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2013年9月26日木曜日

マウスクリックの反応が悪いので、プラスチック板を貼って応急処置

1. マウスクリックの反応が悪い

最近、マウスの調子が悪い。クリックしても反応がなかったり、ドラッグ中にクリックが解除される。特に文字を選択しようとすると、途中で解除されてしまうのが困る。

クリックする力を強くすれば問題なく動作する。しかし、軽いタッチでマウス操作ができないと不便でしょうがない。

以前、スイッチを押さえる部分が凹んでいたので、プラスチックの板を貼り付けて応急処置をしたことがある (2011年11月)。 このときは保証期間中だったので、新品と交換してもらえた。

今回は保証期間が過ぎているので、応急処置をして、完全に壊れるまで使うことにする。

 

2. 凹んだ部分にプラスチック板を貼り付ける

前と同じようににマウスの覆い外し、中身を確認した。下の写真における赤丸の部分は、左と右クリックに対応しているスイッチ。

DSC05671

クリックしたときに、このスイッチを押さえるパーツを確認すると、スイッチの形に合わせて溝ができている。

DSC05672

この部分にプラスチック板を貼り付けた。板の大きさは 5mm × 2mm 程度。いらなくなったクレジットカードを利用。

DSC05673

これによりクリックが普通に動作するようになった。ただし、マウスの覆いをネジで閉めるとき、きつく締め過ぎたらクリックができなくなった。そのため、緩めにネジを締めた。取り付けたプラスチック板が厚すぎたかな。。

それにしても、このマウス、毎日頻繁に使っているせいか、調子が悪くなるまでの期間が短い。コンパクトなマウスだから、その分スイッチも小さくて壊れやすいのだろうか?

昔使っていた ロジクールの古いマウス - Logitech MouseMan Wheel を購入したのは 10 年以上前だと思う。しかし、全く壊れる気配すらない。

 

3. 次回調子が悪くなったら「接点復活剤」を利用してみたい

ところで、自分と同じような対処をしている人がいた。

【パソコン購入術】ロジクール ワイヤレスマウス G700購入レビュー によると、

使用3ヶ月目から、ドラック中に勝手に放す現象が度々起こるように・・。裏面のネジを外し、とりあえず分解しました。

ロジクールG700本体カバーのウラ面。スイッチを押す面は少し凹んでいます。左クリックボタン側にカッターの刃を接着剤でくっつけました。この状態で1年余り使って来ましたが、クリックがWクリック動作になってきたので、G700は引退させました。

これに対して、スイッチの部分に「接点復活剤」をつけて直している人がいた。

接点復活剤 – Wikipedia とは、

接点復活剤(せってんふっかつざい)は電子部品で、スイッチなどの端子やリレー接点での接触抵抗の低減を目的とした薬剤である。

これらの接点は電気信号の OFF・ON を行う為、電気による放電など接点の金属表面が酸化もしくは汚れるなど著しい電気抵抗を生じることがある。電気抵抗が生じた場合、安定した信号が流れず、誤動作の原因ともなる。

これらの汚れなどを除去する為の薬剤が接点復活剤である。

接点復活剤: 自分の言葉で語りたい によると、

接点復活剤というのがあるのをご存知ですが。
パソコン関係や楽器関係や木工関係の電気機材を趣味でたくさん扱う私としては万能の特効薬みたいなものです。

特に効くのがスイッチの多い機材です。… 右左のマウスボタンやホイールはやはりスイッチの一種で人の力(指の力)でON、OFFをしている。人の指から汗や垢や食べ物のかすが知らず知らずにスイッチの接点に入り込んでスイッチを効かなくしているんです。マウスの裏蓋を開けて、そこにスプレー式の接点復活剤を吹き。そして数回ボタンをカチカチやってやる。それでほとんどの場合マウスのスイッチは復活します。

接点復活剤の使い方は以下の動画で確認した。

今度調子が悪くなったら「接点復活剤」を試してみようかな。

2011年11月19日土曜日

無線でもトラッキング能力が高いマウス Logicool の Anywhere Mouse M905 - クリックの調子が悪い

1. 今まで自分に合ったマウスが、なかなか見つからなかった

これまで、マウスをいくつか買い換えてきた。入力デバイスは、長時間使うものだから、できるだけ自分に合ったものを使いたい。それでいて、値段が高すぎないものを。

キーボードに関して、愛用の製品は、既に決まっている。

同じ価格帯で、よほどいいものがでない限り、壊れたら、また同じ製品を買うつもり。

これに対し、マウスは、良いものがなかなか見つからない。

 

ケンジントンのトラックボールを使っていた

昔、Kensington -  Orbit™ Optical Trackball の、型の古いものを使っていた。そのときは、ダブルクリックのし過ぎで、親指の関節が腱鞘炎になり、クリックするだけで、関節に激痛が走るようになった。現在市販されれいるものは、クリックが柔らかくなっている。

