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2016年3月18日金曜日

MS Office におけるレジストリ ポリシーの設定によるブロック

ワードファイルを開こうとしたら、以下のダイアログが表示され、内容を表示できなかった。

SnapCrab_Microsoft Office Word_2016-3-18_22-38-46_No-00

word レジストリポリシー設定によってブロックされている種類のファイルを開こうとしています

ファイルがレジストリ ポリシー設定によってブロックされているときに Office にエラー メッセージが表示される によると、

レジストリエディターを起動し、以下のキー名を探す。

Office 2003 の場合:

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\11.0\<Application_name>\Security\FileOpenBlock

もし、上記のキーが見つからない場合、

  • メニューより、編集 > キーの検索 より

`FileOpenBlock’ を探す。そして、見つかったキーが MS Word に関するものか推測する。

推測する方法は、FileOpenBlock を含むキー名に、以下の文字が含まれているかどうかで判断する。

  • Microsoft
  • Office
  • Word

次に、解決方法 によると、FileOpenBlock キーにおいて、

BinaryFiles、FilesBeforeVersion、Converters などの DWORD 値を探します。

または、上記の作成し、データを `0’ に設定する。この値の意味は、

値の 0 のデータ ファイルを開くユーザーを許可することを意味します。[1] は、ファイルをブロックします。

もし、上記の DWORD の値がないときは、FileOpenBlock キーに含まれる他の DWORD 値を探し、データを `0’ に変更する。

例えば、名前: RtfFiles, 種類: REG_DWORD, データ: 1 という値が見つかった場合、データを `0’ に変更する。

SnapCrab_Miu-Box - TeamViewer - 無料ライセンス(商用以外の用途のみ)_2016-3-18_19-25-32_No-00

ただし、これはリッチテキストファイルを処理する際の脆弱性への対策として施されている。

Word の RTF のオブジェクトの解析の脆弱性 - CVE-2008-4025 によると、

Microsoft Office が特別に細工されたリッチ テキスト形式のファイル (.rtf) を処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します

この脆弱性では、ユーザーが特別に細工された RTF ファイルを Word で表示する、または RTF 形式で送信された特別に細工されている電子メールを読んだ場合に、リモートでコードが実行される可能性があります攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオン中のユーザーのコンテキストで影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。

その後、攻撃者はプログラムをインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。

よって、この脆弱性に対応した MS Word を使っていない場合、一見 Word ファイルに見えるものは、ワードパッドや、LibreOffice の Writer などを使い、開いた方が安全。

2012年5月9日水曜日

Word, LibreOffice, Google ドキュメントでインデントの設定とショートカットキー

1. Word でインデントの設定

Word で段落をインデントするには、ルーラーのインデントをマウスで移動させる。

 

a. ショートカットキー

インデントを行うためのショートカットキーは、

  • Ctrl + M
  • Ctrl + Shift + M

に割り当てられている。

一行目だけ飛び出した形にするインデント(ぶら下がりインデント)は、

  • Ctrl + T
  • Ctrl + Shift + T

ぶら下がりインデントは、左インデントと1行目のインデントが同時に行われるため、キーボードショートカットキーの方が、マウスよりも設定がしやすい。また、インデントされる量が決まっているので、揃えやすい。

 

b. インデントされる文字数の設定

img_0146キーボードショートカットキーでインデントされる文字数を設定したい場合、

  • メニューより > 段落

において、「タブ設定」ボタンを押し、「タブとリーダー」ダイアログが表示。

  • 既定値

に適当な値を入力する。

 

c. ショートカットキーを変更する

それにしても、なぜ、インデントが M, T  キーに割り当てられてるのだろう?語呂で覚えることも、キーボードの位置を手がかりに覚えることができない。そこで、

  1. インデントを [, ]
  2. 一行目のインデントを {, }

に割り当てたい。

キーボードショートカットキーを変更するには、

  • ツール > ユーザ設定

「キーボード」ボタンを押し、「キーボードのユーザ設定」ダイアログを表示する。

  • コマンドの指定 > 書式 より、
    • Indent
    • UnIndent
    • HangingIndent
    • UnHang

を選択する。img_0145

キーを変更するには、「割り当てるキーを推して下さい」フィールドにカーソルを移動して、割り当てたいキーを押す。

 

