「ハヤテのごとく!」ハヤテにとっての"お嬢さま"
長らくハヤテ感想以外の更新が滞っている当サイトですが、4月から更新再開していきたいなと思います。主に世界樹の迷宮3プレイ日記で!延期のせいでもう待ちきれないレベル。今から楽しみ!
さて、「ハヤテのごとく!」第264話の感想です。先週までの過去編を引き継いで、「これまで」から「これから」へと転換していく話。
城を出てから1年以上眠っていたというアテネ。
キング・ミダスはハヤテ兄が城から出たとは限らないとアテネに語りかけ、それを確かめるために「王玉」を求めさせ…それがミダスとの「合意」となったという経緯のようです。
もしあの人が万が一外に出ることが出来ていなかったら。
そう不安がるアテネですが、その人はハヤテの兄だった。
綾崎イクサ…?
イクサだなんて日本人の名前とは思えませんでしたが、漢字で書くと「戦」ということか。「ライフセイバーズ」には戦部というキャラがいるそうで、そのキャラが元になっているのかもしれませんね。
ハヤテ兄改め綾崎イクサはちゃんと家に帰っていた。その後本当に行方が分からなくなっているとはいえ、少なくともアテネを助けた「あの時に」城に取り残されているということはなくなった。
あの兄さんが死ぬわけはない。生きていれば必ず会える。
ハヤテがいつかイクサに再会できるのと同様に、アテネもまた、イクサと再会することもできるはず。
だから、もうアテネには王玉は必要ないのだと、ハヤテは優しくアテネに語りかけます。そして、それに頷くアテネ。
色々思うところはあるのだけれど、「王玉を求めた理由ってこれだけ?」という気分になるのは事実ですねえ。想像していた以上に薄かった。
ハヤテを巻き込んでまでも王玉を欲した理由が、「あの時私を助けてくれた人が中に残っていないか確かめる」だけっていうのは肩透かし感が。「ミダスに操られてたんだから以下略」ということか…。うーん。
消化不良感はあるものの、これでアテネの「王玉を求める物語」は終わり。
そして響く、5月7日を知らせる鐘の音。それはシンデレラの魔法が解ける知らせのようで。「これまで」と「ここから」を隔てる鐘の音は、未来に向けて響いていく。
アテネ編を通してどこか達観した感のあるナギですが、この後ナギにもう一度見せ場があって欲しいところ。この達観した発言や雰囲気の理由、そして今後へ向けての展望を描く機会があってもいいでしょう。メインヒロインなのだから、最後は持っていってくださいな。
一方世界の平和を守ったヒナギクは、今後どうするのかなあ…。
アテネに必要なのは、もはや王玉ではない。これからのアテネに必要なのは、10年の時を経て再会した、目の前にいる少年。
アテネはナギのことを尋ねます。ハヤテは基本的にはいつも怒っているよ、と紹介。しかしまあアテネのアホ毛が気になって仕方ないな。
今のハヤテがいるのは全部ナギのおかげで。あの日、路頭に迷ったハヤテを救ったのは、アテネではなくナギで。そしてナギのおかげで、たくさんの人と出会い、今の日々がある。
だから、ナギはハヤテにとって、恩人とかもはやそういうレベルではなく。
命そのものなのだ、と。
こういう事を、アテネの前ですらサラリと言えてしまうのはもはや一種の才能か。ともあれ、239話でナギが出てこなかった、これがその答え。
あの時ハヤテは自分にとってアテネとはどういう存在なのか考え、好きな人であると答えを出した。では、ハヤテにとってナギとはどういう存在なのか?それが今週の核であり、アテネとの対比。
ハヤテにとってナギとは命そのもの。そしてそれはハヤテにとって既に「当たり前のこと」であって、考えるまでもない。「好きな人」であるアテネの前で、それでもサラリと言えてしまうほどに。
つまりこれは「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」って奴ですね!(違
でも自分も、ハヤテで好きなキャラは?と言われればヒナギクと答えるけど、ナギはある種別格だったりはするんだよね。そこがこの漫画を好きになった原点だから。
その笑顔を見て、アテネは全部分かってしまったという。今のハヤテが、誰のために、誰とともに生きようとしているのか。そしてそれは、自分ではないということ。
ハヤテと一緒にいたい。共に生きていきたい。けれど今のハヤテには、守るべき人がいて。泣いてすがれば、ハヤテはきっと困ってしまうだろう。ナギかアテネか、いずれかを切り捨てねばならない選択を迫れば、ハヤテは傷ついてしまう。
罪の意識もあったのだろう。
そうしてアテネは、身を引いた。
「さようならハヤテ。会えて嬉しかったわ。」
それは別れの言葉。
本当にこのまま終わってしまうのか…?次回に続きます。
------------------------------------
もちろんこのまま終わりはしないのでしょうけど。
まだ「2つ目の言葉」を言っていないわけですし。
次回のタイトルは「木の芽風」だそうで(バックステージより)。
アニハヤ1期第4クールのEDテーマですが、忘れかけていたので久々に聞いてみました。端的に言えば「なまえをよんで」という曲。確かにこれは、この作品にぴったりの曲だなあ。
「名前を呼ぶ」という行為が、この作品において非常に重要であることは言うまでもなく。その歌の名前をサブタイトルにつけるということは、そういうお話になるのかな…?
