※個人の感想です。

国民殺し、棄民の本性剥き出しの安倍政権。非常事態に慣れ切った令和日本はもはや非常事態を通り越して異常事態に突入したことをここに宣言する!

2009年12月

2010年のキーワードは「受け皿」

 JAL再建、普天間問題など問題山積の中、共通するキーワードは「受け皿」になるのではないか。

 JALに関してはさっさと新会社の受け皿を作ってそこに資産を移せば税金投入は最小限で済む話だと思うのだが、なぜか前原はぐずぐずして傷口を広げている。普天間問題は米軍がさっさとグアム移転をすれば済む話だが、日本が政府として約束してしまったという弱みがあるせいで一気に全面移転には踏み切れず落としどころを探すのが現状であろう。

 もうひとつ、ある意味国内最大の問題が民主党に変わる受け皿。政権交代が実現したはいいが、本来は与党と野党が選挙を経て政権交代をしながら政策の実現を目指すというのが基本であるはずである。二大政党制を目指すのであればなおさら与野党共に成熟した政党でなければならない。しかし、自民党とその他大勢という図式から今は民主党とその他大勢という図式になっただけである。

 民主も民主で小沢の影響力が強いのはあるのだろうが、自民党の崩壊ぶりは哀れですらある。しかし、これも身から出た錆で同情の余地はない。安倍政権が参院選で惨敗した時にサッと身を引いていればここまでひどい体たらくにはならなかったであろう。少なくとも民主が衆議院で300議席超も議席を持つことにはならなかったはずである。
 2人のボンボンが自民党を崩壊に導いた。安倍のダメージも相当のものだったが、決定的なダメージとなったのはアソーの判断ミスだ。小泉・安倍・福田と続いた政権たらい回し劇はあまりに国民を無視したものだった。安倍が負けた時点で小泉流は否定されたにもかかわらず、安倍は政権にしがみつくばかりで挙げ句は健康問題を理由に投げ出し辞職。辞め方としては最悪だった。

 福田内閣は実質的にその後始末に追われる暫定内閣。福田も周りに担ぎ上げられる形で総理大臣になった。淡々とこなしていたように見えたが「あなたとは違うんです」の発言でイメージをより悪くした。この時点で次がアソーというのは既定路線で総裁選が茶番劇なのは誰の目にも明らかだったが、それでもアソーが「民意を問う!」とすぐに解散に打って出ればたとえ勝つことができなかったにせよ、負け幅は最小限に済んだことだろう。
 小泉流でメタメタにされた国民生活。その修正をするのは容易ではなく景気は上向くどころか勝ち組・負け組の二極化を生んだ。その上自民党は公明との連立で公明の組織票なしでは選挙に勝てなくなるまでに地盤が弱り切っていたのだから。

 参院選の改選があるのはわかっていたこと。安倍とアソー、2度の建て直しのチャンスをフイにする間に時流は簡単に民主に傾いてしまった。それが読めなかったボンボン2人。つくづくKYである。アソーとしては自分が選挙の顔だというのが過剰な自信につながった。自分は小泉同様国民に人気がある、だから勝てると思いこんでいたあたりにアソーの阿呆さ加減がうかがえる。もともと、アソーは発言が軽く薄っぺらいところがあった。総理大臣ともなればその発言はいっそう注目されるのに慎重さがまるでなかった。かくして自民党は崩壊していったのだ。

 自民党の再生はもうないだろう。少なくとも今のままの有様では。河野の息子が割って出るくらいのことをすれば何かしら変化はあっただろうが、それすらできないところに変わりたくても変われない守旧派、既得権益にしがみつく旧世代のカビの生えた政党のままの姿がある。
 そのうえ、小沢が容赦なく手を突っ込んでくる。参院選で単独過半数を確保するべく全国土地改良政治連盟に斬り込んできた(情報弱者のオイラはそれがどういうものか、またその存在すら知らなかったが)。民主に合流すると決まったわけではないが離党者も出始めた。ダメ垣の敗因の総括もままならない間に。

 民主は完全に信用されたわけではない。
 とりあえず自民は嫌だ、民主にやらせてみようと言うのが実際のところで、本来は民主に取って代わる受け皿がなくてはならないのだが、自民党という受け皿はボンボン2人のせいでものの見事に瓦解した。当分、小沢がわがままを言い出さない限り民主の天下は続くし、小沢も過去の教訓に従ってどんなに少なくとも参院選で自民党の息の根を止めるまではわがままは言わないだろう。

 2010年の民主の本気度は如何に。

マスゴミ報道に中立性などない!