2. LibreOffice, OpenOffice のインデントの設定

LibreOffice で段落をインデントするには、ルーラーのインデントをマウスで移動させる。

img_0143

 

a. ショートカットキーの設定

デフォルトでは、インデントにショートカットキーは割り当てられてない。

ショートカットキーを割り当てるためには、

  • メニューより、ツール > カスタマイズ

を選択。「キーボード」タブにおいて、割り当てたいショートカットキーを選択し、

  • 機能 > 範囲 > 書式

において、

  • インデントを増やす
  • インデントを減らす

を設定する。

img_0144

 

b. インデントされる文字数の設定

インデントされる量は、

  • メニューより、ツール > オプション > LibreOffice Writer > 全般

の設定における「タブ間隔」により、調整できる。

 

3. Google ドキュメントでインデントの設定

Google ドキュメントも同じく、ルーラーにあるインデントをマウスで動かす。

img_0145

  • メニューより、ヘルプ > キーボード ショートカット

を表示すると、インデントに割り当てられているキーがないことが分かる。

ただし、Tab と Shift + Tab を押すと、インデントが動く。

段落にカーソルを置いた状態と、複数行を選択した場合とでは、インデントされる対象が異なる。挙動が今一わからない。 (+_+)

 

関連記事

Word で「スタイルと書式」の設定 - インデントとタブ揃え

1. 文書の体裁を整えたい

文書を作成するとき、見出しと目次を作成できれば、十分用が足りる。見出しにより、内容を整え、目次で全体を俯瞰する。レイアウトに関する機能はさほど必要なく、Google ドキュメントに実装されている機能でこと足りる場合が多い。

 

独自のスタイルを定義したい

文書の体裁を整えるためには、「スタイルと書式」の機能を使う。「スタイルと書式」の機能を使うと、段落に適用した体裁をひとまとめの情報として保存し、文書内で統一したスタイルとして扱える。

2012/5 現在、Google ドキュメントでは、新しく独自にスタイルを定義することができない。「見出し」「標準テキスト」などの装飾をカスタマイズできるくらい。そのため、文書の体裁を整えたい場合、Word や LibreOffice を使う。

 

作成したい文書の例

例えば、何らかの「作業の記録」を残すために、以下のような形式で文書を作成したいとする。作業記録には「日付、時間、作業内容」を記入。各々の項目を先頭を揃え、見やすくしたい。

img_0138

 

2. 大雑把に書式を整える

最初に、記述する内容を項目ごとにタブで区切りながら、文書を書く。

img_0125

次に、「左インデント、1行目のインデント」「左揃えタブ」を大雑把に設定する。

img_0130

  1. インデントは、ルーラーのある「左インデント、1行目のインデント」を移動させる。
  2. 左揃えタブは、ルーラー上でクリックする。

これにより、項目の位置を揃えることができる。

その他、フォントを変更した。

 

3. 段落と、段落内の改行

ところで、ルーラーで設定した「左インデント、1行目のインデント」は、段落に対して適用される。段落は、

Enter キー

によって、区切られる。そのため、作業記録に「日付、時間、内容」を入力した後に、Enter キーを押すと、新しく段落が区切られ、次の行から「1行目のインデント」の設定が適用される。

「左インデント」を設定した位置で、内容を継続したい場合は、

Shift + Enter キー

を押す。

img_0140

段落内で改行する:Word ワードの使い方-段落書式 によると、

[Enter]キーを押して挿入されるのが、「改行」だと思ってしまうと段落概念がわからなくなってしまいます。[Enter]キーで入力されるのは、改行記号ではなく段落記号(改「段」記号)で、段落記号で区切られた文章のかたまりが段落です。…

… 改行記号は編集記号が表示される状態になっていれば、グレーで下向き矢印「↓」が表示されます。 …

ここでは「改行」という表現を使っていますが、Wordのヘルプでは「任意指定の行区切り」なんていうなんだかまどろっこしい表現を使っています。なぜ「改行」と表現しないのか...

 

4. 書式のコピーとペースト

書式を設定すると、デフォルトでは、次の段落も同じスタイルが適用される。しかし、一度別のスタイルを適用すると、次の段落がどのようなスタイルになるかは、適用したスタイルに依存する。

img_0142特定の段落の書式をコピペしたい場合、Word の場合、貼り付けボタンの隣にあるボタンを使う。使い方は、

  1. 書式を設定してある段落にカーソルを移動し、「書式のコピー/貼り付け」ボタンを押す。
  2. カーソルのアイコンが変わったら、書式を適用したい段落でクリック。

ショートカットキーは、

  • Ctrl + Shift + C
  • Ctrl + Shift + V

img_0141

簡単な文書なら、これだけで十分。

 