しかしまあ、今週の話を読んで思うのはやっぱり、ハヤテは結局何も決断しないんだなあということ。ここまでくると流石に意図的なのだと思えてきますが、主人公としての見せ場が結局ないままアテネ編が終わってしまうのだろうか…。
来週と1セットの話と言うことでこの件は保留にしますが、ヒロインだけが頑張って、主人公は何もしないまま終わるようなことはないと思いたい…。
アテネの一時退場はほぼ確定でしょう。ヒナギクはアテネに対して、アテネはナギに対して身を引いているので、ナギがヒナギク→ハヤテのベクトルに感づくという展開もアリかな。ヒナ・ハム・ナギの三すくみは西沢さんが強くなりすぎてパワーバランスが崩れてきたので、新たな三すくみとして。
今一番読みたいのはナギとハヤテの話だけど、次に読みたいのはナギとヒナギクの話かもしれない…。
そして未だにGW編で見せ場がないマリアさんの明日はどっちだ。
さて、「ハヤテのごとく!」第264話の感想です。先週までの過去編を引き継いで、「これまで」から「これから」へと転換していく話。
城を出てから1年以上眠っていたというアテネ。
キング・ミダスはハヤテ兄が城から出たとは限らないとアテネに語りかけ、それを確かめるために「王玉」を求めさせ…それがミダスとの「合意」となったという経緯のようです。
もしあの人が万が一外に出ることが出来ていなかったら。
そう不安がるアテネですが、その人はハヤテの兄だった。
綾崎イクサ…?
イクサだなんて日本人の名前とは思えませんでしたが、漢字で書くと「戦」ということか。「ライフセイバーズ」には戦部というキャラがいるそうで、そのキャラが元になっているのかもしれませんね。
ハヤテ兄改め綾崎イクサはちゃんと家に帰っていた。その後本当に行方が分からなくなっているとはいえ、少なくともアテネを助けた「あの時に」城に取り残されているということはなくなった。
あの兄さんが死ぬわけはない。生きていれば必ず会える。
ハヤテがいつかイクサに再会できるのと同様に、アテネもまた、イクサと再会することもできるはず。
だから、もうアテネには王玉は必要ないのだと、ハヤテは優しくアテネに語りかけます。そして、それに頷くアテネ。
色々思うところはあるのだけれど、「王玉を求めた理由ってこれだけ?」という気分になるのは事実ですねえ。想像していた以上に薄かった。
ハヤテを巻き込んでまでも王玉を欲した理由が、「あの時私を助けてくれた人が中に残っていないか確かめる」だけっていうのは肩透かし感が。「ミダスに操られてたんだから以下略」ということか…。うーん。
消化不良感はあるものの、これでアテネの「王玉を求める物語」は終わり。
そして響く、5月7日を知らせる鐘の音。それはシンデレラの魔法が解ける知らせのようで。「これまで」と「ここから」を隔てる鐘の音は、未来に向けて響いていく。
アテネ編を通してどこか達観した感のあるナギですが、この後ナギにもう一度見せ場があって欲しいところ。この達観した発言や雰囲気の理由、そして今後へ向けての展望を描く機会があってもいいでしょう。メインヒロインなのだから、最後は持っていってくださいな。
一方世界の平和を守ったヒナギクは、今後どうするのかなあ…。
アテネに必要なのは、もはや王玉ではない。これからのアテネに必要なのは、10年の時を経て再会した、目の前にいる少年。
アテネはナギのことを尋ねます。ハヤテは基本的にはいつも怒っているよ、と紹介。しかしまあアテネのアホ毛が気になって仕方ないな。
今のハヤテがいるのは全部ナギのおかげで。あの日、路頭に迷ったハヤテを救ったのは、アテネではなくナギで。そしてナギのおかげで、たくさんの人と出会い、今の日々がある。
