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寄り添い続けてきた医師に聞く〜甲状腺がんの若者たちの今〜」報告

10月 ZOOM茶話会 報告

「寄り添い続けてきた医師に聞く〜甲状腺がんの若者たちの今〜」

牛山先生のご講演部分の動画を公開いたします。
当日の資料もご提供頂きましたのでご参照下さい。


~ 茶話会についての主催者からの感想と情報提供 ~ 

牛山先生は原発事故当時、小学生と中学生の子どもを持つお母さんでもあり、「子どもをどうやって守ったらいいの?」「国に守ってもらえると思っていたけど、180°立ち位置が変わってしまった。、というところから先生の被害者に寄り添う活動は始まったそうです
これまでの医学ではこの程度の被ばくでは鼻血その他起きないとされている、しかし「臨床医が目と耳を塞いだら最後。真実を見逃してしまう。」と、牛山先生は行動を開始。首都圏や福島の親御さんたちの声に耳を傾け、ベラルーシやセミパラチンスクにも足を運びと、先生は被災した方々の心に寄り添いつつ、同時にずっと真実を探求してこられたように思います。
今は主に「甲状腺がん支援グルーブ あじさいの会」の代表として、甲状腺がんの若者たちとご家族を支えておられますが、LINEや電話で「いつでも医療相談」を受けられるなど、こんな風に患者さんを支えている先生は他にほとんどおられないと思います。ただそれは、3-11後の医療や行政のサポートの貧弱さの裏返しでもあるのかもしれません。
この国や福島県、医学界などが、甲状腺がんの患者さんたちの存在をないことにしようとする姿勢に疑問を持ち、「因果関係をはっきりさせてほしい」と裁判に立ち上がった7名の原告さんたち。思うような人生を送れなくなってしまった具体的なお話に、申し訳なさが募りましたが、提訴後、原告さんたちは「こんなに支援してもらえると思っていなかった」と元気になっていると伺い、少しほっとしました。
互いに繋がる機会のなかった原告さん同士、また「あじさいの会」の患者さん同士で、お互いを支え合う関係も生まれつつあるとのこと。また「あじさいの会」では、患者さんたちの一度諦めてしまった進学等の夢を、金銭面でサポートする「再チャレンジ支援」のプロジェクトを現在準備中とのお話もありました。
私たちも、裁判の今後や、牛山先生のように患者さんを支えておられる方たちの動きに関心を持ち、少しでも応援することができたらと思います。
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以下に参考情報を貼り付けます。
○甲状腺がん支援グループあじさいの会 HP
あじさいの会 口座番号

     郵便振替    

     記号:18290  番号:40564741

○牛山先生は安定ヨウ素剤の配布会や講座もされているので、ご参考までに「みんなのデータサイト」さん主催で開催されたオンライン配布会の情報です。
○質疑の時間にみなさんと情報を共有した、原告さんたちの生のお声が聞ける動画を以下にご紹介します。

311甲状腺がん子ども支援ネットワーク/311子ども甲状腺がん裁判〜原告がいま、話したいこと。伝えたい思い。

・デモクラシータイムス/【原発耕論 No19】福島事故で被ばくしたこどもたちに、不安なく過ごせる未来を!311子ども甲状腺がん裁判

https://www.youtube.com/watch?v=5vNWnRQno1M
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