枝野はよほど選挙に勝つ自信がないらしい。
 「みんなの党は行政改革や公務員制度改革についてかなりの部分が一致している。政策的な判断として一緒にやってもらえると思う」・・・何これ?これが単独過半数獲得を目指す最大与党の幹事長が言うことか?最悪の事態を考えて行動するというのはあるとしても、連立を組むかどうかは勝敗の趨勢があらかた決した後でどうするかを匂わせるものだ。

 最初から連立ありきの選挙戦なんて国民を馬鹿にするにも程がある。

 そもそも記者クラブ主催の討論会で菅直人が54+αといういかにも保険をかけた目標に終始していることからして、負けない選挙戦に終始するつもりらしいが有権者はそんなに甘くないぞ。ましてや、ちょっと世論調査でのしてきたみんなの党と組もうなんて権力を手放したくない数合わせのためだけの連立以外に何がある?

 国民新党の下地にすら「今は与党過半数の議席確保を目指すべきで、選挙後の連携のあり方を模索する時期ではない。過半数を確保できないと認めるメッセージとなる」と文句を言われ、ラブコールを送った相手の渡辺喜美にすら「民主党から見れば、実に賢い党改革派のイメージアップ作戦。みんなの党の支持層の引っぱがしだ」だの「みんなの党から見れば、悪質な選挙妨害だ。顔を洗って出直して」だの言われ放題。もっとも、渡辺喜美にしてみれば「そんなにあからさまに連立を持ちかけるなよ」とタイミングの悪さと空気の読めなさに突っ込みを入れたいんだろうがwww。

 
 「選挙で4年間は上げないと言った。
 首相の考えは分からないが、国民との約束はどんなことがあっても守るべきだ」
 これが民主党に票を投じた有権者の偽らざる気持ちだろう。
 こう発言したのは誰あろう、小沢一郎である。
<民主党>小沢前幹事長が現執行部を強く批判 公約修正で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100628-00000067-mai-pol
 この発言を「小沢氏が今後も党内で影響力を行使するとの強い意欲を表明したといえ、党内に波紋を広げるとみられる。」と締めくくるところにマスゴミのマスゴミと言われる所以があるというのは決して言い過ぎではあるまい。