を費用計上しなければならなくなり、さらにバランスシートが悪化して利益が少なくなる。

 政治がやるのは富の分配だ。グローバル化で海外投資家も増えている現状で消費税増税・法人税減税ってのは折角稼いだ儲けが海外に流れるだけでやることがあべこべ。やたら国家を強調するネトウヨじゃあるまいし、会社があることを優先して働く人間のことを無視したら会社が立派でも中身がボロボロになるだけだ。法人税減税を訴えるなら、健康保険や年金などの社会保障は全額会社負担にするくらいのことをしなければ駄目だ。

 菅政権はつくづく扱いに困る政権である。 
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