昨日の雨で、草木がすっかり洗われて、緑が一層映えて、目の前に広がる世界は、生まれ変わったように感じた。晴れ間を待ちかねていた虫たちは、花の蜜を求めて、元気に活動を始めていた。昨日の強風で、なぎ倒された草木は、無残にも地にへばりついたまま、立ち上がれそうにはなかった。その中でも、背丈の高い草が、風除けになって、倒れることなく、救われたものもあった。あの細くひょろひょろした茎の、か弱い『ポピー』の花二つが、助かっているのを見つけた。何かいじらしく感じて、カメラを花に近づけて、シャッターを切った。その何枚かの中に、面白いものを見つけた。まるで、パティシエが作ったケーキそっくりの、雌しべと、雄しべが、花びらの中に納まっていた。また、アザミの花に、初めて見た、『シロスジヒゲナガ蜂』を見つけた。そして、農家の庭先で、『シャクヤク』の花を見つけ、カメラを構えていると、突然、番犬が現れ、吠えられて、心臓がどきどきした。写真は、アザミの蜜を求めて止まるシロスジヒゲナガハナバチです。
トラックバック
http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/1976-23a5b08c
| ホーム |