この運命を背負って血染まったコーヒーの数だけ、突き刺さった黒い影をすべて壊して…
　
「逆転人生」の「高校中退 おちこぼれがバリスタ世界一に！」を観る。
（NHK総合テレビジョン ２０１９年９月２３日放送）
　　
井崎英典曰く、《コーヒーを通してみんなでワイワイ話をしてって、なんかそんなステキなプロダクトってコーヒーしかないと僕は思っていて…》と。私は、《コーヒーしかない》なんて思わない。《今の夢は「コーヒーで世界を平和にする」。おかしいですか？ マジです》（ナレーション：野島健児）とも。私は、おかしいと思う。浅い。細かい。雑である。目ぇバッキバキに覚めた。
　
「びじゅチューン！」の「エスパーカフェ」を観る。
（NHK教育テレビジョン ２０１９年９月２５日放送）
　　
詞・曲・歌・アニメの全てを手掛ける井上涼曰く、《喫茶店が好きで。（略） 隣の席から偶然聞こえてくる話を聞くのが趣味と言えます》（TOKYO FM 「空想メディア」 2019.05.06）と。「エスパーカフェ」の《発想の源は、エドガー・ドガ「カフェにて」（所蔵：オルセー美術館）。描かれている女性はぐったり。目もしょんぼりしているけれど、不思議と背筋は伸びている。この人は「からだの力を抜きつつも、どこか一部分で力を抜いていない人」なのでは？》（あらすじ／日本放送協会Web「どーがレージ」）。深い。細かい。雑でない。ぼーっとしている本体は見ないで～。
　
「美の壺」の「一杯の至福 コーヒー」を観る。
（NHK BSプレミアム ２０１９年１０月４日放送）
　　
「美の壺」のFile355「こだわりのコーヒーポット」（NHK BSプレミアム 2015.10.16）は、関口一郎や堀内隆志や堀江美穂らで、‘ツボ’は「一、一筋の湯という技（アート）。二、すべての形は抽出に通ず。三、ポットは“人”なり」だった。「美の壺」のFile485「一杯の至福 コーヒー」は、山田康一と中山吉伸と森光充子と大坊勝次とファブリツィオ・グラッセッリと田中勝幸で、‘ツボ’は「一、味と香りを引き出す。二、一瞬を捉える。三、跡を残す」だった。どちらも観終わってから５年後くらいに味がでてくる。浅い。粗い。雑である。あ、逃げた。
　
「とある科学の一方通行」の「まもるべきもの」を観る。
（BS11 ２０１９年９月２８日放送）
　　
テレビアニメ「とある科学の一方通行」（全１２話）の最終話「まもるべきもの」の最終で、一方通行（アクセラレータ）は鉄塔の上で缶コーヒーを飲んでるじゃん。少なくとも６本以上は飲んでるじゃん。このYONTORYの「BLACK NO SUGAR COFFEE」が、打ち止め（ラストオーダー）に買いに行かせた学園都市の第１４学区だけで売っている缶コーヒーなのか、それは私には判らないじゃんよ。けど、「深い・粗い・雑でない」って謳い文句は、なかなかステキじゃん。深い。粗い。雑でない。ったく、退屈しねぇなぁ、この街は。
　
失敗遠ざけて狂って最後に依存をしたコーヒー、どうしてうまく煎られない？ さぁてと、いきますか！
　

【２０１９年１０月７日 追記】
　
「BACKSTAGE」の「スターバックス“新業態”店オープンの舞台裏 キャリア２０年！女性マネージャーの“仕事愛”」を観る。
（CBCテレビ ２０１９年１０月６日放送）
　
前番組「ゲンバビト」がピエール瀧の逮捕で打ち切られ、後継の「BACKSTAGE」（バックステージ）は半年間置かなかった進行に武井壮を起用した、その第２章だから「スターバックス第２章」？ 八幡陽子曰く、《お客様がどういう一杯を飲みたいかだったりとか、どんな一日にしたいかとか、なんかいろいろこう考えながら淹れないと、やっぱりお客様にはこう価値のある一杯が提供できないと思うので、うん…》と。私は、私にとっての価値まで勝手に考えながら淹れられたコーヒーは要らない。浅い。粗い。雑である。ま、やる時はやるんで。
　
こっから先は一方通行だ。