オイラはフォーク世代ではないのでこの山谷ブルースは歌いだしの今日の仕事はつらかった~しか知らなかった。
だが、この歌を聴いて切なくなったと同時に怒りが湧いてきた。今の日本ってこの山谷ブルース以下の世界なんだぜ?
今日の仕事もつらかった あとはのどごし生でもSTRONGZEROでもあおるだけ
どうせワンルーム住まい せいぜいスマホでソシャゲしかねぇ ってなもんでさ。
契約終わればそれっきり お払い箱の俺たちさ くらいで終わるならまだしも
だけど俺たちいなくなりゃビルも道路も出来ゃしねぇ なんてことは決してなくて
外から移民入れりゃいいとばかりに「はたらくおれ達」から搾取しまくって殺しにかかってる。
ググったら山谷ブルースが発表されたのは昭和43年。
50年後の今の日本。「こんなはずじゃなかった」というのがオイラ含めた一般大衆の思うところじゃないのか?
山谷ブルースの世界では弱い者同士がそれでも肩を寄せ合って生きていこうという空気があるが、今じゃそんなコミュニティ、広義のセーフティネットも自己責任の名のもとに姿を消し、一般大衆は孤立化されて自分の暮らしや目の前のことで手一杯な状況に追い込まれてる。だから「今生きられりゃそれでいい」と諦めの境地になってしまっている。
山本太郎は「生きててくれよ!」と大衆に向かって訴えた。
安倍晋三は「こんな人たち」呼ばわりして否定し、排除した。
はたらくおれ達の世の中がきっときっと来るさそのうちに という願いをかなえるのは誰か?答えは明白である。
誰も解っちゃくれねえか と下を向いたままでは思うツボ。
もっと怒ろう。そして怒りを集めて「声」にしよう、「力」にしよう!