 何を今さらという話ではあるが、今日のゴミ売りの1面は見事なまでに小沢叩き。社会保険庁の分限免職はベタ記事扱いでとりあえず載せたってだけのもの。もう小沢憎しというより恐怖心が先に立っているとしか思えないヒステリックさで、何とかして小沢を引きずり降ろそうという必死ささえある。小沢は金に汚い、首相は脱税というコンビネーションで民主党はろくなもんじゃないと思わせたいのだろう。

 ふざけるな!何を今さら小沢が諸悪の根源みたいな叩き方をするのか。金に汚いのは自民党のほうが悪質だろう?西松だって二階はろくに追いかけなかったくせに。しかも当時は二階は与党で小沢は野党だぞ。小沢は一応は政治資金規正法にのっとって処理をしている。小沢が悪いと言うなら法律の問題点を指摘して改善策を提言したらどうだ?金に汚いっていうイメージは自民党だって大して変わりゃしない。国民としてみりゃ「またかよ」ていうほどのものでしかないのがわかってない。

 金に綺麗な政治家なんていない。
 脱税総理っていう報道もほとんどやっかみ。民主党の旗揚げだって親からの莫大な財産を私的に回しただけにすぎないし、「脱税」を指摘されたのもあくまで手続き上の問題であって身銭を切っているだけよっぽどまし。利権を後ろ盾にした自民党と一緒にするなよ。

 3Kは今更言うまでもないがゴミ売りは最近は粘着質全開な記事ばかり。ほとほと自民党と一心同体というのがよくわかった。たまにスマッシュヒットを飛ばす日刊ゲンダイのほうがまだましとさえ思える。

これからが本番だ

 相変わらずバッシングが凄まじい。

 税収が37兆円と18%以上の大幅減。しかし国債発行額を40兆4000億に抑えたとNHKが報じていた。これで公約を全部実現しようというのは無理がある。「公約違反だ!」と叫ぶのもいいが、状況をちょっとは考えるべきじゃないか?

 金がないなら国債をどんどん刷ればいいってのは誰でも考えつくこと。それじゃ政治の役割なんてないも同然。大体それで800兆もの借金が積み上がって借金の利払いだけで青息吐息なのに。大体、小泉が「30兆を超える発行は大したことじゃない」とかほざいておいてやったことは何だった?

 それに現時点ではアソーが残した予算の枠組みを見直しただけにすぎない。特殊法人への斬り込みもまだやっていない。しかし、子供手当てには所得制限をかけなかったし、財政規律を保とうとする意思のある予算を組んだ。

 公約の実現は国民との約束。民主党はまだ何もしていない。しかし自民党は何もしなかった。「自民よりまし」「民主なら変えてくれる!」など程度の違いはあるだろうが民意は鳩山政権に託したのだ。民主が何もしないままなのか、どこまで実現できるのか?期待が大きい分民主も必死で取り組むだろう(できなきゃ選挙で落ちるだけの話)。脱税総理だとバッシングをマスコミにさせるのもほどほどにしておかないと。

 国会でガチンコで戦えないならしっぺ返しは確実に来る。

鳩山に決断力なし!

 ・・・という報道も何か胡散臭い。

 決断力がない、というのはやるのかやらないのかはっきりしないということと、意思表明をする時期が遅いという面がある。鳩さんの場合、子供手当ての所得制限に関しては最初から設けないと決めていただろう。つまり、結論は先にあって、そこに持っていくために何を後回しにするか何を犠牲にするかを「決断」するのに時間がかかった。

 つまり、鳩山に決断力なし!という報道は実は正しいようで正しくない。だから小沢が要望という形で政府に圧力や恫喝をかけたというよりは小沢が助け船を出したと見るべきなのではないだろうか。小沢は自分に対する悪いイメージを利用して政府が小沢の要求を突っぱねたというのを演出したかったのではないか?これをマッチポンプと見るかは人によるだろうが。

 オイラとしちゃあ「しかるべき時に私の口から申し上げます」と言うばかりでズルズルと解散を引き延ばした挙げ句、負け幅をとんでもなく大きくしたアソーよりはよほどましだけどな。

やっぱり小沢に屈した!

 ・・・とマスコミは伝えることだろう。

 暫定税率の問題。情報弱者なのでググってみると、ガソリン1リットルにつき本則税率が28.7円、暫定税率が25.1円かかっているとのこと。たまたま見たNEWS23では暫定税率である25.1円を廃して両方とも本則税率とする、とするとのこと。つまり、税金として取られる額は一緒。

 「暫定税率をなくすとか言って、これじゃ詐欺じゃないか!」という声はきっと出てくる。誰が言うかはさておいてw。クルマを持ってないオイラとしちゃどっちに転ぼうが直接的に懐は痛まない。下がるはずであった燃料が下がらないことで物流コストが最終的に商品価格に転嫁される可能性はあるが・・・。

 子供手当ての所得制限と天秤にかけた結果がこうだったのだろう。子供手当てに所得制限をかけたらそれこそ格好の攻撃材料にされてしまうからこれだけは譲れない。子供手当ては直接家計にお金を配る(自民側にしてみれば役に立たないばらまきと言うだろうが)鳩山民主の最大の売りでもあるのだから。

 さて、この「決断」はどっちに転ぶだろうか?
 自民党はどっちに転ぼうが公約違反だと批判するのは既定路線だから別に驚かない。いらつきはするけどw。地球温暖化対策に充てる、環境税に振り替える・・・で国民が果たして納得するか?それをするのが政府の仕事なのだが、相当丁寧な説明をしたとしても反発は免れないだろう。

 鳩さんには腹を括ってもらいたい。一番怖いのはグズグズしているうちに短期的な指標が悪化し「やっぱり鳩じゃ駄目だ!」という空気が蔓延することだ。アソーみたいにズルズル解散を引き延ばしたような優柔不断さは国民が最も忌み嫌うこと。「私が決める」と言った以上は突っ走ってもらいたい。失敗したら選挙で負けるだけのこと。といっても普天間問題は拙速な結論を出さずにじっくり構えてもらいたいが・・・。
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