その後、Expert Mouse Optical Trackball の、古い型を使っていたことがある。トラックボールが大きく、操作性が良かった。慣れてくると、ピーンと指で弾いて、ポインタを移動させる操作が小気味よかった。

こちらは、腱鞘炎にはならなかったが、4つのボタンのクリックに慣れなかったのと、ドラッグ操作がやりにくかったこと、ゴミがすぐに溜まり、マウスの移動が正確にできなくなったので、結局、使うのをやめた。

現在のものは、改良されているだろうから、トラックボールを買うなら、この製品かな。もしくは、デザイン的には、Kensington - SlimBlade™ Trackball

 

手に自然にフィットする形のマウスが好き
その後、普通のマウスに戻り、Logitech MouseMan Wheel を購入。右手専用のマウスで、人差し指の部分がせり上がり、斜めに傾斜していた。このときから、自然に手にフィットする形状のマウスに傾倒するようになった。しかし、手の小さい自分にとって、このマウスは大き過ぎた。

そのため、右手の操作に疲れると、右手専用にもかかわらず、左手で使っていた。はじめは慣れなかったけれど、左手で使うときは、中指が右クリックだと、意識せずに使えるようになったときには、マウスを左右どちらでも使えるようになっていた。

次に購入したのが、ワイヤレスマウス、Microsoft Wireless Laser Mouse 6000 。これも、右手で使いやすいように、右にやや傾斜している。

長いこと使っていたために、左側面は、ボロボロに剥げてしまった。このマウスも、自分にとっては、少し大きかった。

使用場所にも問題があった。自分が使っている机は、木製でとても古く、表面は真っ黒。マウスを使用する位置の表面は、微妙に湾曲しているため、マウスを動かしても、マウスポインタを思うように動かすことが出来ない。マウスパッドを使っても、薄いタイプのものでは、効果がなかった。そのため、精度の高い、マウスが欲しかった。

 

購入候補だったマウス
その後、購入するマウスをどうしようか、検討した結果、手にフィットするタイプである、

か、または、小さくても操作性の良い

にしようか迷っているうちに、時は過ぎた。

 

2. 操作性が良く、トラッキング能力の高い、ロジクールの Darkfield テクノロジーを利用したマウスを購入

先ほど述べたように、今使っている机を利用している限り、マウスのトラッキング能力は必須。これを満たしてくれそうなマウスが、ロジクールから発売された。ガラスの上でも利用できるというのが特徴。

元麻布春男のWatchTower:四半世紀を過ぎて進化し続けるロジクール製マウスに迫る (1/2) - ITmedia +D PC USER」に、この技術に関して詳しく説明がされている。

Darkfieldレーザートラッキングテクノロジーは、高精度のセンサーを採用し、既存のレーザートラッキングテクノロジーをさらに高度化させたうえで、ガラスのような極端にコントラストの低いサーフェイスでもマウスが利用可能なよう、暗視野検鏡技術を応用したものだ。名称のDarkfieldとは、暗視野検鏡(Dark field microscopy)からきたものである。

肉眼や光学センサーは、一般に対象物の表面からの反射光を検知する。暗視野検鏡は、反射光ではなく、散乱光を検知することで、コントラストを飛躍的に高め、微細な構造を検知可能にする技術だ。この技術を用いた暗視野顕微鏡は、数10ナノメートル程度のキズや構造を検知することができる。

Darkfieldレーザートラッキングテクノロジーは、通常時は従来のマウスと同様、1つのレーザー光源によるサーフェイスからの反射光(物質表面のテクスチャ)を高精度センサーで検出する。マウスがガラスなどの上にあり、反射光が検出できない(レーザー光がガラスを透過してしまうため)場合は、2つ目のレーザー光源を照射し、擬似的な暗視野検鏡の環境を作り出し、ガラス表面の微細なキズやホコリなどを光学センサーが検出して、トラッキングを行う。したがって、ガラスの上で使うとバッテリー駆動時間が短くなるが、利用できないより格段にいい。

(装飾は、引用者による)

発売されたのは 2009 年に、2機種。2011年現在でも、それ以降、後継版は出ていないようで、以下の2機種が、ロジクールのサイトで紹介されている。

左側のマウスは、大きかったので、選択肢は

しかなかった。もし、Performance Mouse M950 が、一回り小さければ、間違いなくこちらを購入していた。

Anywhere Mouse M905 は、左右のどちらの手でも使えるように、傾斜がない。これでま、手のフィット感を、一番重視していたので、購入前はかなり躊躇した。また、小さいマウスも使い慣れてないので、果たして、操作性が良いのか不安だった。

しかし、実際に使ってみたら、これほど良いマウスはない。側面のラバーは、感触がよく、何よりもトラッキング能力が高い。以前のマウスでは、まともに操作出来なかった場所でも、何の影響もなく、普通にポインタの操作が可能。電池は、2本入れる場所があるけれど、片方でも動作するので、それほど重くもない。

