珈琲呟語（こーひーげんご）。X（Twitter）やFacebookでつぶやいたコーヒー関連のもの、２０２４年１１月後半の約半月分より少し拾う。
　
　
《私はエチオピアで３年間、コーヒー豆を摘みました。大地を足で踏みしめ、一豆一豆この手で摘んだものが、世界の誰かを笑顔にするのだと思ったら、私は世界の中心にいるのだと感じました。そんな私が選び抜いたコーヒー、飲みますか？》 by 鷹野ツメ子　〔2024.11.16〕
　
誤） コーヒー屋あがりの大統領　正） コーヒー屋まがいの大統領　〔2024.11.17／旦部幸博 @y_tambe のX投稿について〕
　
　
〔本日の珈琲憩時〕　Empty Space と HUT BOOKSTORE（共に岐阜県美濃加茂市）で伊藤千帆展「息づく音のない世界」を観てトークイベントも聴く、その間にコクウ珈琲でコーヒー（クリマスブレンド）を飲みながら店主（篠田康雄）と談議。　〔2024.11.17〕
　
「禁書目録と珈琲」ときたらアレじゃないのかと思った「とある」方々には申し訳ありません。最新記事はYONTORY（ヨントリー）のコーヒーとかの話じゃありません。そっちの話については、過去記事（「悪魔の辞典 ４」・「深い・粗い・雑でない」）にて既出です。　〔2024.11.18〕
　
　　
〔本日の珈琲憩時〕　夏に閉店した珈琲倶楽部 如水舎の井瀬木店は解体されて更地となった。追想と清気を抱いて跡地に佇む。それから如水舎の白山店を訪ねてコーヒー（イタリアンブレンド）を飲む。　〔2024.11.19〕
　
「スペシャルティコーヒーにおける ‘ファームウォッシング’ とは何ですか？」…透明性を謳って騙られるコーヒー生産現場のストーリーにも捏造や無断が満ちていることを知らしめる論説。
What is “farmwashing” in specialty coffee? （Kosta Kallivrousis／Coffee Intelligence）
〔2024.11.20〕
　
《向こう数カ月間、輸出が減速するとの観測》…ってのはEUDR対応の駆け込み輸出増が規約適応延期で反動減に振れるのかも。記事は収穫の懸念を主因かのように言うが、《ブラジル国内のコーヒー在庫量は公式に発表されていない》うちは地政学的要因も留意すべき。
アラビカ豆が１３年ぶり高値、ブラジルの供給や来季収穫に懸念高まる （Dayanne Sousa／Bloomberg）
〔2024.11.22〕
　
　
〔本日の珈琲憩時〕　「コーヒーブログかいてます」と知人の知人に言ったら「みたことあります 『奇人の珈琲漫才』ですよね」と返されて何か嬉しいけれども少し心寒くもあるので帰宅後に自宅であったかい「珈琲ぜんざい」を作って食べています。　〔2024.11.22〕
　
　
〔本日の珈琲憩時〕　コクウ珈琲（岐阜県美濃加茂市）でマンデリン（ビンタンリマ）を飲む。一週後の催事で供される特別なコーヒー（特殊加工を施してあるけれども中身はまだ内緒）の試飲もしながら店主（篠田康雄）と談議。　〔2024.11.23〕
　
　
コレは設問者が言うところの《フレーバー》が何を指すのか？を捉えないと答えようがない。（コーヒーの香味や風味のうちで「フレイヴァー」の概念や範疇が人によってバラバラなのが実状なので、確かめておかないと話が嚙み合わない可能性が極めて高い）
概ねで私の回答は「透過速度とフレーバーの強さとは‘一意的に’相関しない」なので選択肢に当てはまるものがありませんでした。
〔2024.11.23／コーヒージャーナル @realcoffeenet のX投稿について〕
　
「世界トルココーヒーの日」制定の端緒となった無形文化遺産登録に関する過去記事「コーヒーの無形文化遺産」を掲げる。
「世界トルココーヒーの日」が１２月５日であるのに対して私の記事が《１２月４日に決定》とズレがあるのは、ユネスコの第８回政府間委員会（2013.12.02-07）の報告書完成と登録審査決議との差による。
《トルココーヒーがユニークである理由には、淹れ方が長い間変わらずに受け継がれている点》…但し、電気式ヒーターの砂浴（サンドバス）を使うのは輓近。サンドバス動画などには要注意。
毎年１２／５は「世界トルココーヒーの日」 トルコ国内ではフェスティバルも開催 （トルコ共和国大使館 文化観光局／PR TIMES）
〔2024.11.26〕
　
撞着と疎放に過ぎて真に受けるわけにはいかない論説。
Brewing the Best Coffee According to Science –Part 2 （Barista Hustle）
〔2024.11.26〕
　
《バリスタがハンドドリップで淹れたコーヒーをご家庭で楽しめます》…バリスタはハンドドリップしないが、どうしても言いたいならばイタリア各地のバールを巡って「おまえはクビだ！」PVを制作したらどうか？
『９６度ハンドドリップコーヒーメーカー』を発売 （サンコー／PR TIMES）
〔2024.11.28〕
　
原文記事の《輸送・物流上の課題など、いくつかの複雑な状況による》《他の要因としてEUDRの開始日をめぐる不確実性や、トランプ政権下での潜在的な貿易関税を前にした米国への販売の前倒しなどがある》を捨てて述べない愚かで不実な和訳記事。
コーヒー豆価格が上昇拡大、アラビカ種先物は1977年以来の高値 （Megan Durisin Albery 原文／Bloomberg）
〔2024.11.28〕
　
　
午後LIVEニュースーン（NHK）は「コーヒーが気軽に楽しめなくなる!?」を掲げて《目の前の一杯、その背景に何があるか知るところから…》と言っていた。そんなことを考えていたらコーヒーを気軽に楽しめない。事態に対処するならば「もうコーヒーを気軽に楽しむのは絶対ダメ」と訴えるべきだろう。 〔2024.11.29〕
　
「コーヒーのアラビカNY相場が１９７７年以来の最高値、その原因は不作」みたいな報道ばかりだが、１９７７年に比して現在、世界人口は２倍弱になり、コーヒー総生産量は２倍強になっている。この市場全体の規模と内実の変化を考慮に入れて論じない限りは真っ当な解決策など生みだせない。　〔2024.11.29〕
　
コーヒー高騰を報ずる記事の中では最好。EUDRに起因することから説いているし、関税や在庫の不透明からデフォルトや認証拒否の派生まで言い及んでいる。煽りの強い粗略なゴミ記事ばかり吐く日本のメディアと業界人は、この論説に学んだ方がイイ。
Coffee prices surge to 47-year highs, reshaping the industry （Sarah Charles／Coffee Intelligence）
〔2024.11.30〕
　
　
〔本日の珈琲憩時〕　コクウ珈琲（岐阜県美濃加茂市）15周年記念の催事「珈琲とお菓子」を味わう。Suris（スリス／群馬県甘楽町）のチョッコラートのドルチェとコクウ珈琲の洋酒含浸焙煎したコーヒーなど。非日常だが外連なく甘い時間の好いメレンダ。　〔2024.11.30〕
　
　
X（Twitter）やFacebookでつぶやいたコーヒー関連のもの、読み返すと粗雑なかたりもあるが、２０２４年１１月後半の約半月分より少し拾った。珈琲呟語（こーひーげんご）。