三千桜酒造、世襲に未練なし 新天地・北海道で後継育成
農(アグリ)のミライ
北海道有数の米どころ、東川町で酒米「彗星(すいせい)」と「きたしずく」の栽培が本格化しています。4年前に岐阜県からこの地に蔵を移した三千桜酒造は同町が迎える初めての酒蔵とあって、JAや地元農家も連携し、主軸の食用米に加え新たな柱をつくろうとしています。
6代目に当たる三千桜の山田耕司社長は「地元の方が継ぐなら引っ越した意味もある」と後進育成に取り組み、140年以上つないできたのれんを新天地の担い手に渡すことをいとわないといいます。インタビューはポッドキャストで配信中です。
ラジオNIKKEIと日本経済新聞が連携して制作する地域にフォーカスした音声コンテンツをお届けします。農業や食をめぐる未来志向の取り組みを深掘りする番組「農(アグリ)のミライ」を隔週で掲載。日本経済新聞の支局・支社記者がご当地のとっておきの話題を解説する「支局記者が語る地域再生」のアーカイブもお聴き頂けます。