帰山人の珈琲漫考

あっとび伊吹5 独りかっとび篇

ジャンル:スポーツ / テーマ:ジョギング・ランニング / カテゴリ:走の記:日常編 [2013年08月26日 01時30分]
降雨は気になるが車を走らせ会場へ向かう…‘夏の終わりの山頂に’登り進む大会へ…
『夢高原かっとび伊吹2013』、連年6回目の参加、私は帰ってき…ん?中止!(やはり)
受付で参加賞のTシャツを受け取り、軒下で喫煙しながら見えない伊吹山を見通し思案。
ヨシ!プランBで行けるところまで行こう。…「夢高原‘独り’かっとび伊吹2013」開催だ!
あっとび5 (1)
 
2013年8月25日
伊吹山登山
 
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前々回前回の「あっとび伊吹」から見て、今般は「かっとび」制限時間内の登頂が目標。
雨の中、7時54分スタート。往路ルートは当然‘かっとび’コース。上野登山口への道路、
登山口からの林道、人影無く単独走、リーリーと虫の音だけが響く、静かな大会だ(笑)。
一合目で38分経過。二合目で48分経過。南の空はやや明るくなったが、雨は降り続く。
大会用に短く刈られた草道、大会準備したスタッフの意気に感じたいが、息は苦しいナ。
三合目で1時間8分経過。初めて登山者の姿を捉えるが、その先は真っ白で見えない。
 
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雨粒が大きくなり、ザレ土の含む水が増える。虫の音も止み、無音の伊吹山…あぁコレ
はコレで私には新鮮で面白い‘at・美’だ。五合目で‘登山道’コースを来た走者に遇うと、
「上まで行きますか?大雨でも?」の問いに「ズブ濡れ上等。雷はイヤだけど」と応じる、
1時間23分経過。七合目で1時間42分経過。風が吹き始め、ザレ場に水流れが出来
始めた。今さら焦っても仕方がない、雨とガスで先のツヅラも見えない道を独り進むゾ。
八合目で1時間51分経過。岩場にチョロチョロと音のする水流れ、ミニ沢登りみたいで
面白い。他の誰にも抜かれない奇妙な‘かっとび’、2時間5分経過でフィニッシュ(?)。
 
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遊歩道からのツアー客もいたが、山頂も人影まばら。水も滴る奇異男(?)、独りご褒美
の苺ソフトクリームを舐めながら「えびすや」店内で歓談、喫煙すれば冷茶出てくる(笑)。
約20分休憩して下山開始。岩場は滑るのでユックリ下りる。雨に濡れた間近の草木は
緑鮮やかで‘at・美’だ。復路ルートは最短‘登山道’コース。七合目から下は、すれ違っ
た数人の登山者との会話で立ち止まる以外、一気に駆け下る、雨のトレイル緩走好い。
下り1時間14分経過でスタート地に戻り、出番の無かった太鼓を眺めながら、大会中止
の追念と‘独りかっとび’の黙念を想って…「夢高原‘独り’かっとび伊吹2013」終了だ!
 
あっとび5 (14) あっとび5 (15)
走友たちとワイワイやる「かっとび」が無くなったのは残念であるが、5回目の「あっとび」
に代えてみれば、いつにない静かな伊吹山をいつになく静かに楽しめて、来てヨカッタ…
「薬草の湯」にゆっくり浸かった後、伊吹牛乳を飲みながら、降り続く涙雨を眺めていた。
 
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kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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