アテネ編の終わりと、始まるナギの新生活 「ハヤテのごとく!」25巻
3日連続更新第3弾、25巻の感想です。
初期作品集「ハヤテのごとく!の前」はまだ読めていないので書くとしてももう少し後になるかなと……。
表紙は何と、ハヤテ一人。どんな意図あってのことなのだろうか。裏表紙には脱いだマリアさんと謎の新キャラ……いや、実際は新キャラじゃないんですけど、まあうん。
それでは今回も話ごとに見ていきたいと思います。
・第262話「THE END OF THE WORLD(11) 正義の味方」
・第263話「THE END OF THE WORLD FINAL 微笑みを君に」
THE END OF THE WORLDのタイトルを受け継いでの過去編の続き。ハヤテ兄こと綾崎イクサ初登場、アテネが外に脱出するまでの経緯が描かれました。額に十字傷ということでどうしてもシラヌイとの関係性が気になりはしますが、流石に無関係なんじゃないかなあ。
ハヤテ兄はどのような形でハヤテと再開することになるのか……。
・第264話「鐘の音は未来に響く」
アーたんかわいい! アーたんのアホ毛かわいい! 25巻のおまけ4コマ2本目でも、アーたんのアホ毛が「?」の形になっていますね。アホ毛は本体と一心同体であり、触れてしまったが最後、別人格が現れても仕方がないのかもしれません。ハンバーガーもきゅもきゅ……はっ、まさかマキナは(ry
266話でのアテネとナギの出会いの布石も仕込まれています。さりげなく最終ページでのアテネのセリフが修正されており、若干受ける印象が変わってきますね。
・第265話「木の芽風」
ダブルミーニング的「アテネ編」の決着。
展開自体は雑誌連載時と変わりませんが、単行本収録にあたってハヤテとアテネのキスが見開きになり、より「10年前の二人」の演出が強化された形です。新しく追加されたと言える見開き左側のページは、過去から現在への流れを強く印象付けてきます。過去に囚われたままだった二人の「過去との決別」ですね。そして二人は「現在」を見つめて歩き始める。
・第266話「そして笑顔になる」
長い長いゴールデンウィーク編・エピローグ。愛歌さんがさりげなく暗躍しており、まだ「ロイヤルガーデン」を巡る物語は終わっていないことを仄めかしつつ、ナギとアテネの邂逅が描かれます。
アテネが帽子を渡すときのセリフが修正入ってますね。「大事な帽子なんでしょ」という言葉が「あなたのでしょ」に変わってます。『ハヤテにもらった大事な帽子』というナギの言葉を聞いていたのかいないのか。
一方その頃、新人発掘に出ていた千桜は……という新展開への導入も。千桜が発掘した新人はルカとは別人のようで、本誌連載でも未だ出てきていませんが、さりげなく――
メガネが描き加えられています。(左:連載時 右:単行本)
わざわざメガネを描き加えるというこの変更が意味するところは何なのか――大変興味深いですね!
・第267話「会長の耳はロバの耳!!」
ヒナギク超かわいい。上でアーたんアーたん言った直後であれですが。
番外編的な位置づけの話ですが、テンポも良く、また話自体も丁寧に描かれていて、かなりお気に入りの回です。もちろん自分の好きなキャラであるヒナギクが活躍したのも大きいのですが、それを抜きにしてもGW編以前の「ハヤテ」が帰ってきた印象を受ける話だったんじゃないかな。
・第268話「長いシリーズも終わったし、この話から読むのもいいんじゃね?」
・第269話「若い頃の僕らはりびんぐゲームでいずみちゃんの秘密を知りショックを受けたりもした」
・第270話「どんな建物にもオッサンにも歴史はある」
新展開、家探し編。268話冒頭で新キャラ=ルカの名前を出し、ルカと思しきキャラが見開き絵で登場。その割にさっぱりルカが出てこないので、読者的にはまたも焦らされている感が出てしまった原因でもあったり。ルカを出すのは3000号記念カラーの時で良かった気がするなあ。
久々に出た女装ハヤテ=ハーマイオニーも、若干「出すこと自体が目的」だった感はあります。ここで出すのであれば、クラウスとのラブコメ(!)をやっても良かったような気はしますね。
・第271話「メイド服を着るからメイドさんなのではない。メイドとしての能力があるからメイド服を着るのだ」
・第272話「少年まんがのラブコメは風呂場で事件がよく起こる」
感想を書いていた記憶はあるのに記事がアップされていない……。下書きのまま放置してしまっていたようです。
GW編では結局まともな出番がなかったマリアさんが活躍する話。久々にマリアさんがマリアさんらしい話を読めた気がします!