ただし、上記の解説でもあったように、電池の減りは早い。充電できる電池は必須。

それにしても、このマウスのトラッキング能力はすごい。操作性も良いので、マウスが壊れたら、この後継版を買うつもり。

追記(2012/05/12)Anywhere Mouse M905r は、Anywhere Mouse M905 の後継版。

ASCII.jp:ロジクール製の人気マウスがリニューアル「M905r」が近日発売

… 基本スペックはそのままに、カラーをブラックからグレーに、表面をマット加工からエナメル加工へと変更した。

LOGICOOL エニウェアマウス M905r
B007SRJQLW

 

3. 最近、マウスクリックの調子が悪い

そんな Anywhere Mouse M905 が、少し前から調子が悪い。

症状は、

  • テキストを範囲選択しようと、ドラッグすると、途中で選択が解除されてしまう。
  • ウィンドウのタイトルをつかんでドラッグすると、途中で離れたり、ダブルクリックして最大化したときのようになる。

ただし、以前よりも力を込めて、操作をすれば上記の症状は起こらなかった。

悪いことに、これまでマウスが壊れた経験がなかったので、保証書をちゃんと管理しておらず、行方不明。 (@_@; 修理に出すことは諦めた。

症状から調べたら、チャタリング – Wikipedia の可能性があった。

PC用の古いキーボードを操作したとき、キーを一度押しただけなのに、複数回入力されることがある。あるいは、マウスのシングルクリックが、意図せずダブルクリックとして入力されてしまう。これは、接点の劣化によってチャタリングが発生し、細かいオンオフがキー入力と判定されるためである。

マウスチャタリングキャンセラ を使い、Readme.txt に書かれていた設定、

ボタンを押し込んだ状態でチャタリングが発生するマウスでは、チャタリングが発生するとドラッグが出来ません。ドラッグ失敗が多発している場合は、「イベントディレイ方式」を使用してください。

を試し、色々値を変えても、問題は解決されず。 (+_+)

 

4. スイッチを押さえる部分が劣化していたので、応急処置をした

Anywhere Mouse M905 の保証期間は 3年間。

しかし、保証書が見つからなかったので、分解して、応急処置が出来るか検討することに。

分解の方法は、以下のブログを参考にした。

まず、マウスの裏面を向ける。

DSC03467

最初、右上の樹脂を外した。しかし、そこにあるはずのネジが見えず。両面テープのようなものが張り付いているようなので、これをマイナスドライバーではがした。

DSC03468

マウス後方のネジは、電池を入れる部分にある、シールをはがすと見えてくる。カッターの先で慎重にシールを浮かせ、ピンセットでつまんで浮かせた。

DSC03472

これで、マウスの上部を外すことができた。下の写真は、左右で上下逆にして、写してしまった。丸で囲んだ所が、クリックでスイッチを押さえる部分と、スイッチ。

DSC03473

これは、スイッチを拡大したところ。この状態で、スイッチをドライバーで押さえたら、何の問題もなく操作できた。

DSC03473 (2)

スイッチを押さえる側を拡大して見たら、スイッチに対応する溝ができていた。元々あった溝かどうか分からないが、右クリックに対応した部分は、左クリックに対応した部分より、溝が少し浅かった。

もしかすると、この溝があるために、軽くクリックしたときに、スイッチが OFF の状態になってしまうのではないだろうか?

DSC03477

溝を塞げば、直るかと思い、薄いプラスチックの板を接着することにした。身の回りにあったプラスチック製の薄いものと言えば、書類を挟むためのクリアフォルダ。これをハサミで小さく切り、瞬間接着剤で貼り付け、よく乾かした。

DSC03479

下の写真は、ピンぼけだけれど、貼り付けた後の状態。

DSC03481

これでマウスを使ってみたところ、全く問題がなくなった。^^ ついでに、少しだけクリック音が小さくなった。

こんな素人の応急処置が、どの程度持つのかわからない。できるだけ、長く持ってくれるのを祈るばかり。

それにしても、ロジクールのマウスが、3年間も保証してくれるとは、全然知らなかった。今度からは、保証書を大事に保管しておこう。。 (+_+)

 

5. その後、ロジクールのサポートへ連絡したら、新品と交換してくれた

匿名 さん によると、

発売から3年未満の製品なので、保証書がなくても保証してくれる可能性がありますね。

保証書は、見つからなかったけれど、Amazon の購入履歴が残っていた。

mouseロジクールのサポートへ、マウスの症状と、応急処置をしたことを伝え、Amazon の購入履歴を添付して、Eメ-ルで相談した。

その結果、次の回答を得た。

ご申告の症状より、ハードウェアの不具合と判断いたしました。
つきましては、保証対象として製品一式を交換させて頂きます

ロジクール、なんて良い対応なんだろう。 ^^

もちろん、製品が壊れないのがベストだけれど、サポートが想像以上によかったので、今後、マウスを買うときはロジクールに決まり。

新品のマウスは、前のマウスに比べ、改善されている点があった。それは、一行ずつスクロールするモードにおいて、操作がしやすくなったこと。以前よりも軽いタッチでスクロールさせることができるようになった。