5. 新しくスタイルを作成する

上記のように書式のコピペではなく、スタイルを管理したい場合、体裁を整えた後、スタイルを登録しておく。

  • メニューより、書式 > スタイルと書式

を選択。文書の右隣に「スタイルと書式」ペインが表示されるので、「新しいスタイル」ボタンを押す。

「新しいスタイルの作成」ダイアログが表示されたら、プロパティの名前にを付ける。ここでは「作業記録」とした。これにより、新しく「作業記録」というスタイルが登録される。

img_0131

このスタイルには、インデントと、タブと、フォントの情報が記録されている。

 

6. スタイルの変更

次に、スタイルを微調整するために、スタイルの変更を行った。

「スタイルと書式」ペインに登録された「作業記録」スタイルを 右クリック > 変更

  1. ダイアログ左下にある、「書式」ボタンより、「段落」を選択。ダイアログが表示されたら、インデント > 幅 の値を入力する。
  2. 同じく「書式」ボタンより、「タブとリーダー」を選択。ダイアログが表示されたら、現在設定されている値を「クリア」し、タブの位置に数字を入力し、「設定」ボタンを押す。
  3. スタイルの変更ダイアログでは、「次の段落のスタイル」として、「作業記録」を選択する。これにより、連続して「作業記録」スタイルを適用した文章を書くことができる。

img_0132

他の段落にスタイルを適用したい場合、対象の段落にカーソルを移動した後、「スタイルと書式」ペインに登録したスタイルを選択する。

 

7. スタイルを適用した特定の段落を更新する

「作業記録」を適用した段落で、ルーラーの「左インデント、左揃えタブ」を位置を少し変更したとする。このとき、変更されるのは、カーソルがある段落のみ。

img_0143

「作業記録」を適用した他のタブにも同じ書式を適用したい。そのためには、「スタイルと書式」ペインにあるスタイル「作業記録」で

  • 右クリック > 選択箇所と一致するように更新する

を選択する。

img_0144

一部の段落を変更したと同時に、他の段落も変更したい場合は、スタイルの変更より、

  • 自動的に更新する

にチェックを付けておく。

img_0145

 

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参考記事

2011年7月30日土曜日

Word、LibreOffice で文書の変更と反映 - 変更履歴の利用

1. 他人が行った文書の変更と反映

普段、文書を作成するとき、Google Docs を利用する。なぜなら、変更履歴は記録され、誰がどこに修正を加えたかを把握できるため。しかし、特定の相手と同一の文書をやり取りし、

  1. 変更された場所を確実に把握し、
  2. それを文書に反映させるかどうか選択する

という用途には、現在のところ向かない。

例えば、最初に

本日は晴天なり

と書いた後に、

「晴天」を「曇天」

に修正したとする。Google Docs の変更履歴(ファイル > 変更履歴を表示)には、以下ように表示される。

CropperCapture[256][3]

(表示されない場合は、変更履歴の「詳細な版を表示」を選択)

他人が変更した場所を把握することはできる。しかし、その変更を承認するかどうか、選択する操作は存在しない。変更を元に戻すには、当該文書の版に戻す操作が必要。

このため、文書の変更を承認する作業が必要である場合、未だ Word または LibreOffice を利用している。

 

2. 変更管理の機能

変更履歴の使い方として、以下の3点を押さえておく。

  1. 変更履歴の表示
  2. 変更履歴の記録
  3. 変更履歴の反映

 

3. 変更履歴の表示

表示履歴を文書上に表示させるには、メニューより、以下を選択する。

  • Word  : 表示 > 変更履歴
  • LibreOffice : 編集 > 変更 > 表示

 

4. 変更履歴の記録

変更したことを記録するには、変更する前にメニューより以下を選択する。

  • Word : ツ-ル > 変更履歴の記録
  • LibreOffice : 編集 > 変更 > 記録
Word のショートカットキー

Word では、ショートカットキーとして

Ctrl + Shift + E

が割り当てられている。 Edit の E として覚えればいいので忘れにくい。(ちなみにこのキーの組み合わせは、Gimp において、画像をウィンドウ一杯に広げるときによく使うので馴染みがある。)

マウスで操作するには、ウィンドウ下部の「変更」をダブルクリックする。

CropperCapture[259]

Google Cloud Connect を利用している場合

Google Cloud Connect を利用している場合、同期設定を Manual にしておかないと、変更履歴が機能しなかった。

 

5. 変更履歴の反映

Word で変更履歴を表示させ、変更した場合には以下のように表示される。

CropperCapture[257]