だから、ナギはハヤテにとって、恩人とかもはやそういうレベルではなく。
命そのものなのだ、と。
こういう事を、アテネの前ですらサラリと言えてしまうのはもはや一種の才能か。ともあれ、239話でナギが出てこなかった、これがその答え。
あの時ハヤテは自分にとってアテネとはどういう存在なのか考え、好きな人であると答えを出した。では、ハヤテにとってナギとはどういう存在なのか?それが今週の核であり、アテネとの対比。
ハヤテにとってナギとは命そのもの。そしてそれはハヤテにとって既に「当たり前のこと」であって、考えるまでもない。「好きな人」であるアテネの前で、それでもサラリと言えてしまうほどに。
つまりこれは「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」って奴ですね!(違
でも自分も、ハヤテで好きなキャラは?と言われればヒナギクと答えるけど、ナギはある種別格だったりはするんだよね。そこがこの漫画を好きになった原点だから。
その笑顔を見て、アテネは全部分かってしまったという。今のハヤテが、誰のために、誰とともに生きようとしているのか。そしてそれは、自分ではないということ。
ハヤテと一緒にいたい。共に生きていきたい。けれど今のハヤテには、守るべき人がいて。泣いてすがれば、ハヤテはきっと困ってしまうだろう。ナギかアテネか、いずれかを切り捨てねばならない選択を迫れば、ハヤテは傷ついてしまう。
罪の意識もあったのだろう。
そうしてアテネは、身を引いた。
「さようならハヤテ。会えて嬉しかったわ。」
それは別れの言葉。
本当にこのまま終わってしまうのか…?次回に続きます。
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もちろんこのまま終わりはしないのでしょうけど。
まだ「2つ目の言葉」を言っていないわけですし。
次回のタイトルは「木の芽風」だそうで(バックステージより)。
アニハヤ1期第4クールのEDテーマですが、忘れかけていたので久々に聞いてみました。端的に言えば「なまえをよんで」という曲。確かにこれは、この作品にぴったりの曲だなあ。
「名前を呼ぶ」という行為が、この作品において非常に重要であることは言うまでもなく。その歌の名前をサブタイトルにつけるということは、そういうお話になるのかな…?
しかしまあ、今週の話を読んで思うのはやっぱり、ハヤテは結局何も決断しないんだなあということ。ここまでくると流石に意図的なのだと思えてきますが、主人公としての見せ場が結局ないままアテネ編が終わってしまうのだろうか…。
来週と1セットの話と言うことでこの件は保留にしますが、ヒロインだけが頑張って、主人公は何もしないまま終わるようなことはないと思いたい…。
アテネの一時退場はほぼ確定でしょう。ヒナギクはアテネに対して、アテネはナギに対して身を引いているので、ナギがヒナギク→ハヤテのベクトルに感づくという展開もアリかな。ヒナ・ハム・ナギの三すくみは西沢さんが強くなりすぎてパワーバランスが崩れてきたので、新たな三すくみとして。
今一番読みたいのはナギとハヤテの話だけど、次に読みたいのはナギとヒナギクの話かもしれない…。
そして未だにGW編で見せ場がないマリアさんの明日はどっちだ。
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| ハヤテのごとく! | 17:34 | comments:1 | trackbacks:1 | EDIT
仮面ライダーイクサ
| _ | 2010/03/24 17:25 | URL | ≫ EDIT