とまあ、25巻を振り返ってみました。
いずれまた別の形でGWを振り返りたいとは思っているんですが、なかなか筆が進まずブログ自体が止まる感じになっていたので、しばらくはリハビリがてら色々な記事を書いていこうと思います。
□我々は忘れてはいけない。ヒナギクの失恋を―― 「ハヤテのごとく!」23巻
□これがメインヒロインの風格……! 「ハヤテのごとく!」24巻
初期作品集「ハヤテのごとく!の前」はまだ読めていないので書くとしてももう少し後になるかなと……。
表紙は何と、ハヤテ一人。どんな意図あってのことなのだろうか。裏表紙には脱いだマリアさんと謎の新キャラ……いや、実際は新キャラじゃないんですけど、まあうん。
それでは今回も話ごとに見ていきたいと思います。
・第262話「THE END OF THE WORLD(11) 正義の味方」
・第263話「THE END OF THE WORLD FINAL 微笑みを君に」
THE END OF THE WORLDのタイトルを受け継いでの過去編の続き。ハヤテ兄こと綾崎イクサ初登場、アテネが外に脱出するまでの経緯が描かれました。額に十字傷ということでどうしてもシラヌイとの関係性が気になりはしますが、流石に無関係なんじゃないかなあ。
ハヤテ兄はどのような形でハヤテと再開することになるのか……。
・第264話「鐘の音は未来に響く」
アーたんかわいい! アーたんのアホ毛かわいい! 25巻のおまけ4コマ2本目でも、アーたんのアホ毛が「?」の形になっていますね。アホ毛は本体と一心同体であり、触れてしまったが最後、別人格が現れても仕方がないのかもしれません。ハンバーガーもきゅもきゅ……はっ、まさかマキナは(ry
266話でのアテネとナギの出会いの布石も仕込まれています。さりげなく最終ページでのアテネのセリフが修正されており、若干受ける印象が変わってきますね。
・第265話「木の芽風」
ダブルミーニング的「アテネ編」の決着。
展開自体は雑誌連載時と変わりませんが、単行本収録にあたってハヤテとアテネのキスが見開きになり、より「10年前の二人」の演出が強化された形です。新しく追加されたと言える見開き左側のページは、過去から現在への流れを強く印象付けてきます。過去に囚われたままだった二人の「過去との決別」ですね。そして二人は「現在」を見つめて歩き始める。
・第266話「そして笑顔になる」
長い長いゴールデンウィーク編・エピローグ。愛歌さんがさりげなく暗躍しており、まだ「ロイヤルガーデン」を巡る物語は終わっていないことを仄めかしつつ、ナギとアテネの邂逅が描かれます。
アテネが帽子を渡すときのセリフが修正入ってますね。「大事な帽子なんでしょ」という言葉が「あなたのでしょ」に変わってます。『ハヤテにもらった大事な帽子』というナギの言葉を聞いていたのかいないのか。
一方その頃、新人発掘に出ていた千桜は……という新展開への導入も。千桜が発掘した新人はルカとは別人のようで、本誌連載でも未だ出てきていませんが、さりげなく――
メガネが描き加えられています。(左:連載時 右:単行本)
わざわざメガネを描き加えるというこの変更が意味するところは何なのか――大変興味深いですね!
・第267話「会長の耳はロバの耳!!」
ヒナギク超かわいい。上でアーたんアーたん言った直後であれですが。
番外編的な位置づけの話ですが、テンポも良く、また話自体も丁寧に描かれていて、かなりお気に入りの回です。もちろん自分の好きなキャラであるヒナギクが活躍したのも大きいのですが、それを抜きにしてもGW編以前の「ハヤテ」が帰ってきた印象を受ける話だったんじゃないかな。
・第268話「長いシリーズも終わったし、この話から読むのもいいんじゃね?」
・第269話「若い頃の僕らはりびんぐゲームでいずみちゃんの秘密を知りショックを受けたりもした」
・第270話「どんな建物にもオッサンにも歴史はある」
新展開、家探し編。268話冒頭で新キャラ=ルカの名前を出し、ルカと思しきキャラが見開き絵で登場。その割にさっぱりルカが出てこないので、読者的にはまたも焦らされている感が出てしまった原因でもあったり。ルカを出すのは3000号記念カラーの時で良かった気がするなあ。
久々に出た女装ハヤテ=ハーマイオニーも、若干「出すこと自体が目的」だった感はあります。ここで出すのであれば、クラウスとのラブコメ(!)をやっても良かったような気はしますね。
・第271話「メイド服を着るからメイドさんなのではない。メイドとしての能力があるからメイド服を着るのだ」
・第272話「少年まんがのラブコメは風呂場で事件がよく起こる」
感想を書いていた記憶はあるのに記事がアップされていない……。下書きのまま放置してしまっていたようです。
GW編では結局まともな出番がなかったマリアさんが活躍する話。久々にマリアさんがマリアさんらしい話を読めた気がします!
とまあ、25巻を振り返ってみました。
いずれまた別の形でGWを振り返りたいとは思っているんですが、なかなか筆が進まずブログ自体が止まる感じになっていたので、しばらくはリハビリがてら色々な記事を書いていこうと思います。
□我々は忘れてはいけない。ヒナギクの失恋を―― 「ハヤテのごとく!」23巻
□これがメインヒロインの風格……! 「ハヤテのごとく!」24巻
畑健二郎初期作品集 ハヤテのごとく!の前 (少年サンデーコミックススペシャル)
posted with amazlet at 10.08.22
畑 健二郎
小学館 (2010-08-18)
小学館 (2010-08-18)
| ハヤテのごとく! | 00:03 | comments:1 | trackbacks:0 | EDIT
つまらないマンガだな。最初の頃はおもしろいなあと思ってたんだが、ヒナギクの恋愛ごっこ、アテネの恋人ごっこでつまらないマンガになったなあ。
| _ | 2010/08/23 03:14 | URL | ≫ EDIT