LibreOffice では以下のように表示される。表示は Google Docs に近い。

CropperCapture[258]

変更を反映するには、その場所で右クリックして、各々の操作に対応した「反映」を選択する。

2011年7月5日火曜日

PDF ファイルの比較 - xdocdiff WinMerge Plugin

1. WinMerge と xdocdiff

2 つの PDF ファイルを比較し、変更点を確認したい。

xdocdiff WinMerge Plugin は、

diffツールであるWinMergeで、 Word、Excel、PowerPoint、pdf、その他のファイルを比較し差分を見られるようにするプラグインです。

WinMerge の 64 bit 版では xdocdiff を使えないので、WinMerge 日本語版 より 32bit版(XP以降) をダウンロードしてインストール。

 

プラグインのインストール

CropperCapture[216]後は、xdocdiff WinMerge Plugin のインストール方法に従う。

xdoc2txt.exezlib.dllを、WinMergeのインストールフォルダ(WinMerge.exeと同じフォルダ)にコピーしてください

amb_xdocdiffPlugin.dllを、インストールフォルダのサブフォルダ"MergePlugins"にコピーしてください

(太字は引用者による)

右図のような配置になればよい。

 

2. 各種エラー

64bit版を使った場合

ちなみに、WinMerge 日本語版 の 64bit 版の場合、ファイルを比較すると、

Failed to load library!
Continue anyway?

とエラーが表示された。

 

プラグインの自動展開を忘れた場合

WinMerge のメニューより、

  • プラグイン > 自動展開

が選択されていない状態で、ファイルの比較すると、

エンコーディングエラーにより情報が失われています。

とエラーが表示される。

 

3. ファイルの比較方法

  1. ファイルを比較するには、WinMerge を起動
  2. 比較したい 2 つのファイルを WinMerge に D&D

CropperCapture[220]

 

4. レポートの作成

上記の結果を他人に見せたい場合は、レポート機能を使う。

  • ツール > レポートの生成

これにより HTML ファイルが作成される。

CropperCapture[221]

 

関連記事

2009年11月30日月曜日

Word で他の文書のスタイルをインポートする

1. スタイルの設定

文書を作るときに、予めメニューより「書式 > スタイルと書式」で 見出し のスタイルを設定した。

091130-008.png

上記で設定したスタイルを、新しく作成した文書にインポートしたい。

 

2. スタイルのインポート

メニューより「ツール > テンプレートとアドイン」を選択。

091130-004.png

ダイアログが表示されたら、「構成内容変更」ボタンを押す。

091130-012.png

ダイアログが表示されたら、一度、コピー元とコピー先のファイルを閉じる。

091130-006.png

次に、コピー元を開き、それからコピー先を開く

ファイルを選択するダイアログでは、デフォルトではテンプレートファイルが対象となる。そのため、すべてのファイルが表示されるようにしてから、目的のファイルを選択。

コピー元のインポートしたいスタイルを選択したら、「コピー」ボタンを押す。

091130-013.png

 

関連記事

参考サイト

2009年1月30日金曜日

MS Word でテキストボックスの行間を設定する - デフォルトの行間よりも狭める

1. 行間を狭めたい

Word で 090130-004 テキストボックスを使い、文章を複数行入力した。

デフォルトでは、行間が広いので狭めたい。

090130-001

 

2. グリッド線に合わせない

上記の文字を選択し、右クリック > 段落

「インデントと行間隔」タブ > 間隔 の

1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる

チェックをはずす

「間隔」の値を 1 以下に設定すると、行間を狭められる。

090130-002

例えば、上記の値を 0.75 にすると、以下のようになった。

090130-003

 

グリッド線の表示

行間は、グリッド線を表示すると、把握しやすい。

【連載】Wordはなぜ思い通りにならないのか? (2) Wordにおける「1字」「1行」とは | マイナビニュース によると、

Wordには標準の「文字サイズ」と「行間」というものが定められており、「1字」や「1行」はこれを基準にした単位となる。初期設定では「1字」=10.5pt、「1行」=18ptに設定されている。仮に20ptの文字を編集している場合であっても、「1字」は10.5ptであり、「1行」は18ptとなる。 …

Wordにおける「1字」や「1行」の概念は少し紛らわしい。これを視覚的に分かりやすく示してくれるのがグリッド線だ。「1行」の間隔を示す行グリッド線は、「表示」タブにある「グリッド線」のチェックボックスをONにすると表示できる。

