ホームネットワークにおいて、二台の PC の間でファイルをやりとりするとき、 Windows XP Profesional ではユーザごとに細かなアクセス管理をすることができる。これに対して Home Edition の方では「簡易ファイル共有」しかできず、細かな設定ができないようだ。
Windows XP で簡易共有を無効にして共有フォルダにアクセス許可を設定する方法 によると、
簡易ファイルの共有を使用すると、ワークグループやネットワーク上のすべての人とフォルダを共有すること、...
しかし、簡易ファイルの共有が有効になっていると、特定のユーザーやグループに対して共有フォルダへのアクセスを禁止することはできません。
このように、同じネットワーク上においては、誰でもアクセスできるような設定しかできないようだ。特定の人しかアクセスできないような運用にしたいので、簡易ファイル共有は使わずに、 FTP を利用することにした。
FTP で使うソフトは以下の通り。
サーバ側の設定
NekosogiFtpd の設定
設定 > ユーザリスト において、ユーザを追加する。このとき、「ユーザー別ホームディレクトリ」として、C:\Documents and Settings\ユーザ名\ を指定した。こうすれば、ユーザディレクトリ以下の全てにアクセスできる。
Windows の設定
FTPサーバにアクセスできるようにするため、ファイアウォールの設定が必要となる。
コントロールパネル > Windows ファイアウォール > 例外 において、プログラムの追加。 NekosogiFtpd を追加する。
IP アドレスの確認
クライアントから、サーバにアクセスするためには、サーバの IP Address を知っている必要がある。
コマンドプロンプト(Windows キー + R, cmd を入力して起動) で、ipconfig を実行する。表示された IP Address を控えておく。
クライアント側の設定
SmartFTP の設定
File > New Remote Browser において、先ほど控えた IP Adress 、Username, Password を入力する。
OK ボタンを押すと、FTP サーバに接続できる。