グリッド線を表示し、先ほどの段落の設定にあった、

1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる

にチェックを入れると、テキストボックスの内容が、グリッド線に合わせられているのが分かる。

img_0170

標準の行間を変更するには、

  • メニューより、ファイル > ページ設定 > 「文字数と行数」タブ

で設定を行う。

img_0171

2009年1月16日金曜日

Inkscape で保存した SVG 形式のデータを LibreOffice, OpenOffice Draw や MS Word で読み込む

1. Inkscape のベクタ-イメージを、他のアプリで利用したい

Inkscape で作成したデータはベクタ形式。どれだけ拡大しても、なめらかな曲線で表示される。この形式のデータを他のアプリで利用したい。

 

2. Inkscape のデータを LibreOffice, OpenOffice で読み込む

090116-017Inkscape で作成したデータを LibreOffice, OpenOffice で読み込みたい場合、Inkscape でデータを保存するときに、

OpenDocument drawing (.odg)

を選択する。

ただし、日本語のファイル名は文字化けをした。保存先が日本語を含むフォルダだと保存できない。そのため、c: の直下などを保存先にすると良い。

 

LibreOffice, OpenOffice で編集

データを編集したい場合、OpenOffice Draw で開いた後、

  • 画像を右クリック > グループ解除

により、要素を変更することができる。

 

保存形式は XML

OpenOffice のデータの保存形式は XML をベースとしている。

OpenDocument – Wikipedia によると、

XMLをベースとしたオフィススイート用のファイルフォーマットである。

… ISO/IEC 26300 として標準規格に認定されている。…

例えば、Microsoft Officeで作成したファイルは、未来永劫にわたってMicrosoft Officeを使用し続けられる保証がない以上、やがて活用することが困難になる状況も想定される。そのため、特定ベンダに独占されないオープンなファイルフォーマット(オープンフォーマット)の要求がおきた。

同じように SVG も XML で記述されている。

Scalable Vector Graphics – Wikipedia によると、

XMLで記述するため、Webブラウザ上で閲覧でき、テキストエディタなどで編集することができる。またハイパーリンクを画像中に埋め込んだり、JavaScriptなどと連携させることもできる。

 

3. Inkscape のデータを、MS Word で読み込む

コピー ~ 090116-017

MS Word で読み込むためには、Inkscape で保存するときに、

  • Encapsulated Postscript (*.eps)
  • Enhanced Metafile (*.emf)

を選択する。

activecell epsファイルをOfficeで使用する時の注意 によると、

EPSイメージファイルはMSOfficeの標準インストールで使用できる一般的なフォーマットです

Encapsulated PostScript – Wikipedia とは、

PostScriptをベースとし、バウンディングボックスプレビュー画像等の他のメディアに埋め込む際に必要な情報を補った画像ファイルフォーマット

ベクトルデータとビットマップデータの両方を含むことができ、ベクトルデータのみを含むEPSファイルは、画像を拡大しても画質が落ちることはない

 

MS Word で編集

上記の形式で保存したファイルを MS Word で開いた後、

画像で右クリック > 図の編集

を選択することにより、個々の要素を変更できる。

 

4. その他

Inkscape でぼかした (blur) 要素は、OpenOffice Draw, Word 共に再現されなかった。

2009年1月5日月曜日

Word で目次のカスタマイズ

目的

目次を作成した後に、目次のスタイルを変更したい。

 

スタイルのカスタマイズ

作成された目次内にカーソルを移動し、目次を作成したときの要領でメニューより「挿入 > 参照 > 索引と目次」を選択。

「索引と目次」ダイアログが表示されたら、「目次」タブを選択し、「全般」の書式セレクトボックスにおいて「任意のスタイル」が選択されていることを確認。目次に表示したいスタイルのレベルを適当に設定する。

「変更」ボタンを押すと、「文字/段落スタイルの設定」ダイアログが表示される。カスタマイズしたいスタイル名を押して「変更」ボタンを押す。

「スタイルの変更」ダイアログが表示されるので、「書式」セレクトボックスを押し、カスタマイズしたい対象を選択し、値を変更する。

090105-004

 

独自の書式を適用している場合

メニューの「書式 > スタイルと書式」において、独自の書式を作成しているときは、「索引と目次」ダイアログにおいて、「オプション」ボタンを押す。

「目次オプション」ダイアログが表示されるので、スタイル一覧から独自の書式を探し、目次レベルを設定する。ここで設定した値が、先ほどの「索引と目次」のアウトラインレベルに影響を与える。

090105-005

 

その他

分割されたファイルでも目次が作成できるようだ。